シンガポールのコンドミニアムで5歳の女の子が溺死。母親が20分間目を離す

(写真はイメージです)

シンガポールのクイーンズロードにあるコンドミニアムで2020年10月、5歳の女の子が溺死していたことが判明しました。

2020年10月8日、母親はトイレの利用と夕食の用意を理由に自宅に戻り、約20分間女の子1人をコンドミニアムのプールに置き去りにしました。その後プールに戻った母親は、娘の姿が見えないことに気づき、コンドミニアムの警備員に助けを求めます。駆けつけた警備員は、水中でうつぶせになったまま動かずにいる少女を見つけ、急いで女の子を助け出しました。プールから引き上げたときには女の子の意識はなく、住人が女の子に心肺蘇生法を施しました。

その後女の子は病院に搬送されましたが、一度も意識を取り戻すことなく、事故が起きた日の3日後に死亡が確認されました。両親は、意識が戻らない娘の生命維持装置を外す決断を下したということです。

女の子は泳ぎ方を知らなかったことが明らかとなっています。事故が起きたプールの深さは1.3mなのに対し、女の子の身長はわずか1.06mでした。

女の子の父親は、誰かが娘をプールに突き落としたのではないかと考えています。女の子が溺れた直後に、白人男性が自身のアパートに向かって歩いている様子が監視カメラに捉えられています。白人男性の証言によると、男性はコンドミニアムの裏口から自身のアパートに直行したため、女の子の姿は一度も見なかったと主張しています。

しかしその後も、女の子の父親は、監視カメラの映像捜査を元に、事件の真相解明に取り組んでいます。死亡事故原因をさらに究明するため、検視官による死因特定の判定を延期しています。

海やプール、浴槽など子どもから目を離したわずかの間に事故が起きるケースは珍しくありません。海やプールで遊ぶときは必ず大人が付き添い、子どもから目を離さないようにしましょう。

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SingaLife編集部

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