一生自分の歯で噛むために! Aesthete Smilestudio Dr.YUMIKOが解説 「生活歯髄温存療法」と「歯髄再生療法」歯髄温存 ! PR

虫歯が進むと「神経を取りましょう」と言われることがあります。しかし今、歯科医療は“神経を守る”時代へ。歯の神経「歯髄」は歯に栄養と強さを与える大切な組織です。
注目される生活歯髄保存治療(VPT)や歯髄再生療法(RET)とともに、歯を守るために本当に大切なことをAesthete SmilestudioのDr. Yumikoが解説します。
歯の神経(歯髄)は大切
生きた神経が歯には必要不可欠です!
なぜならば、神経を失ってしまった歯(失活歯)にはさまざまなトラブルが生じやすく、いずれは抜歯の運命を辿ってしまうことが多いからです。
そうさせないように、神経は可能な限り温存しなければいけません。以前は、虫歯が大きいとすぐに抜髄(根管治療)となりましたが、今は神経を温存、または再生を目指す治療です!
歯医者を長年していると、歯の歯髄はいかに大切か!を、ひしひしと痛感します。
私は今でこそ患者さんに「歯を大切にね!」と口を酸っぱくして言っていますが、実は 私は子どもの頃に約半数の自分の歯を虫歯にしてしまったため、奥歯のほとんどの歯に神経がありません。
そんな神経のない歯の1本には、ヒビが入りやむなく抜歯となり、今ではインプラントが入っています。私のクリニックにも、こうした理由で抜歯となり、インプラントを入れた患者さんが少なくありません。
このように神経のない歯は、真っ二つに割れたりヒビがはいったりして、多くが抜歯の運命を辿ります。
神経を取った歯はなぜトラブルを起こしやすい?
なぜ神経を抜くと、割れやすいのでしょうか?
①神経のない歯は脆くなる!
神経のない歯は脆くなる!そのため、ヒビが入って割れてしまうのですね。そもそも、歯の真ん中には「歯髄」という血管と神経が通う組織があります。

歯も血流から栄養供給を行っているのですが、抜髄(根管治療)をするとそれができなくなるので、歯は抜け殻同然のようになってしまいます。
落ち葉や蝉の抜け殻をイメージしてください。 乾燥してパリッと割れるような感じですね。

だから、普通にご飯を食べていて何か少し硬めのものを噛んだ際に、突然パキッとヒビが入ったり真っ二つに割れてしまうのです。
一方で、神経のある歯であれば、間違えて石を思いっきり噛んでしまったとか想定外のアクシデントでしか割れません。
神経のない歯にヒビが入り割れてしまったら、残念ながらほぼ99%が抜歯宣告となってしまいます。
他にも、神経を取った歯にはこんなトラブルが起こります。
②根管治療の予後が悪い
根管治療(抜髄)はもともと、非常に難易度が高い歯科治療の一つです。 ですから、予後が良くないことも少なくありません。
「根尖病巣」と言って、根っこの先に細菌感染由来の膿疱ができてしまいます。
初めは自覚症状がなくても、何年か経ってから突然激しい痛みが出てきたり、時折 ジーンと疼くことを繰り返すようになったりします。そうなると、再治療(再根管治療)が必要となったり、またひどい場合には抜歯となってしまいます。
(過去記事参照+リンク)

だからこそ、「神経は抜いてはいけない。可能な限り温存しよう。」と注目されているのです。
神経を抜かずに残す治療― 生活歯髄保存治療(Vital Pulp Therapy:VPT)とは
生活歯髄保存治療(Vital Pulp Therapy:VPT)とは、細菌感染を起こした一部分の歯髄のみを除去し、感染していない無傷の歯髄は温存する治療法です。
一方で、根管治療は、歯から歯髄組織を全部抜き取ります。
①どのように治療する?

A. 深い虫歯で細菌が歯髄に達し、一部感染を起こした歯髄の状態
B. 感染歯髄だけを除去、切断面の徹底消毒
C. 特別な薬剤を直接貼付、その上から虫歯の穴の修復

このように、一部の歯髄は除去されますが、付け根部分では本脈と繋がっているため、歯は栄養供給を続けていくことができます。

そのため、歯が脆くなることもないですし、知覚も残ります。
一方で、根管治療をした歯は、歯の中から全部の歯髄組織が根こそぎ除去されるの で、歯の内部は空っぽになります。 代わりに、人工物で補填されますが、血液による栄養供給はできなくなります。

②メリットデメリットは?
| 🔶生活歯髄保存治療 歯にとってメリットが多いです。 ただし、成功しない(=後に結局神経がダメになってしまう)場合もあり、 その際には結局根管治療が必要になります。 |
| 🔶根管治療 ▪ デメリット1: 歯が脆くなる ▪ デメリット2:根管治療の予後不良 つまり、抜歯の運命を辿りやすいのです! |
ただ、生活歯髄保存治療を行うにあたって、唯一難しい点があります。
③治療のベストタイミングを逃さないように
一部の神経が感染し始めただけの状態の、ほとんどの神経はまだ一切損傷を受けていないタイミングで行われないといけません。 このタイミングを逃すと手遅れとなってしまい、通常の根管治療しかできなくなります。
ベストタイミングは、あれ?ちょっとおかしいかも?と自覚症状を感じ始めた直後。「痛み」よりも、「あれ?何か変かも?」と感じるくらいがベストですね。
何もしなくてもズキズキ痛い時は、すでに虫歯細菌がほぼ歯髄全体にまわってしまっている状態なので、歯髄の保存治療はできません。
「あれ?何か変だな。」と少しでも感じた時に、歯医者の予約がすぐに取れて、その場で治療が即刻開始されなければなりません。
そうしたことを考えると、歯髄保存治療を受けるのは、なかなかタイミング的に難しいと言えるでしょう。
④生活歯髄保存治療を成功させるために
だからこそ、普段から歯医者にチェックをしてもらっていることが大切になってくるのですね。痛みが出る前に歯医者に大きな虫歯を発見して治療してもらえば、歯髄の温存は十分可能です。
虫歯は、大きくなっても極限までは自覚症状が出ないことがほとんどです。 極限とは、虫歯細菌が歯髄に到達するかしないかのギリギリの時のことです。 そして、一旦歯髄が細菌に感染してしまうと、そこからはあっという間。 すぐに全体にまわってしまい、歯髄は壊死してしまいます。 この間はわずか数日といったところです。
そのため、痛みを自覚する前に、虫歯を歯医者に見つけてもらっておくことが、歯髄保存治療成功のための重要なカギとなってくるのです。では、壊死してしまった歯髄を甦らせる再生療法について見ていきましょう。
歯髄を甦らせる「歯髄再生療法」〜Regenerative Endodontic Therapy(RET)〜
これは、生活歯髄保存治療が手遅れでできなかった場合、自分自身の不要な歯(親知らずや矯正の便宜的抜歯など)から採取した「Stem Cells 幹細胞」を、成長因子などと共に歯髄腔の中に移植し歯髄を再生させる治療方法です。
※幹細胞を用いない歯髄の Regeneration は、以前から、生えたての永久歯のみを対象として行なわれてきましたが、ここでは幹細胞移植を伴う治療 Tissue Engineering のことです。

① 虫歯で細菌感染した歯髄
② 一旦歯髄は歯髄腔内から全部取り除き、そこを無菌的状態にする
③ 幹細胞と成長因子の混合物を歯髄腔内へ入れる
④ 歯髄が再生する
日本では2022年に歯科再生医療協会を軸として、研究機関以外での民間治療が可能になりました。
しかし、治療を実際に提供できる民間歯科医院は、基準をパスし認定登録された 少数の医院のみに限られます。また、そうした認定の歯科医院とは別に、歯髄幹細胞バンク施設との連携も必要です。
こうした背景から、実際の治療費用は非常に高額です。
成功率はどうかというと、臨床研究を含め、治療の成功率を確認できるほどの十分な症例数と予後経過年数が報告されていないため、抜本的な成功率を表す数字がまだ発表されていない状況です。
このように、歯髄再生治療は多くの人がもっと普通に受けられるようになるまでは、まだまだ時間が必要でしょう。
あなたの歯を一生守るために
いかがでしたか?神経を守り抜くことの重要性、きっとお分かりいただけたことでしょう。 あなたの大切な歯のためには、生きた歯髄が欠かせません!
そのために、今は根管治療に代わって、歯髄を温存する「生活歯髄保存治療」が注目されています。
そして今後は「歯髄幹細胞再生治療」が普及するかもしれません。しかしながら、ひどい虫歯にしなければ、こうした治療ってそもそも一切必要としないのです。
であれば、歯を虫歯から死守することが一番だと思いませんか?普段から歯医者に通って、虫歯の徹底予防と早期発見を心がけてください。
Aesthete Smilestudioの Dr.Yumiko は、患者皆様のお口の中を、歯医者自らがクリーニングをしながら隅々までを細かくチェック。 20年後30年後のことを考えて、学術的に正しい治療を行います。
(情報提供者)
![]() | 虫歯、歯周病、根管治療、といった一般治療から、審美・インプラントといった専門治療まで、患者様のニーズに応じた総合歯科治療が可能。 「美しく、そして丁寧に」をモットーに、女性ならではの繊細さと審美眼で、在星日本人の美しい歯の構築に携わっています。 患者様の状態に応じた適切な治療方針を提案しています。 |
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●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。
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この記事を書いた人
SingaLife編集部
シンガポール在住の日本人をはじめ、シンガポールに興味がある日本在住の方々に向けて、シンガポールのニュースやビジネス情報をはじめとする現地の最新情報をお届けします!





















