シンガポールの2024年詐欺被害、過去最多

シンガポールの2024年の詐欺被害額が前年の約S$6.5億から大幅に増加し、過去最高のS$11億に達した。被害件数も前年の46,563件から51,501件に増加し、被害者の約70%が50歳以下だった。

特に資金回収が困難な暗号通貨関連の詐欺が急増し、全体の約25%を占め、前年の6.8%から大幅に上昇。詐欺手口では電子商取引詐欺が最も多く、11,665件で被害総額は少なくともS$1,750万に上る。

被害者の半数が30歳から49歳で、昨年3月には、テイラー・スウィフトのコンサートチケット詐欺で960人以上が約S$54万を失った。また、求人詐欺は9,000件超で被害額はS$1億5,620万、フィッシング詐欺は高齢者を中心にS$5,940万であった。

警察当局には、今年1月に可決された詐欺保護法により詐欺の疑いがある場合に個人の送金を制限できる権限が付与され、潜在的被害の防止に努めている。


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この記事を書いた人

SingaLife編集部

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