シンガポールに住む日本人御用達の薔薇色の楽園。肉を買うなら銀閣寺大西

シンガライフの過去記事でも屈指のアクセス数を誇る、銀閣寺大西の記事

日本人の牛肉好きDNAがついついクリックしちゃうのも納得の、あの薔薇色の牛肉達の美しさ…

そんな銀閣寺大西に、新しいラインナップが登場したという噂が入ってきました。もちろん見過ごす事はできません。早速真偽を確かめるために行ってきました!

静かなカトン・ジョーチアットエリアに牛の暖簾

時間は平日午後3時、そっと扉を開けるとそこはもう日本。そこには懐かしいお肉屋さん(高級)が!出迎えてくださったのは、写真よりもお若い、お肌ぴかぴかの佐多さん(33歳)です。

この道11年というのが信じられない若さは、オリーブオイルに近いと言われる和牛の上質な脂が為せる技かも…。もちろん入店前には体温検査が必至です。

入り口前のショーケースには、銀閣寺大西が厳選したその時一番美味しい特選和牛&国産牛がずらり

そして値段が安い!ローカルに不動の人気を誇るサーロインはさすがのA5、さしがパーフェクトです。他にもホットポットなどで使うしゃぶしゃぶ肉も人気です。こちらもさっとだしをくぐらせたら、霜降りの部分に熱が入り口の中でとろける旨さ。

ちょうど買い物中だったブライアンさん(イタリアンジェラート店オーナー)月に一度は必ず来るけれど、サーキットブレイカー中は列が長すぎて断念していたそう。この日も大好きなサーロインをお買い上げ。「他の日系店と比べても、この値段でこの質は別格。塩を軽く付けて食べると最高」との事。

ブライアンさんお気に入りのサーロイン、きれいな霜降りです。

ローカルと日本人のお客様、半々

違いがわかる奥様たち

もちろん日本人のお客様も切れることなく、ご来店。素敵な奥様4人組のお一人は「ウエスト方面に住んでいるので、中々チャンスがなく今日が初めて。ちゃんと保冷袋を持ってきました」と笑顔。もちろんミンチカツはご予約です。いつの日か、もう少し近いところに出来たら嬉しいとも。是非もう1店舗、増やしてください!

佐多さんは「A5ランク・A4ランクのランク指定や、神戸牛・松坂牛などの産地指定をされるお客様もいらっしゃいますが、当店ではランクや産地にこだわらず、その時一番の肉を置いています。販売時にご説明し、実際に試した後リピーターになって頂ける方も多いです」と話します。

こういった対面販売の醍醐味は、お客様に適切なアドバイスができる事とも。
こんなエピソードを明かしてくれました。「1.5kgの焼肉用のお肉をお買い上げになったお客様のことです。全部たれ漬けにして欲しいとご要望がありました。もちろん出来ますが、そうすると皆同じ味になるので、是非塩コショウだけで和牛本来の味を楽しんで欲しい…とお伝えすると、500gだけたれ漬けにし、1kgはそのままお買い求めになった」そうです。

また、ステーキ肉にも塩胡椒をあらかじめ振って欲しいと望まれる方もいますが、あまり早く塩をつけると水分が出てしまうので、焼く直前につけることをお勧めされるそうです。

切っていただきました!

冷蔵庫から取り出したのは、国産牛A4クオリティのお肉。佐多さんは今まで国産牛のA5は見た事がないそうで、A4というとトップクラスとなります。A5黒毛和牛と比べても、さしの均等さ以外に目立った違いは感じられません。プロの手にかかり、きれいな切り身となりました。これで$19/100gドルは間違いなく買いです!

佐多さん一口アドバイス
ステーキを焼く時は最初やや強火で焼き目をつけたら、あとは中火でゆっくりと火を通しましょう。そしてひっくり返すのは一回だけに。すると美味しく食べられます。焼き加減はお好みで。

人気の部位は

銀閣寺大西が厳選したその時一番美味しい特選和牛
向かって右上、国産牛赤身切り落とし($7.5/100g)、黒毛和牛こまぎれ$6.88/100g

日本人は様々な部位を購入するとのことですが、中でも人気なのが使いやすいこまぎれや切り落としだそうです。

こまぎれは、国産牛($5.0/100g)か黒毛和牛($6.88/100g)がほぼ日替わりで店頭に並びます。肉じゃがなど煮物にぴったりですね。もしくは牛のしぐれ煮とか?

カレーやシチューにぴったりの角切りは、この日店頭には並んでいませんでしたが、お願いすればカットしてくれます。大きめにカットしてトロトロのビーフシチューなんて、いいですね!

和牛ホルモン!!

和牛ホルモンは冷凍なので店頭には出ていません。こちらで確認してお申し付けください。

こちらは着いたばかり。和牛タンや内臓いろいろ。

今日訪れた目的の一つがこれ。牛を一頭買いの銀閣寺大西は、最近その美味しい内臓やホルモンが入荷するようになったんです!解体後、きれいに洗浄し冷凍した物が真空パックで入ってきます。メインショーケースの前にあるショーケース横の黒板に、ホルモンのバラエティと残り状況が出ています。

この日は、ほほ肉とテールはすでに完売。実はシンガポーリアンが我先にと買っていくそうです。美味しいところを知っているんですね。タンもタン先のみ残っていて、他は売り切れていました(泣)。当たり前ですが、タンは一頭ひとつだけ、しかも皮を剥ぎ整えていくとタン元は400グラムほどしか取れないそう。高いお値段も品薄な状況も仕方ないこと。

雪のような白さ♡小腸$10.6/100g。もつ鍋スープもご一緒に。

佐多さんおすすめは小腸(真っ白できれい♡)と博多もつ鍋のだし。恐らくシンガポールで和牛のもつが買えるのは銀閣寺大西さんだけ(な、はず)。コリコリの食感とまったく臭みのないもつは最高です。もつ経験が少ない方にも気に入って貰えること間違いなしです。

こちらが銀閣寺大西の新メンバー小野田さんです。

これまで日本人スタッフは佐多さん1人だった銀閣寺大西に、待望の日本人メンバーが参戦。その名も小野田さん。今年で3年目の小野田さん。肉に魅せられた肉マスターの1人です。京都を愛する小野田さんは、職選びの基準の一つに転勤のない会社というのがあったそうです。なのに今はシンガポール…だけどとても楽しく、シンガポールのお客様との触れ合いをエンジョイしていると笑顔。

佐多さんも仰っていましたが、大学卒業後、仕事選びの際に銀閣寺大西のスタッフが楽しそうに仕事をしていて、そして社長の思いに賛同して、かつ人を幸せにする仕事を選んだそうです。

それまで包丁も握った事がなかったのに、一歩一歩頑張って。今では愛用の3本の包丁が大事なパートナー。京都の専門店で自分に合わせて調整してもらいました。そして届いた肉を見ると、肉質や見た目から出来の良さや味のイメージまで湧くように。「毎日違う、牛肉は見ていて飽きることがない」と佐多さん。

ただ銀閣寺大西で働いた弊害は他で肉を食べられなくなったこと。美味しいものを知ってしまったからでしょう。羨ましいというかなんだかのろけられた気分です(笑)

ちょうどローカルスタッフが、ミンチカツ用のキャベツを刻む所を見せて貰いました。なんと全て手で刻んでいました。機械は使わず、トントンと粗みじんにきざんでいきます。

この男性スタッフも包丁など握った事もなく、徴兵を終えた後とりあえずにと始めた仕事でした。しかし佐多さんの人柄と仕事の楽しさに惚れ込み、辞めることができなくなった(本人談)マイ包丁も買い込み、頑張っています。

23歳のワントンくん。銀閣寺大西大好き!

新鮮キャベツと玉ねぎの下には上質なお肉がぎっしり。

全ての人を虜にする美しいお肉たち。そんな気持ちが入っていたら、より美味しくなるのも納得です。最初はたった1人から始まった銀閣寺大西伝説@シンガポール。大変だった事は?と佐多さんに聞くと「全て」。

初めての海外での仕事、家族とも離れ(素敵な奥様と愛児は今はシンガポール!)、日本人1人、英語も出来ず…と辛い事もあったそうです。でも持ち前の頑張りと周りのサポートで乗り越えた佐多さん。

オープンして以降、お客さんの数は着実に増えているといいます

その要因の一つに美味しい調理済み食品もあるでしょう。

見よ、このバラエティ!牛丼ただいま準備中です。

という事で今回は実際に「作ってみた」コーナー!
全部人気ですが、その中からまずはミンチカツ。ミンチカツ、ボリュームたっぷり!一枚4ドル

手のひら大のずっしりとした重さ。かなり大きめの生パン粉に包まれたミンチカツ。揚げものは作り立てが一番とのことなので、家で揚げてみます。失敗しないように佐多さんからアドバイス。

という事でパン粉をちょっと入れてみて、一旦沈んで上がってきたら即投入。もちろん一個だけ入れます。今回は油はちょうど一個覆うくらい入れました。温度は中高温のままです。色が変わる頃には音も変わりました!一度ひっくり返して1分。油から上げるときれいな黄金色。包丁を入れると肉汁が滲み出してきました。

そうキャベツを切っているときにみた材料のお肉は見事なピンク色。ミンチには上質すぎるお肉で、この肉汁はそのたまもの。待ちきれずすぐにガブリ。サクよりももっと強め、カリっという音と共に熱い甘い肉汁がじゅわ〜。確かにソースは必要ありません。もちろん家族にも大好評!

もちろんお店で揚げてもらって、それを自宅のオーブントースターで温めても美味しいです。お急ぎの時はそちらをぜひ!

佐多さん一口アドバイス
お店のフライヤーは175度くらいなので、なるべく高温に。そして一度に入れると温度が下がるので一個一個揚げるのがおすすめ。からりと揚がったら音が変わるのでわかるはずです。ソースは付けずに召し上がってみてください。

次は牛丼です。こちらは秘伝のソースで調理済み。温めなくても良さそうですが…

さっそく小鍋に水を入れ、火にかけます。軽く温まって脂身の部分が透明になれば十分。即取り出そう、温かいご飯にオン!ほんのり甘くてお肉は超柔らか。思わず笑顔がこぼれます。たっぷりのタレも嬉しい。汁だくの牛丼。至福の時。

佐多さん一口アドバイス
できれば湯煎がおすすめ。中の脂身が透明になったらOK

ついでに国産黒毛和牛たれづけ上焼肉、国産牛たれづけ上焼肉、タンも購入。この焼肉は色んな部位が入っているので味比べは難しいところ。分かるのは黒毛の方がさしが多い事くらいです。でもどちらも柔らかい!。

銀の塩ぽんずSサイズ:$13.10 Lサイズ:$35.80

そしてタン自体もいいのですが、タンを食べる際に使った銀閣寺大西オリジナル『銀の塩ぽんず』がまさに絶品。藻塩の旨さを改めて感じる逸品になっています。これは他の料理にも使えて超便利。ぜひ一家に一本備えたいソースです。

最後に実験したのは、冷凍後の味確認。銀閣寺大西さんのお肉はチルド状態でシンガポールへ入ってきます。なので買ってすぐ冷凍すればまとめ買いも可能です。冷凍庫なら2週間は問題なく、美味しいままだと言います。

佐多さん一口アドバイス
空気に触れさせないのがコツなので、なるべくぴったりと密封して冷凍庫へ。できればゆっくり解凍したほうがいいので、食べる1日前に冷蔵庫へ。それから調理してください。

とのことなので、冷凍したお肉を冷蔵庫へ。翌日取り出してみるとアイスビューティから、薔薇色の美女へ復活。なんとドリップが全く出ておらずびっくりしました。

今回の薔薇色の楽園への旅、楽しいミートワールドへの第一歩となりました。
冷凍もOKと分かった今、恐れることはありません。日本と同じ味が楽しめる、私たちの救世主銀閣寺大西。まとめ買いでシンガポールライフを生き抜きたいです。これでシンガポール生活の世界が広がる事は間違いなし。

最後に佐多さんからのメッセージをお伝えします。

事前にご注文いただければ、ご希望の部位、厚みや色々なリクエストにお応えできます。どうぞご遠慮なく、なんでもご相談ください。

佐多さん、小野田さん、そして肉を愛するローカルスタッフ全員が皆様に笑顔をお届けします!


《 銀閣寺大西 シンガポール店 》
住所:122 Tembeling Road,Singapore 423621
電話番号:6246-5131
最寄駅:ユーノス駅
営業時間:月、火、木〜日 10:00-18:00
定休日:水
Web:https://www.facebook.com/OnishiSG/

この記事を書いた人

林じゅん子

長崎県出身。バブル期の東京で浮かれて過ごし、そのままシンガポールへ。気がつけば20数年!香港映画がきっかけでアジア芸能にはまり、シンガポール初日本人芸能記者(自称)に。ラジオ、雑誌ともに芸能一筋、出会った芸能人は数知れず。 現在はエンタメ以外の3大好物、イケメン、おいしいもの、アニマルネタ目を光らせる。期間限定&新製品にも目がない、ローカルどっぷりジャパニーズ

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