【ジャパングリーンクリニック ドクターズルームから】
皆さんに届けたい!つぶやきコラム -Vol.1- PR

海外渡航やアウトドアの機会が増える現代、デング熱への備えは誰にとっても重要です。
本コラムでは、蚊に刺されないための具体的な対策や、発症時の早期診断のポイントを、ジャパングリーンクリニック院長として活躍する石田 卓医師が詳しく解説します。
デング熱にご注意を
![]() | 熱帯地方では、デング熱感染に注意が必要です。 この病気は蚊に刺されてウイルスが感染して発症します。高熱・頭痛・筋肉痛・吐き気・皮膚の発疹などのつらい症状が出現します。 |
潜伏期は最大で2週間なので、発症時には蚊に刺されたことを忘れている人もいます。「デング」はスワヒリ語で「ふらつく」という意味です。
多くの場合、重症化することなく治癒しますが、まれに出血症状がひどくなり重症化することもあります。心配な場合はぜひ早めにご相談ください。当院では血液検査で2時間以内に確定診断が可能です。
予防で大事なことは蚊に刺されないことです。この病気を媒介する蚊は昼に動きが活発になるので、日中長時間屋外にいる時には、可能な限り皮膚の露出を減らし、十分に虫よけスプレーを使いましょう。また、蚊の発生予防も大事です。小さな水たまりでも蚊は発生しますので、植木鉢の受け皿にたまった水などがないか、ご自宅の環境もチェックしましょう。
デング熱にはワクチンもありますが接種に条件があり、まだ十分普及していません。現在シンガポール政府はより安全で効果の高い新しいワクチンの導入を審査中です。
石田 卓医師プロフィール
![]() | ジャパングリーンクリニック院長。 北海道大学卒業後 福島県立医科大学特任教授、上海グリーンクリニック院長を経て現職。 日本内科学会認定総合内科専門医、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医。 「正しい診断は丁寧な問診と診察から」をモットーにしている。 |
施設情報
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●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。
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この記事を書いた人
SingaLife編集部
シンガポール在住の日本人をはじめ、シンガポールに興味がある日本在住の方々に向けて、シンガポールのニュースやビジネス情報をはじめとする現地の最新情報をお届けします!