ドバイ万博シンガポール館 テーマは“自然。育み。未来”

※写真はイメージです

ドバイ万博シンガポール館の概要が9月28日、10月1日の開会に先立ち、バーチャルイベントを通じて公開されました。

今回の万博のシンガポール館のテーマは、“Nature. Nurture. Future (自然。育み。未来)”です。

総面積1,550m2の館内には、シンガポールの都市問題に対する解決策や持続可能な未来を築く取り組みなどを紹介する展示スペースが設けられているほか、空中庭園などに国花の蘭ヴァンダ・ミス・ジョアキムをはじめとする170種類以上の熱帯植物が展示されています。

同館は、自家発電が可能な太陽光パネル“ソーラールーフ”やさまざまな植物を活用して、汚染物質の削減を図る人工池“ファイトレメディエーション・ポンド”を採り入れるなど、環境対策に配慮した点も特色です。

170年にわたる歴史を有する万博が、中東・アフリカ・南アジア地域で開催れるのは、今回が初めてです。

参加国は190カ国以上に上り、438ヘクタールに及ぶ会場は、シンガポール館が位置する“サステナビリティー・ディストリクト”、情報やモノなどがかつてない速さで行き交う未来のグローバル社会を体験できる“モビリティー・ディストリクト”、よりよい明日を共に築いていくプログラムについて学べる“オポチュニティー・ディストリクト”の3つのゾーンで構成されています。

新型コロナウイルスデルタ株の世界的な感染拡大に伴い、各館は、安全対策を講じたうえで、来館者を受け入れるとのことです。

なお、シンガポール館では、オンラインを通じた各種プログラムの開催も予定しています。

各国の渡航制限が続き、国境をまたいだ往来がまだまだ難しいなか、ドバイ万博シンガポール館は、自然と共生した都市国家シンガポールの持続可能な未来に向けた試みを世界に発信する好機となりそうです。


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SingaLife編集部

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