シンガポール本島の環状サイクリングロード 東半分がオープン

※写真はイメージです

シンガポール本島を1周する環状サイクリングロード“ラウンド・アイランド・ルート”(RIR)の東半分が1月22日に、オープンしました。

今回完成した区画は、北東部のプンゴル、パシリス、チャンギ・ビーチなどとイースト・コースト・パークや都心部、シンガポール・リバー沿岸、南部のラブラドール・パーク・エリアを結び、全長75km。

沿道には、海の景色が見渡せる展望デッキや木製遊歩道、太陽光を利用した充電ポイントなどの施設・設備が設置されているほか、かわうそや海洋生物の保護区も設けられ、運が良ければ、サイクリング中に、こうした生き物に出会えるかもしれません。

なお、ジュロン・レイク・ガーデンズや湿地公園スンゲイ・ブロー・ウェットランド・リザーブなどをつなぐ西半分は、2035年までに開通する計画です。

RIRが全線完成すると、島内最長の環状サイクリングロードとなります。

RIRは、都市再開発庁(URA)が2008年に構想を提起し、4年後に当時のテオ・チーヒエン副首相が、計画を発表。

2021年までに東半分が完成する予定でしたが、天候や新型コロナウイルスの感染拡大などで、完成が2022年1月まで遅れました。

政府は、2030年までに国内全世帯が徒歩10分以内で公園にアクセス可能にする計画“シンガポール・グリーン・プラン2030”を掲げており、RIRの建設も、その一環として推進されているものです。

また、こうした取り組みの下、2021年には、RIRを含むサイクリングロード/遊歩道8本(全長360km)の整備に3億1,500万Sドルあまりが投じられています。

大都会シンガポールで気軽に自然に触れられるサイクリングロード。皆さまも休日にご家族やご友人とサイクリングにお出かけになってみてはいかがでしょうか?



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SingaLife編集部

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