42歳シンガポール人の女、インドネシア人メイドの腕に熱したアイロンを押し付ける

42歳のシンガポール人の女が4月28日、インドネシア人メイドの腕に熱したアイロンを押し付けるなどの暴力を振るった罪に問われました

シンガポール警察は昨年10月30日「49歳のインドネシア出身のメイドを雇用していた女が、メイドに暴行を加えていた」と報告を受け調査。その結果、雇用主の女が2020年2月〜10月の間、繰り返し虐待をしていたことが明らかとなりました。

メイドの腕に熱したアイロンを押し付けたり、ハンガーや素手で叩いたり顔を殴ったりしていたとのことです。

またシンガポール人材開発省(MOM)によりますと、女は2020年1月〜10月の間、メイドに給与を支払っていなかったということです。

被告は4月28日、外国人労働者雇用法に基づく犯罪を含む10件の暴行罪で裁判にかけられ、6月9日に再び法廷に立つ予定です。

給与の未払いは、12か月以下の懲役、もしくは1万ドル以下の罰金、またはその両方が科せられる可能性があります。また、メイドを虐待した場合は、24か月以下の懲役、もしくは2万ドル以下の罰金、またはその両方が科せらる可能性があります。また女は今後、移民家事労働者(外国人メイド)の雇用を禁じられる可能性が高いとのことです。

これを受け人材開発省は、労働条件の向上と生活の安定を図るために、4月5日から移民家事労働者が暮らす家庭をランダムに訪問する取り組みを開始しました。

月に200戸の家を訪問することから始めていくとのことです。虐待の兆候があると判断した場合は、すぐに警察に通報します。

今回のような事件を繰り返さないために、対策の見直しや強化が急がれます。

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SingaLife編集部

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