2021年のシンガポール・ナショナル・デー・パレードコロナ感染拡大で8月21日に延期
シンガポール国防省(MINDEF)は7月22日、2021年のナショナル・デー・パレード(NDP、ナショナル・デーの記念行事)を新型コロナウイルス対策強化期間フェーズ2(7月22日~8月18日)終了後の8月21日に延期すると発表しました。
7月24日と同31日にそれぞれ予定されていたNDPのリハーサルとプレビューも、延期が決定しています。
ナショナル・デー当日の8月9日は、独立56周年を記念するセレモニー・パレードが開催される予定です。
セレモニー・パレードの内容は、2020年にパダンで行われたものと同様ですが、今年の開催場所は海上ステージ、マリーナ・ベイ・フローティング・プラットフォームとなります。
また、ナショナル・デーを記念して首相が施政方針演説を行うナショナル・デー・ラリーは、8月29日に行われます。
なお、同7~8日に行われる予定だったHDB住宅エリアでの花火およびシンガポール軍のパラシュート降下部隊“レッド・ライオンズ”によるパフォーマンスは中止されることになりました。
ジュロンの漁港で新型コロナウイルスの大型クラスターが発生し、国内の生鮮食品市場やホーカーセンター30カ所以上に感染が広がったことを受け、シンガポール政府は、国民の行動規制を強化。
飲食店内での飲食の禁止、社交の人数制限(2人まで)などの制限措置を、1カ月にわたり実施しています。
MINDEFは、「シンガポールの独立を記念して、1966年以来毎年、開催されてきた国民的行事NDPは、すべてのシンガポール人が1つの国民として一緒になって国の一体性を確認するものだ」とし、「日程変更に伴い、大切にされてきた伝統を維持しつつ、安全な状況でNDPを開催できるようになるだろう」との見解を示しています。
シンガポール中が毎年、祝賀ムード一色に包まれるNDP。コロナ禍の中、国民に希望を与えるNDPとなるよう、願いたいものです。
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SingaLife編集部
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