シンガポールの学校施設で相次いで食中毒が発生

2021年4月下旬、シンガポールの学校施設で2件の集団食中毒が発生しました。

1件目は4月23日、シンガポール北東部・Ang Mo Kioにある「インターナショナル・フレンチ・スクール」の生徒とスタッフの合計151名が食中毒になりました。入院が必要なほど重篤な症状になった人は一人もいなかったということです。

同校は2歳〜18歳までの生徒を受け入れる学校で、給食ケータリングは世界50か国以上でフードサービスを提供するCompassのグループ会社であるChartwells社が担っているということです。

MOH(シンガポール保健省)とSFA(シンガポール食品局)が同校の施設を検査したところ衛生面での不備は見られず、またChartwells社が研究所を介して行った自社食品の調査においても「食品由来の病原体は検出されなかった」と発表され、引き続き原因は調査中です。

2件目は4月25日、Paya Lebar駅近くのプレスクール「Superland」で106名の子どもたちが胃腸炎の症状を発症したことが報告されました。本プレスクールのケータリング会社の詳細は明らかになっていません。

MOHとSFAによると、1人が入院したものの既に退院し、発症した子どもたちは全員回復したとのことです。こちらのケースにおいても、原因は依然調査中です。

シンガポールでお子様を学校やプレスクールに通わせている親御様にとっては、ここ最近の相次ぐ集団食中毒の発生は非常に心配になるもの。一刻も早い原因の究明が待たれます。

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SingaLife編集部

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