【2023年版】シンガポールの人気観光スポット「シンガポール動物園」の魅力を徹底ガイド

2020年シンガポール動物園特集から、はや3年。コロナも落ち着きを見せ、シンガポールも通常運転となってきました。もちろん、シンガポール動物園もいろいろな面で進化、変化を遂げています。そして待ちに待った「Breakfast in the Wild」も体験してきました。
常に進化し続けるシンガポール動物園の最新情報を、数えきれないくらい動物園を訪れている、動物園フリークのSingaLifeがご紹介します!
基本情報
1973年に開園し、今ではシンガポールを代表する観光スポットになったシンガポール動物園。約26ヘクタールの面積は東京 上野動物園の約2倍の広さを誇ります。園内には約300種類4200頭以上の動物が飼育されており、そのうち34%は絶滅危惧種です。
シンガポール動物園の一帯は、Mandai Wildlife Reserveと呼ばれ、アニマルパラダイスが集結しており、リバーワンダー、ナイトサファリがあります。そしてちょっと離れたところにあったバードパークが2023年5月8日にバード パラダイスと名前を変えてオープン、こちらに仲間入りを予定しています。もちろん、そのどれもが観光国シンガポール有数の、人気のスポットとなっています。
シンガポール動物園に足を踏み入れて、まず驚くのは敷地内に木々が生い茂っていること。ジャングルを切り拓いて建設したのかと思ってしまうほど。暑いはずの日中でもこの環境なら動物たちも快適に過ごせそうです。
事前購入・準備すべきもの
チケット

以前はエントランス横に入場劵売り場が。
現在、シンガポール動物園には、チケット売り場がありません。Mandai Wildlife Reserveは、サスティナブルへの取り組みを多く行っています。チケット売り場がないのもその一つ。紙としての無駄が出ることを避けるというのもチケット売り場を無くした理由の一つでしょう。ですからチケットは事前にオンラインで購入しましょう。

なお、もしチケットを買い忘れたら、園内入り口にあるQRコードをスキャンすれば購入できますが、早めの購入がおすすめです!無料Wifiもありますので、心配はありません。
園内マップも、事前にオフィシャルサイトからダウンロードしておきましょう。園内各所には大きいマップが描かれたボードがあるので不便はありませんが、パッとチェックするのに便利です。
料金
1つの施設が対象の「シングル パーク チケット」と複数の施設がセットになった「マルチ パーク チケット」があります。
・シングル パーク チケット
シンガポール動物園の単体の入園料は、シンガポール在住者と旅行者の方とで料金が異なります。
大人 | シニア(60歳以上) | 子ども(3〜12歳) | |
シンガポール在住者 | S$43.20 | S$20 | S$29.70 |
旅行者 | S$48 | S$33 |
・マルチパークチケット
2パークチケットは、上記3施設のうち2施設に一回ずつ入れるチケットです。価格は選ぶ施設によって異なりますので、ご注意を!マルチパークチケットについて詳しい料金などはこちら!
7日以内使用できるので、全く大丈夫。筆者は以前、シンガポール動物園のあと、休憩をとりナイトサファリを回ったことがあります。疲れましたが達成感あり。もちろんリバーワンダーは別日に行きました!
チケットの詳細は以下のリンクから確認できます。
チケット購入はこちら
乗り物レンタル

広大な園内を回るのにあったら便利なのが、お子さんや高齢者の方に便利なレンタルできる乗り物。車椅子は無料で入場口横のレセプションでレンタルできます。
その他に有料ですが、ベビーカーや電動スクーター、ワゴンなどがあります。特にワゴンはお子さん2人まで乗れて(合わせて35kgまで)絶対に便利。オンラインでの事前購入が必要です。
餌やり体験チケット

そしてオンライン購入の際に忘れてはいけないのが、餌やり体験予約です。以前はその場でエサを購入すればOkでしたが、現在は事前購入者のみ。
エサやり体験チケットは、まずチケット各種から選び、日時、人数を入れてからAdd Onを押します。すると体験各種が出てきます。ブレックファーストのチケットもここで購入できます。
餌やりは人数制限がありますので激戦です。3月4日に試してみましたが、5月に数席あったのみ。餌やりはかなり楽しいので、なるべく早くゲットしましょう!
持ち物 服装アドバイス
基本、通常の夏服で大丈夫ですが、日差しが強い日はトップスはノースリーブより袖付きがおすすめです。またボトムスはパンツでもスカートでも大丈夫。蚊の心配をする方も多いと思いますが、今回SingaLifeはスカートでしたが全く刺されませんでした。靴は歩きやすい、履き慣れた靴(スニーカーなど)がおすすめです。帽子はお好みで。
小物で必要なのは、ハンドタオル、ウォーターボトル、晴雨兼用傘、レインコート(お子さんは特に)、日焼け止め、メモ&ペン(宿題とかに役に立ちます)。水着(Rainforest Kids Worldへ行くなら)、バスタオルなど。
携帯用扇風機があれば便利。ですがあちこちに冷房付き飼育エリアもあるので、そこに駆け込めば大丈夫です。後は帰る前に着替えるとスッキリするので、着替え一式、汗拭きシートなどあればいいかもしれませんね。
アクセス
MRT

MRT Khatib駅より、直行バスがあります。約15分で片道S$1。 A出口に出たらこのサインを探しましょう。

約10分ごとに運行していますので、とても便利。タッチ決済可能付きクレジットカードも使えますので、EZリンクカードがなくても乗車できます。
その他はこちら。
MRT Choa Chu Kang駅から927番バスで、Ang Mo Kio駅から138番バスで、またSpringleaf駅から138番バスでも可能ですが、Khatib駅が直行バスで1バス停で便利です。
タクシー
2022年8月1日より、Mandai Wildlife Reserve から出発するすべてのハイヤータクシーに3ドルの追加料金が適用されることになりました。この追加料金は、毎日16:00から23:59まで適用されます。タクシー料金はメーター制なので安心。
Breakfast in the wild体験
Breakfast in the wild (ブレックファースト in the ワイルド)は、以前SingaLifeでもご紹介した、人気アトラクションだったオランウータンとのブレックファースト体験をアップグレードしたもの。
より多くの動物と触れ合える、すてきなブレックファーストです。今回は動物園初体験のKaylerさん一家に参加していただきました。

この日はとても暑い日でしたが、動物園は久々というKylerさん、Tsulinさんご夫妻もお嬢さんのEnちゃんも元気。早速、入り口から真っ直ぐに朝食会場である、Ah Meng Bistro へ直行します。その途中でカワウソやテナガザル、アカエリマキキツネザルなどを見ることができます。

レストラン入場は9:00から。すでに多くの人が来ています。

レストランの名前にもなっているAh Mengとは、シンガポール動物園のスーパースターだったオランウータンです。

人間に飼われていたAh Mengちゃんは、とても知能が高く、ティーカップをすてきに持って飲んだり、仕草が人間のようなオランウータンでした。その賢さからオランウータンとの朝食を、というアイデアが生まれました。
そしてAh Mengちゃんが亡くなった後も伝統は続き、歴代のオランウータンはAh Mengちゃんの血筋です。コロナで一時中止されていましたが、満を持して再開。あっという間にシンガポール動物園の人気のアトラクションに返り咲きました。
参加者はバラエティ豊か
会場を見渡すと、実にさまざまな方がいます。シンガポール人の各民族の方、欧米系の方も多く、お子様はもちろん大人だけでの参加の方も多く見られます。
各テーブルは事前に決められているので、入り口で名前を言うと席へ案内してくれます。たとえオランウータンが座る場所から遠くても大丈夫。後で近くに行って写真撮影できます。
充実したブッフェメニュー

期待の食事メニューはというと、一般的なソーセージやハッシュブラウン、シリアルやトーストなどから始まって、中華や洋食、インドにマレー、もちろんデザートまでバラエティー豊か。

エッグベネディクト!

正直食べきれないくらいの品揃えです。ちょっとずつ色々盛ったらお席へ戻り、朝食を楽しみます。もちろんお代わりし放題。

飲み物も豊富で動物保護プロジェクトから作られたオワコーヒー、紅茶、オーガニックの豆乳がとてもおいしかったです。こちらぜひお試しください。

9:30になり動物たちが出て来たら、そちらに気を取られてしまうので、まずはお食事を済ませましょう!
いよいよ動物が登場!

まず出て来たのはグリーンイグアナ飼育員さんがしっかりと抱えています。すべて悟ったような顔がかわいい。

お次は木の上のドアを開けて登場のコアリクイ。す〜と歩く姿がすてきです。毛並みもきれい。木の穴に口を突っ込みパクパク。

最後に登場するのはもちろん主役。オランウータン。ゆっくりとツタを伝って降りて来て、魅惑的なポーズ(!)を取っています。なぜこんなにかわいいんでしょうか!?チャーミング!
ふれあいタイム

お次はふれあいタイムです。こちらも列に並びますが、今日は幸い少なめなのでゆっくりと触れ合えますよ、とMCのお姉さん。
1番目はグリーンイグアナ。硬い皮膚ですが、トゲトゲはしていません。目を閉じているのは、このイグアナちゃんは人から触られるのが好きだからだとか。目を閉じて、本当に気持ちよさそう。かわいい(!)は虫類もいいですね。

お次はキホウボウシインコのお嬢さん。彼女はレスキューされた子で、来た当初は羽が抜けてハゲハゲだったとか。今は優しい飼育員さんのおかげですっかりきれいに。「Good morning」とお話もできます。

次はアライグマ科に属するハナグマ。一生懸命においを嗅いで食べ物を探しているよう。人が触ってもOkなおとなしい子です。
コアリクイのティナちゃんがかわいいです。アリを食べたらすやすや。帰り際は嫌がって木にしがみついていました。なんとも気まぐれでかわいいお嬢さんです。
ちょっとした質問には飼育員さんがすぐに答えてくれて、豆知識が増えそう。そしてふれあいに参加する動物たちがなんだかリラックスしているのも好ましいです。飼育員さんの愛情が伝わるんでしょうか。

もちろん、主役は変わらずオランウータン。今回は親子で参加していました。子どもが元気いっぱいで微笑ましいです。オランウータンをバックに写真を撮りましょう!気が向いたらポーズもしてくれますよ!

お値段超えのすてきな体験ができます。以前よりいろいろな動物に触れ合えるので飽きる事がありませんし、お子さんにとっても思い出に残る体験ができますね。ブレックファーストの後は園内をゆっくり見てまわりましょう。
シンガポール動物園でグランピング!

シンガポール動物園でグランピングを体験できます。日中は野生動物とのふれあいを楽しみ、夜は星空の下、エアコン付きのドームテントでリラックス。もちろん楽しいプログラムが盛りだくさんです。
13:30に動物園到着後、バギーでグランピングサイトへ。その後、アジアゾウとふれあいから、バックヤードに入り動物の健康管理を学ぶツアー、スプラッシュサファリショー、ワイルドアフリカ ガイドツアー、フォレストロッジにて夕食、アクティビティ、シャワー後に就寝。

2日目は朝からアクティビティ後、ブレックファースト インザ ワイルド。終了後は自由に動物園を散策。
シンガポール観光でアフリカへ行った気分も味わえる、グランピング イン ザ ワイルド。お試しください!
≪グランピング イン ザ ワイルド≫ 開催日:2023年4月1、7、8、21、22日 費用:1テントあたりS$1699(4名様まで) ※5歳以上から利用できます。20歳以下の方には21歳以上の大人の参加が必須です。 |
ゾーン紹介

オーストラリア、ワイルドアフリカまで、計11のゾーンに分かれています。
まずはトラムで動物園内を周遊
とにかく広いシンガポール動物園は、徒歩で全ての動物たちを見ようとするとかなりの距離を歩くことになります。そこで、SingaLifeがおすすめするシンガポール動物園の周遊方法をご紹介します。
まずはトラムに乗ってぐるっと動物園内を巡ってみましょう。トラムはチケット代に含まれています。乗り放題で、園内に4カ所ある乗降場で乗り降りできます。
どこにどんな動物が展示されているのかを自分の目で見ることで、地図からは伝わらない距離感をつかむことができます。そうすれば、自分の体力と相談した上で見るべき動物の順番を決められますよね。行列ができていることも多いですが、すぐに後続のトラムが来るので無理せずに次のトラムを待ちましょう。もちろんベビーカー置き場もありますのでご安心。

見どころ紹介
レストランの近くにオランウータンのエリア
自由に頭上を行き来するオランウータン
一部を除いて、オランウータンやサルは檻に入れられておらず、樹木の上や張られたツタを渡って、シンガポール動物園内を自由に移動できるようになっています。

ちょっと分かりにくいですが、ツタを移動しているオランウータン
シロサイやキリン

SingaLifeはトラムストップ3まで乗って行きました。そこで降りたら右や左を交互に見ながら散策。リカオンの群れにいる子どもリカオンを探したり、シロサイの巨大な姿を眺めたり。そしてシマウマやキリンとくれば、サバンナにいるような気分です。仲良く佇む姿は愛らしいです。ここはじっくり見たい部分です。
左のミッキーマウスのような大きな耳のリカオンは群れ全体で子育てするとか。仲良しでなにより。近くにいるミーアキャットも、もちろん満点のかわいさ。
多くの動物たちが共生するFragile Forest
シンガポール動物園で一番のおすすめスポットは、Fragile Forest(フラジャイルフォレスト)。バイオドームの中に樹木が生い茂り、小川が流れ、その名の通り森が再現されています。
温室の中にはマメジカやワオキツネザルなどのほか、コウモリやチョウなどが放し飼いにされ、来園者は徒歩で巡り間近でそれらの動物を見て楽しめます。かなり近くでカメラを構えても微動だにしません。ここを訪れる観光客の方が動物に触れたり、怖がらせたりしていないと言うことの証明ですね。
通路はスロープになっているので、ベビーカーもOKです。

マレーオオコウモリも近くで見られます。結構な大きさで少し身構えてしまいます。

食事時間には果物などをつかんで食べていたり!ユニークな経験ができます。

世界最小サイズのシカ「マメジカ」は犬のチワワと同じぐらいの大きさ。小さくて愛らしい。

通路脇にいるハトの一種「カンムリバト」。

ワオキツネザル、すごい!
迫力満点のホワイトタイガー
最後にシンガポール動物園の好きな動物、ホワイトタイガーを紹介させてください。普段は茂みで寝ていることが多いというホワイトタイガーも、このときは取材ということを知ってか、活発に動いてくれました。

水辺に何かを見つけたようで、のしのしと動き出すと、、、

バシャーンと水に飛び込んでじゃぶじゃぶと何かを探す

結局見つけられず、そのまま沐浴を楽しむ

水から上がってもまだ気になるのか、じっと一点を見つめる
アニマルショー

シンガポール動物園では、Sprash Safari (写真上)など様々なパフォーマンスが披露されていますが、その他、飼育員さんによるElephant Keeper Talkも人気です。
以前は象が芸を披露するという形式でしたが、ゾウへの配慮からプログラムを変更し、飼育員によるゾウの生態を披露した診察方法や、ユニークなお話を聞かせてくれます。

大きな口を開けたり、足を上げて器用に見せてくれたり、愛らしい仕草に大人も子どもも大喜び!

こちらは、Rainforest Fights Back。鳥やいろいろな動物たちが出て、かわいいパフォーマンスを見せてくれます。12:00〜、14:30〜毎日2回やっています。観客もたくさん。
これらは全て無料。入場人数制限もありません。
餌やり体験
Elephant Keeper Talkの後には、チケットを事前購入した方のみ、バナナやニンジンが盛られたバスケットを受け取り、ゾウへの餌やり体験ができます。鼻で器用に挟んで口に運ぶのを間近で見ると中々の迫力。でも受け取って食べてくれるとうれしい気持ちになります。

今回も小さな子どもも怖がることなくバナナを渡していました。

こちらはシロサイ。このくちびるがぷよぷよでかわいい。

その他、キリンやゾウカメ、山羊などもあります。
オープンZooを体感
シンガポール動物園は開園した当時からオープンZooというコンセプトを取り入れていました。
オープンZooとは「開かれた動物園」の言葉の通り、動物を間近で見られることを重視し、柵や檻で動物とただ単に囲うのではなく、柵の高さを人間の目線より低い位置に設置したり、掘や空間をうまく利用することで、来園者と動物との間の障壁を極力排除した構造を取り入れています。
そして檻がないおかげで、動物たちもストレスがなく自然の中にいるような気持ちでのびのびと過ごしているようです。

シマウマの展示。柵の高さを低くして視界を遮らないようになっています。

サルの展示は、掘りを活用することで柵を使わなくても逃げられない構造にしている

カバは水中にいる姿もガラス越しで見られるように。子どもはじっくりと観察
繁殖も成功!
パンデミック(世界的大流行)の影響もありましたが、昨年はジュロン バードパーク(現在移転し建設中)、ナイトサファリ、リバーワンダー、シンガポール動物園にとって充実した1年となりました。
シンガポールの4つの野生動物園では、160種、約900匹の赤ちゃんが誕生し、その数は前年のほぼ倍となりました。このうち、44種が国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで絶滅危惧種に指定されています。
シンガポール動物園では、グレビーシマウマの群れに2頭の子馬、シンガポール動物園のリカオンの群れに4頭の子犬が生まれ、大きな話題になりました。
この繁殖率の高さが、いかに動物にとって快適な空間を作っているか、という証明になりますね。
Rainforest Kids World お子様連れならぜひ!

その他、お子様連れなら間違い無く楽しいのが、Rainforest Kids World(レインフォレストキッズワールド)です。ここには小さめのかわいい動物たちが勢ぞろい。ポニーや山羊、アヒルにモルモットなどたくさんの種類がいます。
バディ バーン

バディ バーンは、レインフォレスト キッズワールド内にあるお子様向けのふれあいコーナーで、1日3回ウサギやモルモット、ハリネズミなどの動物たちと触れ合うことができます。小さいお子さんは、こういった小さい動物だと怖がらずに触れて、楽しいかもしれませんね。
ウエットエリア

ウエットエリアでは、動物をテーマにした滑り台やカラフルなスプレーやクライマー、水流を利用した滑り台やチューブなどがあり、かなりの本格派。それが無料で楽しめます。もちろん水着や水泳用オムツなども必ずお持ちください。なおこのエリアでの飲食は禁止なのでお気をつけて。
もし水着を忘れても、おみやげショップで購入できるのでご安心を。
アニマル カルーセルで!

通常のカルーセル(メリーゴーランド)と違い、トラやサイ、果ては恐竜までいます。ライドは別料金で1回S$4、3回S$8です。
アニマル フレンドショー

レスキューされた動物や園の隠れたスターが出演するショーです。犬やニワトリ、猫も出てきます!終了後も、動物たちと触れ合ったり、写真を撮ったりするチャンスがあるので、ぜひご参加ください。
自然環境保全や動物保護への取り組み
ただ見て楽しいだけでなく、シンガポール動物園では自然環境保全や動物保護について考える機会にも触れられます。

パネル中央部の赤い部分にレッドリストのカテゴリーが記載されている
展示されている動物の近くに設置されたパネルには、名前や生態、生息地のほか、レッドリスト(*)によるランクが記されています。
*レッドリスト=絶滅のおそれのある野生生物を野生絶滅、絶滅危惧といったカテゴリーごとに分類したリスト

また、シンガポール動物園内では使い捨てプラスチック製品を全廃し、ストローは紙製に切り替えられており、売店で売られる飲料水はペットボトルではなく紙パックに入っています。
紙で代替するのが難しいものには、自然界で分解されるバイオ素材でできたプラスチックが使われ、プラスチック製品を使うことについて考える機会となります。
脱プラスチック製品の機運が世間で高まるとすぐに紙製品に切り替えできる、そのスピード感に感心しました。
給水機もあり

サスティナブルな観点から、シンガポール動物園には給水機が何ヶ所かあります。ボトルだけ持っていけば、汗をかいても大丈夫。本当に助かりますね。これもペットボトルなどの廃棄物が出ないようにと環境への配慮から来ています。
年間メンバーシップ
ただ、今回の取材でも展示されている動物を全て見ることはできず、ライオンやカンガルーなどを紹介することができませんでした。何度も訪れたくなるシンガポール動物園ということを実感し、お得なチケット=年間パスポートの購入を検討しています。ここでチケット代金や年間メンバーシップなどについてご紹介します。
シンガポール動物園に年間3回以上訪れるという人にとっては、飲食店、ショップ、ツアーやプログラムで20%引きとなる年間メンバーシップがお得です。大人1人だけのメンバーシップ料金はS$215ですが、この他に、大人2人と子どもの分がセットになったファミリー向けパスポートもあります。
シンガポール動物園ファミリー向け年間パスポート(Friends of Wildlife)の料金 大人2人+子ども1人=S$335 大人2人+子ども2人=S$345 大人2人+子ども3人=S$355 大人2人+子ども4人=S$365 大人2人+子ども5人=S$375 料金は以下のリンクから確認できます。 年間メンバーシップ:こちら |
まだまだ見所満載
実にさまざまな動物やショータイム、体験スポットが満載のシンガポール動物園。何度行ってもあきない場所です。海外からの観光客も通常の旅行では動物園はいかない、という方も多いようです。それだけシンガポール動物園は魅力があるということですね。
SingaLife自身、狭い檻に中でじーっとしている動物を見るのが苦痛で、足が鈍ることもあります。でもシンガポール動物園は違います。リラックスしてのびのびしている動物を見ると、頑張りすぎないようにしよう…と思うこともしばしば。不意に行きたくなる場所、それがシンガポール動物園です。
そしてジャングルのような趣でありながらも、蚊の少なさに驚くかもしれません。虫除けスプレーは推奨されていますが、なくても大丈夫なくらいでした。動物園特有のにおいもなく、楽しく過ごせます。
世界有数のすばらしい動物園、どうぞゆっくり楽しんでください。
<シンガポール動物園情報> 住所:80 Mandai Lake Rd, S729826 最寄り駅:Khatib駅 営業時間:8:30-18:00(最終入場 17:00) 定休日:なし WEBサイト |
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この記事を書いた人
SingaLife編集部
シンガポール在住の日本人をはじめ、シンガポールに興味がある日本在住の方々に向けて、シンガポールのニュースやビジネス情報をはじめとする現地の最新情報をお届けします!