シンガポール航空 ファースト・ビジネスクラスで有名ホーカーとのコラボメニュー提供
シンガポール航空(SIA)は8月16日、9月から一部のシンガポール発便のファーストクラスおよびビジネスクラスの機内食として、ホーカー(屋台)料理を提供すると明らかにしました。
提供するホーカー料理は、国内のホーカー有名店とのコラボレーションによるものです。
メニューは、文東記(Boon Tong Kee)のチキンライス、松発(Song Fa)のバクテー(肉骨茶)、國記(Kok Kee)のワンタンヌードル、Bismillah Biryani Restaurantのチキンブリヤニ、秋蓮(Qiu Lian)の板麺などにわたります。
シンガポールのホーカー文化は2020年12月、ユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形遺産に登録。
Bismillah Biryani Restaurantを経営するBismillah Food Industry社の幹部、サイド・アザン・サラフディン氏は、SIAとのコラボレーションについて、「ホーカーフードを紹介し、シンガポールの味を世界に広めるタイムリーな取り組みだ」として、「今回のコラボを通じて乗客の心をつかみたい」と抱負を語っています。
SIAは、すでにラクサ、ミーシアム、ナシ・レマなどの人気シンガポール料理を機内で提供していますが、さらに今後、他の国内有名ホーカーとのコラボレーションも計画しており、国民の間でおなじみのホーカーブランドとのコラボレーションは、世界の注目を集めることになりそうです。
同社はまた、国内のメディア制作・配給会社と提携し、機内エンターテインメントシステムで提供する映画やドキュメンタリー、テレビシリーズ、音楽に国産作品を増やす方針も発表。
このほか、アクアティック・ジンジャー、シーショア・パースレーン、ホワイト・コプシアなど、今年刷新されたSIAの女性客室乗務員の制服にあしらわれている6種類の花の香りを取り入れたオリジナルフレグランス“Batik Flora by Singapore Airlines”を国内のパフュームブランドSIXと共同開発し、10月から商業施設IONオーチャードのSIAサービスセンターなどで用いるとともに、リードディフューザー、ピローミスト、オードトワレといった関連商品も販売する予定です。
新型コロナウイルスの影響で、まだまだ気軽に旅行を楽しめる状況ではありませんが、コロナが収束し、SIAを利用する機会がまた増えれば、機上などでシンガポールの魅力を再発見できそうです。
この記事を書いた人
SingaLife編集部
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