シンガポール航空業界、AIと自動化により今後5年で最大30%の職が再設計へ

シンガポールの航空業界では、約6万人の雇用のうち最大30%が今後5年間で再設計される可能性がある。7月18日の「OneAviationキャリア・教育フェア 2025」で発表された「航空業界の雇用変革報告書」によると、AIや自動化、持続可能性への対応など複数のトレンドが業務内容の変化を促している。

報告書は、航空分野で初めての包括的な人材調査を基に、労働力の現状と将来のスキルニーズを分析。手荷物取扱業務の自動化や、カスタマーサービスの職務内容の多様化など、業務の高度化が進むと予測している。

こうした変化に対応するため、民間航空局(CAAS)はチャンギ空港グループ、SIA、Satsなど主要企業と協定を締結し、業界の生産性向上と人材定着に向けた取り組みを推進している。

これらの施策は、2030年代半ばに開業予定のチャンギ空港ターミナル5の運用を見据えたものであり、運用開始前に既存のターミナルで業務転換を進める計画である。


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この記事を書いた人

SingaLife編集部

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