シンガポールで海岸のプラスチックゴミの97%は海外由来との調査結果

シンガポール国家環境庁(NEA)は1月13日、同国の海岸におけるプラスチックゴミの発生源と海岸への流れを把握するための調査を行った結果、97%が海外由来、3%が国内由来であったことを発表した。
調査ではさらに、シンガポールのモンスーンシーズンの風向きと海流がゴミの分布に大きく影響することやプラスチック破片の大きさにより拡散の仕方が異なり、破片が大きいほど長距離を移動する傾向も明らかになった。
また、プラスチックゴミの多くが日用品に由来し、特にポリプロピレンを主成分とする食品容器、カップ、ボトルキャップ、ビニール袋、石鹸ボトルなどが多かった。
政府は2022年に海洋ゴミに関する国家行動戦略を開始し、廃棄物管理の改善や企業の責任強化、レジ袋有料化などの施策を進めている。2026年4月には飲料のプラスチック容器や金属容器を自動販売機に返却するとS¢10の払い戻しが受けられる制度が導入予定である。
最新ニュースやプロモ情報をLINEとInstagram、メルマガでお届けしています!ぜひお友だち追加・フォローしてね!
この記事を書いた人
SingaLife編集部
シンガポール在住の日本人をはじめ、シンガポールに興味がある日本在住の方々に向けて、シンガポールのニュースやビジネス情報をはじめとする現地の最新情報をお届けします!