タロットカードは、心の中にある正しい答えを導き出すもの。ライトワーカー・ケリーが開く未来への扉
タロットカードとは
神秘的な美しい絵が描かれたタロットカードには、長い歴史があります。ウィキペディアによるとタロットカードの中で現存する最古のものは、14世紀にイタリアで作られたものだそうです。また13世紀には既にカードはあったとの記述もあります。起源にしても諸説あり、エジプトが起源というものがあったり。謎多きカードです。
そして何よりも大事なことは、タロットカードは未来を読み、悩みへの答えを与えてくれるということでしょう。
タローカードとも呼ばれるこのカードは、大アルカナと呼ばれる22枚のカード、小アルカナと呼ばれる56枚のカードから構成されています。
0から21番までの22枚の大アルカナだけを使って占う場合もありますが、今日お会いしたケリーさんは78枚全てのカードを使います。使うカードはウェイト版のカード。いつも愛用しているカードです。
ケリーさんについて
ケリーさんについてご紹介します。ウェブサイトを見てみると「ライトワーカー・ケリー」とあります。ライトワーカーとは、闇を照らす光のような人、行く道を照らす灯りになってくれるひとという意味です。ケリーさんの家系は代々霊能力者を輩出しています。
ケリーさんのお母さまもおばあさまも霊的能力があり、知人を救ったり、悩みを解決してあげたりしていたとか。そんな環境に生まれたケリーさんが自分の能力に気づいたのは、なんと4歳の頃。助けを求めて自然にケリーさんの元に人は集まり、そんな人々を助けるうちに、もっと多くの人を助けたいと本格的にこの道へ入りました。2014年からはフルタイムで行っています。
タロットカードが導くものは
タロットカードにはカードの中に多くのメッセージが描かれています。深い知識がないと正確に意味を読み取り、その中から相談者へ的確な言葉を導き出し、伝えることができません。ケリーさん曰く「タロットカードは、相談者の心の中にある答えを導くもの。正しい答えへとつなぐもの」。
他の人がどう思っているのか(自分の事を)、彼は私を愛しているのか、どう言ったことが起きるのか、といった相談が多いそうです。それに対するオプションA、B、Cを示すのがケリーさんです。正しいパワーを渡し、それにより相談者自身で正しい答えを導くように相談者に幸せとパワーを与えたいとケリーさん。なぜなら彼らはすでにパワーを持っているのだから、自身で人生をコントロールできるのです。
実際にあった話
以前、緊急で連絡してきた長年の顧客の女性は、混乱した様子で「私は流産するかもしれない…」と泣きました。この女性は過去数ヶ月の間に、ひどい出血で何度も病院に行き手当を受けました。
この時に医師は、あとはくれぐれも安静にし「うまく行くよう望みを捨てないで」と言うのみでした…。その時彼女は、もう出来ることは、奇跡を祈るしかないのだと悟ったのです。そこでケリーさんに連絡してきたのでした。それはケリーさんが常々相談者に言っていることです。まずは現実的に自身ができる範囲で努力をし、それから彼女に相談する様にということです。
ケリーさんは、「私のスピリチュアルアドバイスは、WEBサイトにも記しているように、例えば医療、ファイナンシャル、法律など様々な専門家のアドバイスの代わりにはなりませんし、なることもありません」と言います。よくある、私が全てを叶えます、と言ったような占いとは一線を画しています。前述のように、正しい答えを導き出す道標を示してくれるものなのです。
ケリーさんがタロットカードに伺いを立てると70%の確率で赤ちゃんを失うと出ました。でもケリーさんは「落ち着いて安静にすれば大丈夫。ポジティブな事を考えて。私が赤ちゃんのために祈ります」と伝えました。
ケリーさんはその足でWaterlooの観音寺へお参りし、観音様に赤ちゃんを助けてくださいと祈りました。タロットで悪いカードが出るのは、怖がらせるためでなく、チャンスを与えるため。もし私がただ「赤ちゃんはダメかも」というだけだったら、彼女は絶望して悲しみ、赤ちゃんを失ったかもしれません。
でも私のタロットリーディングを聞き、強い意志を持ち、それが助けになったのでしょう。彼女は本当は強い人。だから赤ちゃんは無事に産まれ、今彼女は3歳。すこやかに育っています。タロットはあなたに力を与えてくれるものです」
この女性は、絶望しかけた時、ケリーさんの顔が浮かんだのでしょう。逆に言えば、それまで多くの場面でケリーさんに救われてきた女性は、今回も力強い言葉を聞きたかったのかもしれません。
現在ケリーさんには、この女性のような相談者がたくさんおり、また多くの有名企業やブランドのイベントなどでも呼ばれて、ライトワーカーとして認知されています。それもケリーさんの正確なタロットカードリーディングやサイキックとしての実力でしょう。企業にはディオールやベントレーなどそうそうたる会社が並んでいます。
写真:KELLY X MOSCHINO:MOSCHINO Private event at Paragon
メールやWhatsappで遠隔リーディング
コロナ禍の状況を鑑み、現在はほぼ100%相談は遠隔で行っています。Whatsappを使った場合は音声電話、もしくは英語でのEメール相談となります。英語での相談と考えると、メールで行った方が日本語ネイティブの私たちには楽かもしれません。ケリーさんのウエブサイトを見ると、サービス内容に関して詳しく書かれています。
お試しで今年の運勢について聞くと…。
彼女のタロットカードリーディングについて、実際に試した同僚によると、かなり正確だったとのことでした。さて、筆者の場合はどうでしょう。思わず期待と緊張が走ります。
まずは質問の前に「好きな色を思い浮かべて、もう大丈夫と思ったら合図をください。それから質問して」とケリーさんに言われました。
思い浮かべ、そして「今年の運勢はどうなりますか」と聞くと、ケリーさんはカードを切り、11枚のカードを並べます(相談した日は2月でした)。
タロットカードのお告げは
お金について不安があるでしょう、と言われ、びっくり。でもそれは大丈夫。ケリーさんの声はとても優しく、心地よいトーンで話します。この最初の一言で不安は吹き飛びました。本当に驚くくらい気持ちが楽になりました。コロナ禍で収入が不安定となり、実は不安を抱えていました。それがカードに出ていたんですね。
そして「2月は非常に忙しい月でしたね。3月ちょっとゆっくりして。金銭面も大丈夫なので安心して。投資など長期的なことを考えるのもいいかも。4月には問題解決。ゆっくり良くなって行きます。落ち着いてゆっくり。焦らない。5月に答えを急かされるような事態があるけれど、いそがない。例えばこれを買った方がいいとかいうけど「ちょっと考えてから」といってすぐに決めない。ときどき誰かのことをとても心配するときがある」
6〜12月は省きますが、3月現在、筆者は一時帰国してゆっくりと過ごしています。これは元々予定していたものですが、まさに的中です。
取材用の簡単なセッションなのに、終わってみれば気持ちがずいぶん軽くなりました。4月以降も心の備えさえあれば乗り切れそうです。この心強さはケリーさんに与えられたものです。
相談前に好きな色を浮かべさせたのは
気分をリラックスさせるため。タロットカードは相談者のエネルギーを読み取るそうです。ハッピーでリラックスしていたら正確なカードが現れると言います。相談者がストレスに見舞われ動揺していたら、カードにはそれしか現れないので、あまりにも落ち込んだりストレス過多だったら、まずは深呼吸をして落ち着かせてから行います。するとカードは劇的に変化するとか。
愛で救う
ケリーさんは「愛と人を助けるためにこの仕事をおこなっています。毎年2回、チャリティーキャンペーンを行い15000〜20000ドルのお金を動物レスキューにも寄付しています。私なりの人を助ける方法であり、動物を助け、それによって人も助けることにつながっていると思います」
観音様を信じており、彼女は慈悲深く愛を持って全ての人を救うからです。だから私も観音様に習い、できる限り多くの人を救いたい。今までの7年間で7〜8000人の人々の話を聞いてきました。個人セッションだけでなく、ブランドなどのイベントでは一度に多くの人々と接してきました。その間に、より深くカードの意味を感じられるようになったのではないでしょうか。
はじめてのタロットカードリーディング
改めてタロットカードには深い造詣が必要とわかりました。タロットカードを自分でやってみたこともありましたが、結局途中でやめてしまったものです。ケリーさんは自身の生まれ持った力と鍛錬で、ここまで極めたのでしょう。質問が一つなら15分でも十分だとか。これからも迷った時に力を借りたいと思いました。実際、あれから気持ちが軽くなった自分がいるから(笑)。
基本情報
タロットカードリーディング Kelly Tan ケリー.タン WEBサイト:https://kellylightworker.com WhatsApp 電話対応(英語) :15分 S$55 30分 S$99 1時間 S$160 日時を決め、静かな場所で会話します。 Email (英語。ケリーさんは日本語はできませんが、翻訳ソフトなどで対応します):質問一件あたりS$43、複雑なものは内容に応じて金額が変わります。金額については最初にサイトで予算を出してくれます。 ※返信は5〜6日の間に返信されます。 希望日の三日前にはご予約ください。緊急時は空きがあれば対応可。追加料金となります。 お支払い済みの予約の変更、キャンセルはS$100となります。 |
この記事を書いた人
SingaLife編集部
シンガポール在住の日本人をはじめ、シンガポールに興味がある日本在住の方々に向けて、シンガポールのニュースやビジネス情報をはじめとする現地の最新情報をお届けします!