シンガポール、成人の8割が習慣的読書:2024年調査結果

シンガポール国立図書館局(NLB)が実施した2024年「全国読書習慣調査(NRHS)」によると、成人の約8割、10代の約9割が過去1年間に1冊以上の本を読んだと回答し、同国の読書習慣が引き続き前向きであることが明らかになった。
調査は成人3,725人と13歳から19歳の若者898人を対象に実施され、習慣的な読書(週に複数回)は成人で81%、10代で89%と、パンデミック前の水準に回復している。
読書形式は、紙の書籍が成人で75%、10代で83%に対し、電子書籍はそれぞれ55%と54%、オーディオブックは14%と8%にとどまった。読書の利点として「世界観を広げる」「批判的思考を養う」との回答が多かった一方で、娯楽やリラックス手段としての評価は相対的に低かった。
専門家は、読書時間の確保が課題であるとし、学校図書館の蔵書拡充やNLBアプリの導入といった教育現場での読書促進策の重要性を指摘している。
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この記事を書いた人
SingaLife編集部
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