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サーキットブレーカー中に“カメ”盗み、カメとの「ツーショット」SNS投稿、裁判で処遇焦点

カメ連れ出しツーショット

2020年5月、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、厳しい外出制限措置が取られていたシンガポールで、ロジャー・コー・チェン・シュアン容疑者(36歳)は、幼少時代の友人の家に押し入った上、友人がペットとして飼っていたカメを連れ去ったとして、不法侵入の罪に問われています。

さらに、コー容疑者は連れ去った後、「新しい僕のペット」としてカメとのツーショット写真をSNSに投稿。盗まれたカメは2.5シンガポールドル程度の価値とみられています。

今年1月21日に開かれた裁判で、コー容疑者は家に押し入ったという不法侵入については罪を認めました。これに加え、外出が当時の新型コロナ対策の規制違反に当たるかも調べが進んでいます。

昨年5月23日の正午、コー容疑者は人がいないタイミングを狙ってセンバワンにある友人宅に侵入。「友達を困らせてやろうと思った。僕がもらえるはずのカメを見つけたかった」と主張しています

その日の深夜、被害者が家に帰ると自宅が荒らされていた上、ペットのカメが行方不明に。スマホを見ると、コーがSNSにカメと一緒に映った写真をアップし、「僕の新しいペット」と投稿していることから、被害者は自宅に泥棒が入ったと警察に通報しました。

罰則か、特別な扱いか

法廷ではコー容疑者を通常の刑事罰に処すべきか、もしくは精神的な問題を踏まえて医療的な処遇にすべきなのかが焦点になっています。

弁護人は、コー容疑者は昨年から双極性障害のため通院しており、押し入った当時も治療中だったとしています。検察側も精神的な問題を抱えていた可能性があるとし、懲役刑ではなく精神医療的な処遇を受ける対象にするか見極めるべきだということに異論はないとしています。これらを踏まえ、裁判所はどのように扱うか慎重に検討しています。

コー容疑者は現在、10,000シンガポールドルの保釈金を支払い、身柄は拘束されていません。3月1日に判決が言い渡される予定で、この日は出廷が必要です。

不法侵入罪に該当すれば最長3カ月の懲役または最大で1,500シンガポールドルの罰金、またはその両方が課されます。

カメを盗むという極端な行動に走ったコー容疑者がどのような処遇とされるか注目です。盗まれたカメは現在、もとの持ち主の元に戻されています


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