シンガポール政府系財団、コロナ急拡大のインドへ医療用酸素などを緊急輸送
インドで新型コロナウイルス感染症が急拡大しており、深刻な医療崩壊が起きています。医療用酸素の不足で死に至る患者が続出しており、4月28日には新たに3293人の死者が確認され、それまでの1日あたりの最多を記録しました。
これを受け、シンガポールの政府系財団「テマセク財団」 はフェイスブックの投稿で、「医療用酸素と人工呼吸器、その他の医療機器をインドに緊急輸送する」と支援を表明し、最初の医療品が4月25日の夜、ムンバイに到着しました。
Today, Temasek is partnering with Air India and Amazon India News to airlift oxygen concentrators, non-invasive BiPAP…
Temasekさんの投稿 2021年4月25日日曜日
ムンバイに到着した支援物資は、インドの各病院や新型コロナウイルスの治療センターへ配布します。
シンガポールを含む複数の国は、インドで猛威を振るう感染力の強いコロナ変異株の流入を抑止するために、インドからの入国制限を強化しています。
シンガポールは4月23日から、過去14日間に乗り継ぎを含めてインドへの渡航歴を持つ、長期滞在ビザ保有者および短期滞在者の入国を禁止しています。また、インドからの渡航者に対する入国後の隔離期間を、それまでの14日間から21日間に延長しています。
世界各国からインドに届けられる支援物資が、一刻も早く支援を必要としている人のもとに届きますよう祈ります。
この記事を書いた人
SingaLife編集部
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