OECD【国際成人力調査】
シンガポールは順位上昇も、35歳以上の「読解力」低下に懸念
実社会で生きていく上での総合的な能力を測る『国際成人力調査(PIAAC)』の最新結果が12月に発表され、シンガポールは順位が向上したものの、若者と中高年労働者の間には依然として大きな能力差があることが示された。
PIAACは経済協力開発機構(OECD)が行う国際比較調査で、「数的思考力」「読解力」「状況の変化に応じた問題解決能力」の3分野について成人の能力を調べるもの。
シンガポールは「数的思考力」が31か国中10位(前回35か国中25位)、「読解力」が18位(前回28位)へと順位を上げたが、「状況の変化に応じた問題解決能力」のスコアは31か国の平均に留まった。また、16~34歳の当地若年層は今回も全3分野でOECDの平均を上回った一方で、35歳以上における読解力の著しい低下に対し、OECDから懸念が示された。
最新調査は16~65歳の当地市民・永住者5千人超が参加した。
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この記事を書いた人
SingaLife編集部
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