シンガポールの祝日ハリラヤハジとは?おすすめの食べ物やスポットも一緒にお届け!

シンガポールでは、異なる信仰を持つ人々が共存しており、宗教関連の祝日も多くあります。各宗教のお祭りの時期は、観光客にとってもシンガポールの新たな魅力を知るチャンスです。今回は、イスラム教のお祭り「ハリラヤハジ」についてご紹介します。




ハリラヤハジとは?

ハリラヤハジはイスラム教のお祭りです。預言者アブラハムの神に対する忠誠心と信頼を称えるための祝祭です。イスラム教のコミュニティを持つ東南アジアの各国で行われており、シンガポールでもこの日は祝日となっています。この期間はさまざまな宗教行事やイベントが催されます。


ハリラヤハジはいつ?

イスラム教では、イスラム暦によってラマダン(断食月)が定められており、日の出から日没まで断食します。私利私欲を抑え、自己鍛錬をしながら神様への奉仕を行うためとされています。ラマダンの終了から70日後に行われるのがハリラヤハジです。(2022年は7月10日)


イスラム教徒だけが参加できる?

ハリラヤハジはイスラム教徒にとって非常に大きな意味を持つ祭典ですが、シンガポールでは国民の祝日にもなっており、信仰を問わず誰でもその雰囲気を楽しむことができます。多民族国家であるシンガポールらしく、国民はそれぞれの宗教と信仰心を尊重し、イベントを共に楽しみます。


ハリラヤハジの時期のシンガポールの様子

イスラム教徒は、地域のモスクで祈りを捧げます。ハリラヤハジは別名「犠牲祭」とも呼ばれ、祈りの後は、羊や山羊、牛などを神様に捧げる儀式が行われます。捧げられた動物の肉は、富を分かち合うというイスラムの教えに基づいて、参拝者や、援助が必要な家庭に配られます。イスラム教徒たちは、お互いの家を訪問し交流します。

ハリラヤハジの時期は、街はお祭りらしい装飾や電飾で彩られ、華やかな雰囲気が漂います。イスラム系のお店が期間限定セールを行ったり、イスラムの伝統料理が食べられる屋台が出店したりするなど、観光客にとっても、さらに異国情緒あふれるシンガポールを感じられる時期になるでしょう。


何を食べる?お祝いメニューとは

シンガポールの主なイスラム教徒はマレー人で、ハリラヤハジのお祝いにはマレー料理を中心としたメニューが並びます。ハリラヤハジの時期は、各家庭で家族や友人で集まって楽しむためのハリラヤハジメニューのデリバリーが充実しているほか、レストランでもハリラヤハジを祝うためのスペシャルメニューが用意されています。この時期ならではのお祝い料理を味わってみてはいかがでしょうか。


ハリラヤハジの時期にぜひ訪れたい!おすすめの場所

シンガポールではイスラム教徒が人口の約15%を占め、街のあちこちにモスク(イスラム教寺院)があります。モスクではルールや参拝時間を守る必要がありますが、観光客も見学することができます。ハリラヤハジ時期のモスク周辺は、観光客やイスラム教徒以外でも賑わいます。イスラム文化を通してシンガポールをさらに深く知るためにも、モスクは訪れる価値のある場所です


サルタン モスク

黄金色に輝くドーム型の屋根がひときわ目を引く、シンガポール最大かつ最古のモスクです。アラブストリート(カンポン グラム地区)にあるため、モスク見学と同時に、周辺のショップやカフェ、レストランをめぐるのもよいでしょう。

Sultan Mosque(サルタン モスク)
住所:3 Muscat St, S198833
最寄り駅:Bugis駅から徒歩10分
営業時間:コロナ禍により一部制限あり。詳しくは公式サイトをご確認ください。
電話番号:6293 4405
WEBサイト



ハジャ ファティマ モスク

サルタン モスクからほど近い場所にあるモスクです。この地に住んでいた女性実業家ハジャ・ファティマ・スライマンにちなんでその名がつけられました。ヨーロッパ、マレー、中国の建築様式が融合した珍しいモスクであり、不思議な魅力を感じられます。地盤の弱さにより塔部分が傾き始め傾斜進行を止める保存工事が行われましたが、現在でも傾斜は見ることができ、シンガポールの「ピサの斜塔」と呼ばれています。

Hajjah Fatimah Mosque(ハジャ ファティマ モスク)
住所:4001 Beach Road, S199584
最寄り駅:Nicol Highway駅から徒歩5分/Lavender駅から徒歩6分
営業時間:9:00-21:00
電話番号:6297 2774
WEBサイト



マスジッド ジャマエ(マスジット チュリア)

マスジット ジャマエは、別名マスジット チュリアとも呼ばれ、チャイナタウンにあるモスクです。東洋と西洋の建築を折衷様式で取り入れており、19世紀の建設当時のそのままの姿を現在も見ることができます。エメラルドグリーンの外観、正門の脇の二本の塔、扉のデザインなど、細部まで建築の美しさを堪能できる場所です。

Masjid jamae(Masjid Chulia)(マスジット ジャマエ/マスジット チュリア)
住所:218, South Bridge Road, S058767
最寄り駅:China Town駅から徒歩5分
営業時間:土~木:10:00-18:00 金:10:00-12:00/14:30-18:00
電話番号:6221 4165
WEBサイト



モスクを訪れる際に知っておきたいマナーとルール

モスクはイスラム教徒にとって、礼拝をするための神聖な場所です。観光で訪れる際には、マナーとルールを守って見学することが大切です。モスクは土足厳禁のため、靴を脱いで入ります。肌を露出していると入場できません。ノースリーブ、ミニスカート、短パンなどを着ている時は、ガウンの貸し出しがあるところも多くあるので着用して入場しましょう。

また、モスク内部の写真撮影や礼拝堂への立ち入りは禁止されている場合があります。撮影可能な場所、立ち入り禁止の場所については事前に確認するか、施設のスタッフに聞くようにしましょう。入場できる場所でも静かに行動することを心がけましょう。


イスラム教文化を体感し、シンガポールの魅力をさらに発見できるハリラヤハジ

いかがでしたか?シンガポールには宗教色を感じられる行事や食べ物がたくさんあり、国全体でそれぞれの宗教行事をお祝いするのがシンガポールのスタイルです。ハリラヤハジに合わせて渡航し、イスラム文化を体感しながら、その時期ならではのシンガポールの魅力を感じるのもいいでしょう。きっと新たな発見があるはずです。

記事内容は執筆時点の情報に基づきます。コロナ対策による営業時間の変更など、最新情報は公式サイトをご確認ください。




この記事を書いた人

SingaLife知りつくし隊

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