タイタニックの悲劇を体感。アジア初公開「Titanic: An Immersive Voyage タイタニック:没入型航海」、シンガポールで2025年11月30日まで開催中!

2025年8月より、シンガポール スコッツ ロードにあるFEVER Exhibition Hallにて「Titanic: An Immersive Voyage タイタニック:没入型航海」がアジア初上陸。
映画『タイタニック』で世界的に知られるこの豪華客船の悲劇を、視覚・聴覚・感情すべてで感じることができる、没入型エキシビジョンです。会場では、実際に乗船者の1人として、建造から沈没までの運命をたどる旅が始まります。

出典:FEVER
開催から1か月あまりですが、予約時間に行くとかなりの人数が並んでいました。

入場手順
まずは事前購入の際に届いたQRコードを入り口でスキャン。その際、こちらの搭乗券を受け取ります。

そこにはその人物が利用する客室の等級、名前、年齢、出身国などが記されています。当日、見学者はここに書かれた、それぞれの人物としてタイタニック号に乗船することになるのです。果たしてこの人物は生き残るのか、それとも亡くなってしまったのか、今はまだ知る由もありません。
あのシーンを再現!
中に入るとすぐ右手に、タイタニック号の船首を模した写真スポットが!

1997年の大ヒット映画『タイタニック』で最も印象的なシーンは、やはりジャックとローズが船の先端に立ち、両手を広げて「I’m the king of the world!」と言う場面でしょう。これを見た瞬間に、多くの方の脳内で、セリーヌディオンの名曲『My Heart Will Go On』が流れたことと思います。

ここにはレオナルド・ディカプリオはいませんが、きっと後ろハグで写真を撮る方は多いでしょうね。あのシーンを思い出すと、そこからあんな悲劇が起こるとは思えない、印象的な美しいシーンでしたね。並んででも撮る価値ありです!
タイタニック号の始まりから終わりまで
展示は、タイタニック号の設計図や建造の始まりからスタートします。

ここでは、大西洋での氷山の形成過程を知ることができるビデオが流れています。タイタニック号を沈めた、あの氷山についても知ることができます。
世界から結集した展示物

展示品はタイタニック ベルファスト博物館などの常設コレクションや多くの個人収集家からの貸借品もあります。旗やクルーの制服、船長の制帽や手紙など多岐に渡ります。
本物の歴史ある品々以外に、映画の小道具や、タイタニックを題材にした、数多くの映画のポスターも展示されています。じっくりと読み込んでいくと、タイタニック号に関しての詳しい情報や建造過程での事故など、興味深い内容を知ることができます。
タイタニック号の模型
タイタニック号の美しい模型は細部に至るまで再現。絶対に沈まないと言われた最新鋭の豪華客船、タイタニック号をじっくりと観察できます。

出典:FEVER
写真は撮りませんでしたが、1912年にタイタニック号沈没を最初に報じた シンガポールの新聞の大型パネルを展示しています。その当時のシンガポールの風景を写した写真などもあります。
船に乗船します

ここを通って、さらに奥へ行きます。何が待っているのか緊張しますね。
ダイニングルームも再現
また豪華なダイニングルームのスクリーンをバックに、あの夜ディナー時に使用したかもしれないカトラリーなども展示されています。

ローズも食べていたのでしょうか。
圧巻の大階段

そしてラスト近くの展示室では、映画のラストでの印象的なシーンを彷彿とさせる大階段があります。立体的に見えるこの階段の前も写真スポットです。
乗客情報
その近くには、乗客情報を見ることができる機械が設置されています。

案内パネルで、搭乗券に記された名前を検索すれば、その人物の情報が得られます。
乗客の生死について
壁の四方に多くの名前が記されています。このエリアにはタイタニック号に乗船した全ての生存者と犠牲者の名前が書かれており、乗客の生死はここで調べることができます。

自分の搭乗券に書かれている氏名はどこにあるのか、皆じっくりと調べています。映画でも描かれていたように、等級や性別によって生存率に違いがあることが明らかに読み取れ、胸が痛みます。ちなみにこの日、筆者は一等、同行者は二等でしたが、一等の女性は生存、二等の女性は死亡していました…。
メッセージ板には、たくさんの追悼のメッセージが残されており、1,500人近くが亡くなったという、タイタニック号の被害者たちを悼んでいます。
救命ボートに乗船

出典:FEVER
そしてクライマックスは、救命ボートに乗り、最先端の360度プロジェクションによって表されるストーリーを見ながら、乗客としてあの大事故を味わえます。

華やかなパーティーから一転して暗い海に沈んでいく、タイタニックの巨体は信じられない風景です。

こんなシーンも。
VIPチケットでVR体験が可能
参加者はVRヘッドセットを装着し、沈没船探査潜水艇に乗船し、海底を捜索します。

出典:FEVER
当日に追加することはできないので、興味がある方は購入時にVIPチケットを選びましょう。
ギフトショップもチェック!

もちろんエキシビジョンといえば、おみやげもの。
タイタニック号の旗やコップ、部屋のインテリアにもなるような大型のものから、キーチェーンなどさまざまなものがあります。

ユニークな写真体験ができるコーナーもあります。自分の写真を撮ってしばらく待つと、タイタニック号の乗組員や乗客になった自分の姿が映し出されます。顔も自分かな?といった感じに変わっていますが、人によって違っておりちょっと面白いです。もちろん購入も可能。必ずちょっとセクシーな写真が入っており、笑えます。
残念ながら、ここは写真撮影禁止なので、写真はありませんが訪問時にお試しください。
| ■「Titanic: An Immersive Voyage タイタニック:没入型航海」 |
| 🏡住所:FEVER Exhibition Hall 25 Scotts Rd, S228220 🚉最寄り駅:Orchard駅 📅開催期間:〜2025年11月30日まで 🕚開催時間:日月水木 10:00-20:00(19:30 最終入場)、金土 10:00-21:00(20:30 最終入場) 🔴休館日:火 【チケット料金】 ◉在住者 ・大人 18歳以上:S$20.90〜 / VIP S$32.90〜 ・13〜17歳、18〜25歳(学生)65歳以上、障がい者:S$17.90〜 / VIP S$29.90〜 ・子ども 4〜12歳:S$15.90〜 / VIP S$27.90〜 ・グループ(8枚まで)S$18.90〜/1枚 ◉非在住者 ・大人 18歳以上:S$24.90〜 / VIP S$36.90〜 ・13〜17歳、18〜25歳(学生)65歳以上、障がい者:S$21.90〜 / VIP S$33.90〜 ・子ども 4〜12歳:S$19.90〜 / VIP S$31.90〜 ・グループ(8枚まで)S$22.90〜/1枚 ※チケット料金は日によって異なります ※ともに3歳以下無料 🎫チケットはこちら |
タイタニック号の運命の航海を体験しよう!
1997年の映画『タイタニック』をきっかけに、再び世界の注目を集めた豪華客船の悲劇。「Titanic: An Immersive Voyage タイタニック:没入型航海」は、映画ファンから歴史好きまで幅広く楽しめる展示会です。
アジア初公開、シンガポール限定の没入型航海へ、ぜひあなたも乗船してみませんか?
●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。
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この記事を書いた人
林じゅん子
長崎県出身。バブル期の東京で浮かれて過ごし、そのままシンガポールへ。気がつけば20数年!香港映画がきっかけでアジア芸能にはまり、シンガポール初日本人芸能記者(自称)に。ラジオ、雑誌ともに芸能一筋、出会った芸能人は数知れず。 現在はエンタメ以外の3大好物、イケメン、おいしいもの、アニマルネタ目を光らせる。期間限定&新製品にも目がない、ローカルどっぷりジャパニーズ



















