シンガポール人男性と結婚する外国籍女性が高年齢・高学歴化。政府統計、教育水準の上昇が一因と識者

シンガポール社会・家族開発省(MSF)が4月22日に発表した統計によりますと、シンガポール人男性と結婚する外国人女性の高年齢化・高学歴化が進んでいる実態が明らかになりました。

統計によりますと、シンガポール人男性と非居住者(永住権保有者(PR)以外の外国人(non-resident)=NR)の女性との間の結婚件数は、2000年の3834件から、2019年は4426件に15%増加。2019年にシンガポール人男性と結婚したNR女性の平均年齢は、29歳となり、2000年が26.1歳、10年前の27歳から上昇しました。シンガポール人男性と結婚したNR女性全体のうち、25歳未満の女性の割合は、2000年の36%に対し、2019年は12%に低下しました。

また、シンガポール人男性と結婚したNR女性のうち、高等教育修了者・大卒者の割合は、2000年の36%から2019年は66%に増加しています。2019年の統計では、シンガポール人男性と結婚したNR女性の96%が、アジア諸国出身とのことです。

一方、シンガポール人女性とNR男性間の結婚は、2000年の989件から2019年には1727件へと20年間で75%増加。シンガポール人とNR間の結婚全体に占める割合も、2000年の21%から28%に拡大しました。

しかし、シンガポール人女性と結婚したNR男性の人口統計上の特徴は、長年あまり変わっておらず、2019年にシンガポール人女性と結婚したNR男性の平均年齢は31.3歳でした。
出身国は、アジア諸国が60%に上り、残りは、北米、欧州、オセアニアなどが占めました
高等教育修了者・大卒者は全体の78%でした。

シンガポール人男性と結婚するNR女性の特徴が変化している状況について、シンガポール経営大学のポーリン・ストローハン教授(社会学)は、「かつて外国人妻と言えば、家庭の経済的事情により結婚する域内の社会経済的地位が低い女性を思い浮かべたが、域内の経済成長に伴い、女性たちの母国で教育・経済的機会が拡大している」と分析しています。

東南アジア諸国が経済発展するなか、シンガポールで暮らす国際カップルのあり様も、変貌しつつあるようです。

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SingaLife編集部