シンガポールのチャンギ国際空港のターミナルとジュエルが5月13日から一時封鎖、一般人の立ち入りを禁止
シンガポールのチャンギ国際空港は、空港での新型コロナウイルスのクラスター発生により、5月13日から5月26日までの2週間、第1・第3ターミナルおよび併設する大型商業施設ジュエルを一般向けに一時封鎖することを発表しました。第2ターミナルは2020年5月1日から封鎖されています。
第1・第3ターミナル及びジュエルで働く全ての職員は、日曜日から新型コロナウイルス検査を受けることを義務付けられています。
シンガポール民間航空庁(CAAS)とチャンギエアポートグループ(CAG)によると、一時封鎖の期間中もフライトを利用する乗客は引き続き空港を利用することが可能です。「旅客ターミナルビルへのアクセスは、航空券を持つ乗客と必要な空港関係者だけに制限されます。一部の必要不可欠なサービスと飲食店は営業を継続しますが、一般の人々は旅客ターミナルビルに入れません」と述べました。
シンガポール保健省(MOH)は5月12日、5月3日以降にターミナル3を訪れた市民に無料の新型コロナウイルス検査を提供すると発表しました。MOHは「検出されていない市中感染の潜在的なリスクを軽減するためであり、検査の予約方法に関してはSMSで該当者に通知します」と説明しています。
MOHは、5月3日以降にターミナル1とジュエルを訪れた全ての人に対しても、訪れた日から14日間健康状態を注意深く観察し、体調が優れない場合は検査センターまたは公衆衛生対応のクリニックでの無料で可能な検査を受けることを強く推奨しています。
CAGは先週、第1・第3ターミナルおよびジュエルの約9,000人の労働者が検査を受けると述べました。最前線のワクチン接種済み空港労働者に対しては、従来は28日ごとに新型コロナウイルス陰性を確認するための検査を実施していましたが、今後14日ごとに検査を受けるようになります。
CAASと CAGは、すべての空港労働者とジュエルで働くスタッフに対し、今後14日間、または新型コロナウイルスが陰性であると確認されるまで、必要な仕事や活動を除いて外出を控えるよう要請。また、「この期間中に他の職場や店舗に再配置するべきではありません」と述べています。加えて「新型コロナウイルスの進化する性質を考慮して、封鎖を延長することを含め、必要に応じて対策を見直し調整し続けます」という考えを示しています。
CAASとCAGは、パンデミックの間もシンガポールが世界との繋がりを維持できるよう、航空労働者が最善を尽くし続けると述べています。
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SingaLife編集部
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