大人気YouTuber 元国内早稲田アカデミー校長ユウキ先生が教える勉強術

「学校の先生の説明がわからない」「塾の授業に遅れた」そんなとき、頼りになるのが教育Youtuberの存在。今、沢山の教育チャンネルがある中で、「わかりやすい!」と子供に評判の先生たちがいます。

大好評連載・第2回目にご登場頂くのは、日本の早稲田アカデミー元校長のユウキ先生です!

【ユウキ先生プロフィール】


三浦 祐輝(みうらゆうき)

都立新宿高校、青山学院大学文学部教育学科(現教育学部)卒業後、2006年早稲田アカデミーに新卒入社。入社3年目で校長に就任し、多くの保護者や生徒から信頼を集める校舎づくりに成功。町田校、川崎校、湘南台校の校長を務める。

2014年9月に早稲田アカデミーを退職し、船井総合研究所に入社。コンサルタントとしてのキャリアを開始する。2018年船井総研を退社後に独立コンサルタントとして活動。現在は中小企業支援を本業にしながら中学受験に関する情報発信を各SNSで行っている。息子も早稲アカ通塾中。

Twitter:https://twitter.com/yukimiura1984
Youtube:早稲アカ応援Tube【元早稲アカ校長が語るワセアカの魅力】

親がするべき具体的な声かけなど、参考になる内容が満載です!

早速ですが、ユウキ先生のご経歴についてお伺いしてもよろしいでしょうか?

大学では教育学部だったので、教員養成課程を学んでいました。特に教育心理学や問題行動を起こす子どもについて興味持ち、いろんな本を読んだ記憶があります。

2006年に早稲田アカデミーに新卒入社しました。その後、2008年に当時最年少で校長になることができました。

現在は自分の仕事の価値を高めるためにMBA取得のビジネススクール(グロ-ビス経営大学院)にオンライン通学しています。2022年3月卒業予定です。

ユウキ先生の教育のモットーは何でしょうか?

本気でやる子を育てるという教育理念がベースになっているので、勉強で成績を伸ばすことはもちろん、何事にも真剣に取り組む人間を作るということが教育の目的だと思っています。子どもを勉強サイボーグのように、テクニックだけを詰め込んで優秀な学校に進学させるのではなく、あくまで子どもの本気を引き出すことに重点を置いています。

志望校に合格するためには受験テクニックも重要ですが、「生徒が本気になって成績を伸ばすこと」に価値を置いているので、受験を通して社会で生き抜くための本気でやる力を身につけてもらえる点です。自分が大人になって学んだ分「こういう点は子どももつまずくよね」という感覚が分かったのが良かったです。

ところで、最初に塾講師を目指されたきっかけは何ですか?

高校2年生の冬、それまで大学受験をするつもりがなく当時組んでいたバンドでメジャーデビューを夢見ていましたが、病気で危篤状態になった祖父から「大学には行け」と言われたことがきっかけで受験勉強をスタート。

その時、当時通った代々木ゼミナールで「先生によって勉強はこんなに楽しくワクワクするものに変わるんだ!」という衝撃的な体験をして、勉強の楽しさを痛感しました。そして成績もグングン伸ばすことに成功したのです。当時、その楽しさを知らないまま不良の道を歩んだ妹を見て、世の中にいる勉強の嫌いな子に楽しさを伝えられる仕事がしたいと思ったことがきっかけです。

確かに「勉強はつらいもの」という考え方ではなく、楽しいものだと気付いた時点で道が大きく開けていくような気がします。

そうですね。やはり、楽しんで勉強している生徒はよく伸びます。卒業してからも、塾に会いに来てくれる生徒もいて、やはりそれは嬉しいですね。

受験のメリットデメリットについてどのように思われますか?

メリットは、勉強を通じて得られる圧倒的な知識量と作業処理能力だと思います。高校や大学受験とは段違いのレベルで身につきます。また、偏差値に関係なく、自分で進学先を選べるという自由もあります。それに加えて一定レベルの教育の質が担保されている点ですね。

デメリットに関して言えば、子どもの成績や学習方法について親が感情的になってしまう場合、子どもにプレッシャーをかけすぎることによって、本人の精神にマイナスの影響を及ぼす場合があることでしょうか。

我が子だと思うと、つい熱くなってしまう親御さんも多いとききます。中学受験で必ず親がするべきサポートとは何でしょうか?

最初は自転車のように手とり足取りサポートが必要ですが、それを徐々に離していくこととタイミングが重要だと思います。いろいろサポートしたい気持ちはわかりますが、親がすべきなのは、情報収集と情報提供です。

例えば、塾には普段の子どもの様子を伝え、子どもには学校の魅力を伝える手助けをしてあげる。それから、意外と大事なのは夫婦仲ですね。夫婦が仲良くないと、子どもが勉強をしたがらなくなりますので、穏やかな家庭環境が必要です。

また、子供に対する声かけの中にはNGワードがありますね。たとえば「成績が伸びなかったら、塾を辞めさせるからね!」と、思わず言ってしまう方もいらっしゃいますが、それは禁句です。また、「成績が伸びないので塾を辞めます」と、親が諦めてしまうことも非常に勿体ないです。一度中学受験すると決めたら、その覚悟は貫くべきです。

ユウキ先生はYouTubeもされていますね。YouTuberになろうと思われたきっかけは何ですか?

塾の情報は、ネットのうわさ話や憶測、また塾側の発信の綺麗な情報しかない閉鎖的な状態だと思っていました。ネット上の掲示板に書かれているようなことを目にすると不愉快な情報が多く、そんな情報で惑わされるくらいなら、ちゃんと客観的に早稲アカの良さを理解してもらえる方法は無いかな?と思い、動画発信を始めました。

現在の発信に対する手応えややりがいを感じることなどはありますか?

最初は本当に自分の想いを語るだけで、登録者も全然いなかったのですが、最初の動画がブログで紹介されて急激に登録者が増えました。

ユウキ先生の配信を見ていると、塾の先生にはなかなか訊けない塾や受験の世界が理解できるので、親御さんにとっても不安が取り除かれるかと思います。今後の目標などはありますか?

中学受験に挑戦する際に、教育環境に恵まれない子どもたちが何かしらの楽しく勉強することに価値を感じられるコミュニティを作ってあげたいと思っています。

受験生の方々へのアドバイスをお願いします!

志望校合格はあくまで目標、自分はなぜその学校に進学したいのか?何のために勉強しているのか?という志と目的を持つこと。目的や志は壮大なものじゃなくて良いので、自分にとって何が大切なことなのか?を常に思い描くことを意識してみてください。

最後に親御さん、生徒さんにそれぞれおすすめの本を一冊ご紹介ください。

私は大学では教育学科で学びましたが、教育を学ぶ生徒は必ず読むヘルマン・ヘッセの「車輪の下」は、子どもに勉強を押し付けてしまいがちな親御さんにおすすめしたいです。中学受験の沼にハマることなく冷静になれるかと思います。

また、子どもは、読書好きな友人と出逢えて意見交換が出来たら理想的ですね。私が子どものころは、宗田理さんの「僕らシリーズ」が人気でした。「僕らの7日間戦争」にハマって読書が好きになりました。中1の夏休み、ちょうど転校した時期で友達もいなかったので、ずっと僕らシリーズを読んでいました(笑)。

車輪の下で (光文社古典新訳文庫)

周囲の期待を一身に背負い猛勉強の末、神学校に合格したハンス。しかし厳しい学校生活になじめず、学業からも落ちこぼれ、故郷で機械工として新たな人生を始める……。地方出身の一人の優等生が、思春期の孤独と苦しみの果てに破滅へと至る姿を描いたヘッセの自伝的物語。

貴重なお話をどうもありがとうございました!これからも受験生への応援動画を楽しみにしています。読者の皆さんも、是非ユウキ先生の配信にアクセスしてみてくださいね♪







この記事を書いた人

栗尾モカ

ライター/ コミックエッセイスト 美大デザイン科卒業後、航空会社CAを経て出版社へ  「女のネタ帖」(学研)「サロン・ド・勝負」「おしゃれレスキュー帖」(KADOKAWA)