シンガポール南部ラブラドールの海岸林を再生へ

※写真はイメージです

シンガポールのデスモンド・リー国家開発相は11月7日、南部ラブラドールに広がる総面積12.5ヘクタールの海岸林の再生作業を2022年から開始する計画を発表しました。

国が進める海岸林内の生物多様性を保護する取り組みの一環として行われ、官民協力の下、海岸林の環境に適した樹木5千本が植林されます。

さらに、ラブラドール自然保護区と周辺の緑地間のアクセス向上に向けた調査も実施され、利用者が周辺の生態系について学べる遊歩道も設置される計画です。

遊歩道の整備にあたっては、周辺のケッペル・ベイが創業の地である政府系複合企業ケッペル・コーポレーションが、100万Sドルを支援するとのことです。

国立公園局(NParks)によりますと、ラブラドールの海岸林に生育する樹木は、塩分や劣悪な土壌条件に対する耐性を有しており、リー氏は、11月7日に開催された植樹開始を記念する植樹式において、「今回の植樹は、森林に生息する生物に食べ物と住みかを提供するとともに、生態系のレジリエンス(回復力)強化につながるだろう」と語っています。

また、この日は、リー・クアンユー初代首相が11月の第1日曜日を“Tree Planting Day (植樹の日)”に定めた1971年11月7日から50周年にあたり、デスモンド・リー氏は、「50年たった今、シンガポールは緑化およびサステナビリティー実現を目指し、さらに力を注いでいる」と述べると同時に、政府の“a City in Nature(自然の中の都市)”構想の下、推進している “OneMillionTrees movement(100万本植樹運動)”にも言及。

生育環境の向上に努める上で、植樹本数にとどまらず、植樹する在来樹木の種類および植樹エリアの選定にも注意を払っていることを明らかにしました。

豊かな自然が守られてきたラブラドールの海岸林。植樹を通じて、貴重な自然環境の保存が図られるよう望まれます。



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SingaLife編集部