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シンガポールでメイドを雇用することが困難に。新型コロナの入国制限で

シンガポール政府が新型コロナウイルスの感染拡大防止のために海外からの入国を制限した影響で、シンガポール国内で外国人家事労働者(メイド)を新たに雇うのが困難になっています。

ジョセフィン・テオ人材開発相が10月6日、議会において明らかにしたところによると、今年4月〜6月まで実施された、企業や学校に閉鎖などを求めた外出制限措置“サーキットブレーカー”期間中に労働省(MOM)に提出されたメイドの入国申請約4,100件中、承認されたのはわずか630件にとどまりました。

その後、MOMは、渡航前の陰性検査や入国後の自宅待機を条件に、入国規制を段階的に緩和。シンガポールに入国する外国人メイドの数は回復し始めたものの、多くの雇用主が新しいメイドを見つけられない可能性を懸念し、雇用中のメイドとの契約を継続させる中、シンガポール国内での就労経験を持つメイドも不足する事態が生じました。

これに伴い、こうしたメイドが、シンガポール国内で同じくメイドとして転職する際の希望給与額は、月平均約600~650Sドルから700~900Sドルに上昇。さらに、メイド紹介業者の紹介手数料も70~200Sドル値上げされているほか、メイドがシンガポールに入国する際に義務づけられる自宅待機および新型コロナウイルス感染検査に要する費用1,700Sドル弱も雇い主側の負担となっています。

また、メイドの就労までの期間もこれまで1カ月足らずだったものが3カ月近くかかるようになっています。これは、シンガポールで働くメイドの多くの出身国であるフィリピンを襲った台風の影響や渡航前の研修、MOMへの入国申請などの手続きが長引いてるからです。

新型コロナウイルスは、フィリピン、インドネシアといった近隣諸国での感染拡大が収まらないなか、シンガポール社会のあらゆる面に影響を及ぼしているようです。

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