シンガポール航空「目的地のないフライト」は中止。代わりに世界最大の旅客機「A-380」でのレストランを実施

シンガポール航空は9月29日、検討中だった「目的地のないフライト」計画を中止する代わりに、シンガポール航空が所有する世界最大の旅客機「A-380」の機内で食事を楽しむことができるイベントを11月に開催すると発表しました。

イベントの内容は、

  • RESTAURANT A380 @ CHANGI
    世界最大で総2階建ての大型旅客機エアバスA-380機内でのランチ
  • INSIDE SINGAPORE AIRLINES
    シンガポール航空の訓練施設の見学ツアー
  • SIA@HOME
    ファーストクラスやビジネスクラスで提供される機内食を自宅へデリバリー

シンガポール航空の最高経営責任者(CEO)Goh Choon Phong氏は、新型コロナウイルスの影響で飛行機に乗る頻度が減ったとしても、この新しい取り組みを導入することで、航空ファンや顧客とのエンゲージメントを深めるだろうと述べました。

スイートルームは600ドル

10月2日、気になるその料金が明らかになりました。ランチの時間は3時間で、料金は下図の通りです。

エコノミークラス50ドル
プレミアムエコノミークラス90ドル
ビジネスクラス300ドル
スイートルーム600ドル
※支払いはシンガポール航空のマイルを使うことも可能

メニューは各国料理とシンガポールのプラナカン料理で、アルコール飲料2杯とノンアルコールの飲み放題が付いてきます。

ランチの予約開始は10月12日から。A380は通常470人程度の乗客を載せられますが、ランチの予約定員は明らかになっていません。

メニューは各国料理とシンガポールのプラナカン料理で、アルコール飲料2杯とノンアルコールの飲み放題が付いてきます。

参加者限定のお土産プレゼント

このイベントへの参加者は、特典としてKrisShopの割引やお土産がもらえます。サロンケバヤ、チョンサムやサリーなどの民族衣装で参加すれば、さらなるプレゼントがあるということです。

シンガポール航空はイベントの開催に当たり、新型コロナウイルス感染のリスクを減らすために徹底した措置を取ると強調。機内の清掃と消毒、グループの人数を5人に制限すること、安全な距離を保つこと、温度チェックが行われます。乗務員と乗客は、飲食時を除き、機内では常にフェイスマスクの着用が義務付けられています。

訓練施設のツアーの予約開始は、11月1日からで、開催日は11月21日、22日、28日、29日の4日間。ツアー参加者はパイロットや客室乗務員から訓練について話を聞いたり、フライトシミュレーターを見ることができます

追加料金を支払えば、パイロットが訓練に使用しているフライトシミュレーターの試乗、ワインセッション、客室乗務員トレーナーによる身嗜みワークショップなども参加できる他、子ども向けのジュニア客室乗務員体験もできるということです。サロンケバヤの制服を着て、接客技術を学び、A380ビジネスクラスのキャビンの模型で体験ができます。

ファーストクラスの機内食の宅配も

イベントには参加しないけど、シンガポール航空が恋しいという方にお勧めなのが機内食のデリバリー。国際的な評価を受けているシェフが監修した食事は、ワインまたはシャンパンとペアリングされて届けられます。また、ファーストクラスまたはビジネスクラスのアメニティキットと、料理の温め方や盛り付け方の説明書が付いてきます。

料金は
・ビジネスクラス:288ドル
・ファーストクラス:448ドル

ご自宅でお料理を温め直し、お皿に盛り付け、お出しするプライベートシェフのサービスをご希望の場合は、追加料金をお支払いいただくことも可能です。

海外旅行が待ち遠しい方は、機内食だけ楽しむのもありかもしれませんね!

この記事を書いた人

SingaLife編集部

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