シンガポールの首都や面積、人口などの基本情報とその裏話を解説!

シンガポールにて2〜3年といった短期間の駐在・帯同で生活されている方も、永住権を持ってしばらく住む予定の方も、シンガポールで生活するからにはその国について知っておきたいものですよね。日本に住む家族や友人から、シンガポールについて聞かれることも少なくないでしょう。

今回はシンガポールの面積や人口、言語や宗教などの基本情報を、在住者ならではのエピソードも交えてご紹介します。




シンガポールの首都はどこ?

日本に住む親戚や友達から「そういえば、シンガポールの首都ってどこなの?」と聞かれ、答えに窮する…という方も多いのではないでしょうか?

その回答としては「シンガポールの首都は、シンガポール」です。

シンガポールは日本のように「東京都」や「大阪市」といった地方自治体がなく、シンガポール全体が一つの行政区分となるため、「シンガポールの首都は?」と聞かれたら「シンガポール」ということになるのです。シンガポールのように国全体が首都となる国は都市国家と呼ばれ、モナコなども都市国家の例としてよく挙げられます。


面積は東京23区と同じくらいで観光もしやすい!

シンガポールはメインのシンガポール島のほか、大小およそ60個の島からなる島国です。合計した国土面積は約720㎢で、東京23区の面積627.5㎢と同じくらいです。

端から端まで車で移動すると1時間足らずで移動できてしまうので、どの観光スポットにも短時間で行くことができてとても便利です。実際、先日日本への一時帰国の際にシンガポールの南側にある筆者の自宅から東側のチャンギ国際空港までタクシーで移動したところ、20分ほどで到着しました。

また、東京に住んでいると大阪のおいしいお店を紹介されてもなかなか行くことはできないものですが、シンガポールの場合、友人からおいしいお店やおすすめの観光スポットを聞いたときに距離が近いためすぐに行くことができるのがメリットだと感じます。

ただシンガポールの国土面積は少しずつ拡大しており、1960年以来、輸入した砂で海岸を埋め立て続けて約24%も拡張したそうです。かの有名なマリーナ・ベイ・サンズも埋立地に建てられました。




シンガポールの人口を東京と比較すると?

シンガポールの人口は2021年6月末時点で約545万人(うちシンガポール人・永住者は397万人)で、コロナ禍の影響により外国人が減り、全体的に減少傾向にあります。対して東京23区の人口は約971万人(2021年8月)なので、シンガポールの人口は東京23区の約半分ほどとなります。

実際にシンガポールでは東京都心のような満員電車を経験することはありませんし、駅などを歩いていても人混みを感じることはほとんどありません。(クリスマスシーズンのオーチャード駅など、時期によっては人が多い!と感じることもままあります)

また日本の外務省の統計によると、2020年時点でシンガポールに住んでいる日本人は3万6,585人と言われています。この数字はシンガポール総人口の1%にも満たないですが、肌感として街で日本人とすれ違う頻度は多く感じます


シンガポールと日本の時差はどれくらい?

日本とは1時間の時差があります。日本の方が1時間進んでいます。でも、経度がほぼ同じタイのバンコクやインドネシアのジャカルタは時差が2時間なのに、おかしくないですか?

理由はいろいろありますが経済的競争力を保つため、香港や上海の株式市場と開始時間を合わせる、とシンガポールが独立したときに決めたという説もあるそうです。

だからシンガポールは、太陽の位置と時計の表示とのギャップが大きく感じ、朝は7時まで暗いなんてこともあります!




シンガポールの公用語は?

公用語は英語、中国語、マレー語、タミール語の4言語で、第1言語は英語です。

国語はマレー語なので、国歌はマレー語で歌われます。ナショナルデーパレードのときに気づかれた方もいらっしゃると思いますが、兵隊さんの号令もマレー語ですね。

そうなるとマレー人が多いのかな、と思いますが、民族の比率では、中華系76%、マレー系15%、インド系7.5%(2019年6月)で、中華系が大半を占めています。マレー語が国語なのは、歴史的な理由からだそうです。

実際にシンガポールの街を歩いていると、人々の会話やアナウンスなど中国語を耳にする機会はとても多いです。一部中華系のレストランでは、中国語しか話せない中高年の店員さんがいることも。また、マーケットやマッサージ店などで中国語で話しかけられることもしばしばあります。しかしそういった場合でも、英語で聞き返すと英語で話してくれるケースがほとんどです。




シンガポールの宗教は?

多民族国家のシンガポールでは様々な宗教を持つ人が共生しています。具体的には仏教、イスラム教、キリスト教、ヒンドゥー教、道教など多岐にわたり、寺院やモスク、教会なども街の至るところに点在しています。中国式寺院のすぐとなりに、ヒンドゥー系寺院が軒を連ねるというのもシンガポールらしい光景の一つです。

このようにたくさんの宗教があるシンガポールですが、それぞれの宗教の祭日が国の祝日として制定されており、同じシンガポール人として共に祝おうとする文化があります。

5月のべサックデーではお釈迦様の誕生日を祝い、7月のハリラヤハジは「犠牲祭」とも呼ばれるイスラム教の祭日、また10月はヒンドゥー教の光の祭典・ディパバリでリトルインディアの街並みがイルミネーションで彩られ、12月のクリスマスも多くの場所でイルミネーションやイベントが開催されたりと、一年を通じてさまざまな宗教のお祝いを経験することができます。

生活をしているだけでそれぞれの文化を体感できるのは、シンガポールならではの魅力的な点です。




シンガポールの国旗

1959年に制定されたシンガポール国旗は、上下を二分して、上が赤、下が白になっています。赤は「普遍的な親愛」と「人類の平等」を、白は「澄みわたり、永遠に続く純潔と美徳」を意味しています。

また国旗の赤いところの左上には白い三日月があり、その隣には五つの星が円形に配置されています。この三日月は「勢いのある若い国家」、五つの星は「民主、平和、進歩、正義、平等」を表しています。

このようにシンガポールの建国の想いが詰まった国旗は、国家のアイデンティティを示す大切な象徴です。こうした経緯からシンガポールでは国旗の取り扱いルールが細かく決められており、ルールに違反してしまうと罰金も課せられるので注意が必要です!




ただし毎年7月1日から9月30日までの建国を祝う期間においては、そのルールが緩和されます!これは8月9日のナショナルデー(建国記念日)を盛大に祝うためです。

実際にこの時期にはHDBやコンドミニアムのベランダに住民が国旗を飾ったり、スーパーではミニフラッグやタトゥーシールなど国旗デザインのグッズがたくさん売られるなど、国旗をグッと身近に感じることができます。



シンガポールをもっとよく知って、生活を楽しもう!

今回は、住んでいても知らないかもしれない、シンガポールの基本情報を紹介しました。

あと一つ、追加すると、シンガポール中心部を東西に走る道路「ビーチロード」は、以前は海岸線だったからビーチロードと呼ばれているそうです。東部「マリンパレードロード」から東もビーチだったので、その道路脇にはそれを示す杭が打たれているんですが、現在はMRTなどの工事中で確認できません。工事が終わった頃に散策する機会があったら、探してみてくださいね。

基本情報を紐解いていくと、シンガポールの歴史が伺えて興味深いものです。この記事を参考にご自身でもっと深掘りしてみませんか?シンガポール生活がより楽しくなること間違いなし?です!




この記事を書いた人

SingaLife知りつくし隊

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