シンガポールで朝活!定番の朝食やおすすめスポットをご紹介します
一年を通して高温多湿なシンガポールですが、朝は気温が低く朝活にも最適です。ローカルで定番の朝食は、お店によって味やスタイルもさまざま。数軒を食べ比べながら歩いてみるのもおすすめですよ。
今回は、シンガポールでの朝活におすすめの散歩コースや観光スポット、定番グルメを厳選してご紹介します。
シンガポールで楽しむ朝活
常夏の国シンガポールですが、早朝は涼しく朝活にもおすすめの時間帯です。
シンガポールの日の出は7:00前後とゆっくりめで、6時台の暗さに最初は驚くかもしれません。ですが一歩外に出れば、朝の爽やかな風が一気に朝活気分を上げてくれます!朝はスコールの確率も低く観光客が少ないことも、外での活動がしやすいポイントです。
朝活をするなら、現地の朝食や定番メニューは押さえておきたいですよね。さまざまな食文化に触れられるシンガポールでローカル感を味わいつつ、おいしさの確約もあって、加えてSNS映えなスポットでもあったらいいな、なんて。
そんな朝食を求めながら、早朝のシティ散策もとてもおすすめです!人通りが少なく涼しい朝の時間帯は、観光スポットをゆっくりと歩いて見て回るのにもぴったりですよ。
朝の散歩
シンガポールでの朝活なら、シンガポール川沿いを歩く「リバーウォーク」がおすすめです。川沿いの遊歩道は、マーライオン公園からクラーク キーの方へ続いています。
こちらの遊歩道をのんびりと散歩するのもリフレッシュになりますが、せっかくなので、周辺の歴史的な建物や記念碑もあわせて巡ってみませんか?
貿易港として栄えたリバーサイドは、今日のシンガポールに繁栄をもたらした場所。このリバーサイドは大きく3つのエリアに分かれ、埠頭を意味する「キー(Quay)」を持つ地名で親しまれています。マーライオン側から、ボート キー、クラーク キー、ロバートソン キーと、3つのキーで全長約3km。それぞれが個性的で、風情ある街並みやモダンな雰囲気が広がります。
中でもロバートソン キーは、一番落ち着いていて、人気の住宅エリアでもあります。緑が多く、早朝から犬の散歩やランニングをして朝活を楽しむ人が多いため、安心して朝散歩ができますよ。
ロバートソン キーをマリーナベイ方面に歩き進めたクラーク キー周辺は、フォトジェニックな場所も多く、散策にも熱が入ります。そのままマーライオン公園に進んで行くと、景色は一気に高層ビルの立ち並ぶ都会の顔に。
朝焼けが照らす、幻想的なマリーナベイサンズとマーライオンの美しさも必見です。
ライトアップされた夜のベイエリアとはまた違った景色が広がります。ぜひ、写真に収めてみてはいかがでしょうか。
観光スポットを訪門
クラーク キーはシンガポール川の両端にあり、駅周辺は歴史的建造物が点在しているエリアでもあります。
中でもひときわ目立つのは、白壁にレインボーカラーの窓が鮮やかな旧ヒルストリート警察署(The Old Hill Street Police Station)。灰色だった窓が虹色に塗り替えられたのは、1997年のこと。以前は警察署でしたが、現在は情報通信省の本部として利用されており、1階はアートギャラリーとなっている美しい建物です。
続いては、旧ヒルストリート警察署から徒歩圏内にあるビクトリア様式の建造物、アーツハウス(The Arts House)をご紹介。ベイエリアの方に近づきます。
クリーム色と白亜の壁が美しく目を引くこちらの建物、始まりはスコットランドの商人の邸宅でした。その後、裁判所、国会議事堂として利用されたのち、2003年に現在の美術館として生まれ変わりました。時代の移り変わりとともに役割を変えてきたアーツハウスの歴史を、深掘りしてみたくなりますよね。
さらに、アーツハウスと道路を隔てた向かいには、ビクトリア シアター&コンサート ホールがあります。
美しい時計塔が目を引くこちらの建築物は、1901年に逝去したビクトリア女王を追悼するためのメモリアルホールとして建設されました。ビクトリア メモリアル ホールと名付けられた建物は、のちに「ビクトリア コンサート ホール」に改名されました。改修工事を経てより一層の麗しさをまとい、シンガポールを象徴するランドマークとして、ベイエリアに佇んでいます。
最後は、プラナカン博物館です。クラーク キーエリアから少し離れますが、こちらも徒歩圏内です。
改修工事を終え、昨年4年ぶりに再開した3階建の博物館には、ユニークな文化と芸術が集結しています。展示品はもちろんのこと、さまざまな文化の融合が織りなす外観の美しさもまた必見です。
ご紹介したスポットは、全てクラーク キーから徒歩圏内です。ぜひ人通りの少ないうちに周辺を散策しながら、ベストショットを収めてみてくださいね。
ローカルな朝食を楽しむ
出典:Lau pa sat
屋台文化や外食文化が発展しているシンガポールでは、朝早くから営業を開始するお店も多く、至る所でローカルな朝食が楽しめます。名物のカヤトーストとコピを求めて、街角の喫茶店(コピティアム)やホーカーのコピスタンドには朝からたくさんの人々が集い賑わっています。
シンガポールには地域独自のコピと呼ばれるコーヒー文化があり、非常に濃厚で甘いのが特徴です。こちらのコピとカヤトーストをセットでいただく、これぞシンガポールで楽しむべき朝食のひとつと言えるでしょう。
また、シンガポールは東南アジアの中でも多様性に富んだ食文化を持つ国の一つ。中華系の「コンジー」と呼ばれるお粥や、インド南部の平たいパン「プラタ」も本格的な味わいで、ローカルでの朝食やおやつに人気の定番メニューです。
さらに朝のホーカーセンターへ出向くと、必ずと言っていいほどビーフン炒めのお店に行列ができているんですよね。店先を覗いてみると、店頭には作り置きされたビーフン炒めが大きなボウルにこんもりと盛られていて、次々と売れていくではありませんか。
吸い寄せられるように、ローカルの人々に混ざってうっかりオーダー完了。そして驚いたのはそのお値段です。右にならえで2種類の麺をミックスしたのですが、S$1.5でした。現地の人々に愛されるおいしさとお手頃さに、すっかり魅了されてしまった朝でした。
一緒に購入したのは、シンガポールで愛される定番ドリンク、アイスレモンティー。子どもも大人も大好きです。高温多湿な国での屋台飯に、束の間の涼しさをもたらしてくれますよ。
最近は観光地としてますます人気が高まっているシンガポール。世界中からの旅行者が絶えず訪れ、多民族国家ならではの料理を楽しんでいるのも納得です。
シンガポールならではの朝食が楽しめるおすすめのお店5選
シンガポールの朝食なら、やはりカヤトーストはマストです。シンガポール島内に70店舗ほどの支店を展開する国民的カフェと、創業100年の老舗店、おすすめするならどちらにしよう。いえ、どちらも同日に行ってしまいましょう!
さまざまな食文化を楽しめるシンガポールのホーカーならではの名店や、ローカルに人気のお店もあわせてご紹介いたします。
Ya Kun Kaya Toast(ヤ クン カヤ トースト)
カヤトーストは、カリカリにトーストしたパンにバターとカヤジャム(卵とココナッツミルク、砂糖、パンダンリーフでできたジャム)を挟んだもの。
1944年創業のヤクンカヤトーストは、その昔小さなコーヒースタンドとしてスタートしました。現在ではシンガポール島内に70店舗ほどの支店を展開し、モールや街中でも、店内は常に多くの人で賑わっています。人気メニューは【Kaya Toast with Butter Set】。カヤトーストと温泉卵、温かい飲み物が付いており、温泉卵に醤油をかけ、パンをディップしながらいただくのが定番スタイルです。
今回ご紹介するのは、レトロなチャイナタウンの街並みに溶け込むファーイーストスクエア店。こちらの本店でのみ、伝統的な炭火焼きトーストが味わえるとのことなので、他とは異なる香ばしいカヤトーストを求め、ぜひ足を運んで見てはいかがでしょうか。
Ya Kun Kaya Toast(ヤクンカヤトースト) ファーイーストスクエア店 住所:Far East Square 18 China Street #01-01 S049560 最寄り駅:Chinatown駅 営業時間:月~金 7:30-16:00、土日 7:30-15:00 定休日:無 電話番号:6438 3638 他店舗:有(CitySquareMal店l、Beach Road店 他67店舗) WEBサイト WEBサイト(日本公式サイト) |
Chin Mee Chin Confectionery(チン ミー チン コンフェクショナリー)
カトンの街で100年近く前に開業した老舗カフェ。レトロなブルーの建物はどこか懐かしさが感じられ、ほっこりした気持ちになります。
ここでは、カヤトーストや焼き菓子とともにコピや紅茶をいただくことができます。よくあるカヤトーストとは少し異なり、カヤジャムとバターが乗せられた丸パンが、オープンした状態でお皿に乗せられてやってきます。
外観のみならず、店内のノスタルジックな雰囲気も、テーブルに並べた食事やカップも全てがフォトジェニック!
店頭のショーケースに並ぶ焼き菓子は、種類も豊富で小ぶりなので、老若男女に人気です。イートインだけでなく、持ち帰りを求めて朝から行列の絶えないカトンの有名店です。
Chin Mee Chin Confectionery(チン ミー チン コンフェクショナリー) 住所:204 E Coast Rd, Singapore S428903 最寄り駅:Marine Parade駅 営業時間:火水木日 8:00-16:00、金土 8:00-16:00/18:00-23:00 定休日:月 WEBサイト |
真真粥品(Zhen Zhen Porridge)
チャイナタウンにあるマックスウェルフードセンター。ここでは、安くておいしい本格的なシンガポールのローカルフードが約100店以上並んでいます。
中でもこちらの真真粥品は、数多くの受賞歴を持つお粥の名店です。魚・鶏・卵、全部乗せなど種類も豊富。出汁がしっかりと効いていて、具材たっぷりのおいしいお粥が食べられると評判なんですよ。
サイズは大・中・小の3つがありますが、小サイズでもボリューミーですので、オーダー前に各サイズがどれくらいなのかを確認すると良いでしょう。朝5:30と早くからオープンしているので、朝活のスタートはここでお腹を満たしてから、というのも良さそうです。
真真粥品(Zhen Zhen Porridge) 住所:1 Kadayanallur St, #01-54 Singapore S069184 最寄り駅:Maxwell,Telok Ayer駅 営業時間:5:30-14:30 定休日:火木 |
Mr and Mrs Mohgan’s Super Crispy Roti Prata
出典:Mr and Mrs Mohgan’s Super Crispy Roti Prata
おいしいロティ プラタが食べたくなったらぜひこちらへ!サクサク食感のパン生地がクセになる、知る人ぞ知る人気店です。
みなさん、ロティ プラタというものを食べたことはありますか?インド南部の平たいパンのことで、シンガポールでは朝食やおやつとして親しまれています。アジアの食の集結地であるシンガポールでは、インドカレーのお味も本格的。初めて食べた付け合わせのロティ プラタのおいしさは、今でも忘れることができません。
平たい生地の中はモチっとしていて、口の中に入れるとバターと小麦のいい香りがふわっと香ります。ほんのり甘くってほんの少し塩気がある、非常にクセになる1枚です。
プラタの食感はお店によってさまざまで、柔らかいもの、モチモチしたもの、カリカリのものといろいろあり、バタープラタや、チーズや卵の入ったプラタもあります。ぜひお気に入りの1枚を見つけてみてくださいね。
Mr and Mrs Mohgan’s Super Crispy Roti Prata 住所:300 Joo Chiat Rd, Tin Yeang Restaurant Singapore S427551 最寄駅:Marine Parade駅 営業時間:6:30-13:00 定休日:水 電話番号:9794 3124 |
喜園珈琲店
出典:喜園珈琲店
綺麗な店内で、実力派ローカルフードが食べたい皆様に朗報です。ラッフルズホテルにほど近い街角に、「YY KAFEI DIEN」と書かれた青い看板が見えたら目的地に到着。ここは、朝から夜まで人の列が途絶えることのない人気店、「喜園珈琲店」。コピティアムと呼ばれる街のコーヒーショップで、朝から賑わいをみせています。
今回ご紹介するのはお店の看板メニューのひとつ、ビーフン炒め。朝の定番であり人気メニューのビーフンは早々に売り切れてしまう日も多いため、早めの到着をおすすめします。
色や味付けもお店によってさまざまなビーフンですが、ここ喜園珈琲店のビーフンは真っ白です。見た目に反して味はしっかりしており、コクのある塩味がクセになります。お皿の横に添えられるチリソースや青唐辛子と一緒に、味変をしながら有名店の味をご堪能くださいね。
喜園珈琲店 住所:37 Beach Rd, #01-01 Singapore S189678 最寄駅:Marine Parade駅 営業時間:7:30-19:00、土日 8:00-19:00 電話番号: 6336 8813 |
シンガポールでの朝活で、観光名所とグルメをたっぷりと味わおう!
シンガポールでの朝活におすすめのエリアと、ローカルで人気の朝食を厳選してご紹介しました。多様な食文化を堪能できるシンガポールは、朝食メニューもバラエティーに富んでいます。朝の涼しい時間を使って観光スポットをスムーズに周り、朝のシンガポールで「特別」を探してみてくださいね。
一度食べたら、すぐにまた食べたくなる。一度訪れたら、また訪れたくなる。そんな不思議な魅力でいっぱいのシンガポールとシンガポールの朝を、存分に味わい尽くしましょう!
■記事内容は執筆時点の情報に基づきます。
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この記事を書いた人
SingaLife編集部
シンガポール在住の日本人をはじめ、シンガポールに興味がある日本在住の方々に向けて、シンガポールのニュースやビジネス情報をはじめとする現地の最新情報をお届けします!