ペストコントロールも!?環境サービス産業のデジタル化計画に害虫管理部門が追加

シンガポールの国家環境庁(NEA)およびメディア開発庁(IMDA)は4月22日、環境サービス産業のデジタル化計画が更新されたことにより、これまで清掃および廃棄物管理会社にのみ開かれていたデジタルソリューションを害虫駆除会社も活用できるようになると発表しました。

さらに環境サービス業界全体の一新もこの計画に含まれており、今後さまざまな管理部門間を移動できるマルチスキルの専門家を育成するなど、労働力の強化を期待できるということです。

環境サービス産業デジタル化計画は2018年に開始され、中小企業のデジタル化をシンプルにすることを目的とした中小企業GoDigitalプログラムの一部を形成しています。

企業は今後、清掃、廃棄物管理、害虫駆除サービスを相乗的に活用して、効率と生産性を向上させることが可能。NEAとIMDAは、これらのサブセクター全体に「課題」があり、企業は作業方法とサービスの提供方法を​​「絶えず改善」する必要があると指摘しました。

エイミー・ホル環境大臣は、新型コロナウイルスによるパンデミックが一般市民の公衆衛生の保護への関心を集め、環境サービス産業の変革の必要性を加速させたと述べています。

また、環境サービスに対する需要と期待の高まりに伴い、環境サービス業界が直面する労働者の不足という課題に対処し、現場での運用を合理化するために、デジタル化を推進する必要があります。そうして業界をより生産的にするために変革することは、シンガポールをクリーンで住みやすくサステナブルな環境を提供するために重要だということです。

色々な分野でデジタル化の進むシンガポール。
清掃ロボットのように、ペストコントロールをロボットが行う日もそう遠くはなさそうです。

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SingaLife編集部

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