【2022年最新】リトルインディアのテッカセンター!ウェットマーケットからショッピングコーナーまで、シンガポールのディープスポットを散策
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リトルインディアの玄関口にあるテッカセンター。ここはインドの香り漂う言わずと知れたシンガポールのディープスポットです。このテッカセンター、実は行けば行くほど新たな発見がある、とても魅力的な場所だということをご存知ですか?
今回はテッカセンターに通い続けて3年の筆者が、ディープでエキゾチックな世界を余すことなくご案内します!
テッカセンターとは
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シンガポールのリトルインディアにある2階建てのショッピングセンター。1階はウェットマーケットと呼ばれる生鮮市場と、食事ができるホーカーがあり、2階はインド服やインドアクセサリーなどの衣料品店が並びます。
インド街なだけあって、インド系の方がとても多い!シンガポールの中でも特にローカル色が強く異国情緒あふれる雰囲気です。一歩中に入るとインドカレーなどに使われるスパイスの香りがほわ〜んと漂ってくるのも特徴です。
ちなみにこのテッカセンターは、KKマーケットやテッカマーケットと呼ばれることもあります。近くには、シンガポールのお土産探しで有名なムスタファセンターがありますよ。
テッカセンターの基本情報
営業時間
営業時間は店舗によってさまざまです。ただ、ウェットマーケット、ホーカー、ショッピングコーナーでそれぞれおすすめの来店時間があるのでご紹介します!
ウェットマーケット:朝7時にはほとんどのお店がオープンします。新鮮な食材を求めるなら午前中がベスト!なくなり次第閉店となるので早めの時間帯にどうぞ。
ホーカー:朝早くオープンするお店もあれば、お昼前にオープンするお店もあり開店時間はバラバラです。ただ共通していえるのは、お昼にはほぼすべてのお店がオープンしていること。夜まで営業しているお店も多いですよ。
ショッピングコーナー:10時ごろからパラパラとお店がオープンしていきます。だいたい11時過ぎにはほぼすべてのお店がオープンするので、その時間を目安に行きましょう!また、こちらもほとんどのお店が夜まで営業しています。
アクセス情報
テッカセンターはアクセスがとても便利!MRT(電車)の場合は、リトルインディア駅で下車しC出口を出ると正面左に見えます。駅から歩いて数分で着きます。
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バスの場合は、セラングーン・ロード側にあるバス停が便利です。こちらのバス停で降りたら目の前がテッカセンターなので雨の日でも濡れることがありません。バス番号は上記の写真のとおりです。
テッカセンター利用時の心得
テッカセンターでの支払いは基本的に現金です。一部の衣料品店を除きクレジットカードは使えませんのでご注意を。
また、1階のウェットマーケットとホーカーは足下が濡れている場所が多いので、汚れてもいい靴で行きましょう!底が滑らないサンダルがおすすめです。
ウェットマーケットでお買い物する場合は保冷バッグをお忘れなく。また素手で食品を触ることがありますので、手を拭くためのハンカチがあると便利です。ホーカーで食事をする場合も手や口を拭くためのウェットティッシュを持っていくといいですよ。
フロア情報
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テッカセンターの基本情報を頭に入れたところで、さあ、ここからが本題です!早速ディープなエリアに潜入しますよ。画面から熱気や匂いが伝わらないのがもったいない!そこは想像しながらご覧くださいね。
テッカセンターを制する者はシンガポールを制す。それではいってみましょう!
ウェットマーケット
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まずは1階奥のウェットマーケットから。最初に目に飛び込んでくるのはカラフルな南国フルーツです。日本では見かけないような珍しいフルーツがたくさんあります。旬のものは目立つところに陳列されているので、迷ったら旬のフルーツを買ってみましょう!
この時期旬のマンゴスチン、ランブータン、ライチを発見!みずみずしくて、とてもおいしいですよ。
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こちらはザクロ。中の実は見たことがあっても、果実そのものを見る機会はなかなかないですよね。
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日本でもおなじみのスイカ。シンガポールでは一年中買うことができます。
続いては野菜コーナーへ!
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ご覧のとおり、野菜コーナーの通路の幅はベビーカーがなんとか通れるほどの広さです。うーん、狭い!でもこのぎゅうぎゅう感がローカル好きにはたまりません!
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近隣諸国から輸入された野菜がずらりと並んでいます。葉物は根っこ付きで売られていてとても新鮮ですよ。
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日本では見かけない珍しい野菜もたくさんあります。どうやって食べるのか気になる方は、店員さんに聞いてみましょう。気さくに教えてもらえますよ!
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レモングラスなどのハーブ類や、しょうが、にんにくなどの香辛料も種類が豊富。
野菜コーナーは量り売りが基本です。ほとんどの野菜は1個単位で買うことができるので、珍しい野菜を少量ずつ買って試してみるのもいいですね!もちろん、ニンジン、トマト、玉ねぎ、じゃがいも、キャベツなどのお馴染みの野菜も一通りそろいます。
野菜コーナーを抜けると、次は魚コーナーです。
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筆者がテッカセンターを推す理由の一つが、この魚コーナー。ご覧ください、この魚介類の種類!
テッカセンターはシンガポールに数あるウェットマーケットの中でも、魚介類の品揃えが格別です。日本人に人気のチョンバルマーケットよりもはるかに種類が多いですよ!
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こんなエビの山、今まで見たことがありますか?すごいですよね!エビにもたくさんの種類があり、それぞれ値段も違います。1kgいくらという値段設定ですが、300gや500gなど、好きな分量で買うことができます。
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日本でもよく見かけるアジやタイ、カワハギなどの魚に加え、なかなか見る機会のないサメ類まで、テッカセンターの魚コーナーはもう歩いているだけで楽しい!
ちなみに、サメを一匹丸ごと買っていたインド系マダムに話しかけてみました。サメはどうやって食べるのか聞いたところ、煮て食べるととてもおいしいんだとか。いつかチャレンジしてみたいところです。
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店員さんにおすすめされたこちらの立派なカニは、スリランカ産だそうです。1kgでS$44(4260円)とお値段も立派!
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この日筆者が買ったのは、こちらの小さめのイカ。値段は1kgでS$10(960円)だったので500g買いました。臭みもなく、柔らかくてとてもおいしかったです。
さて、次はお肉コーナーに行ってみましょう!
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テッカセンターのお肉コーナーの特徴は、なんといってもヒツジ肉やヤギ肉のお店が多いこと。マトンやラムはインド料理で欠かすことのできない食材なので納得ですね。
その他にも鶏肉、牛肉のお店はありますが、豚肉のお店はありません。テッカセンターでは豚肉を買うことができないのでご注意ください。
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おもしろいのが、このようにラムのレバーやタンも売られていること。「BRAIN」と書いてあるのはラムの脳みそでしょうか…。筆者は買う勇気がありませんが、どうやって食べるのか気になりますね。
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鶏肉もとても新鮮!ハツやレバーも買うことができますよ。
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鶏もも肉をお買い上げ。骨を取ってほしいとお願いすれば、店員さんがその場でナイフとハサミを使い綺麗に骨を取り除いてくれます。お値段はもも肉1枚S$3(290円)でした。
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インド料理に欠かすことのできないスパイス類が充実しているのも、テッカセンターの特徴の1つです。ガラムマサラ、ナツメグ、ベイリーフ、ブラックペッパー、ホワイトペッパー、シナモン、グリーンカルダモンなど、インド料理ってたくさんのスパイスが使われているんですね。
ホーカー
さあ、ウェットマーケットでの買い物が終わったところで時刻はちょうど12時です。テッカセンター1階のホーカーでランチを食べましょう!
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たくさんの人で賑わっていますね。こちらのホーカーの特徴はインド料理のお店が多いこと。ビリヤニ、プラタなどインド料理ファンにはたまりませんね。
インド料理が苦手な方でも大丈夫!中華系のヌードルやタイ料理、シンガポールで有名なデザートの豆花などもありますよ。
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どのお店にしようか迷ったら、行列ができているお店を選んでみるのも手です。ファンが多いということは、おいしいということ。食べたことがない料理にもぜひチャレンジしてみてください。
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こちらのお店では焼きたてのナンを食べることができます。店員さんが生地をびよ〜んと伸ばして窯に入れる姿を見るのも楽しいですよ。
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この日筆者が選んだのは、こちらのスリランカカレーのお店「Raja Bojun Sri Lankan Food(ラジャ ボジュン スリランカン フード)」。初めてで何も分からなかったので店員さんにおすすめを聞いてみました。
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チキンかマトンどっちが好き?と聞かれ、チキン!と答えたら出てきたのがこちら。ごはんの周りに3種類のカレーと緑の漬物のようなものが添えてあります。お値段はS$7(680円)でした。
カレーは手前左から野菜カレー、チキンカレー、豆カレーです。食べてみると味や辛さが全部違っていておもしろい!
ちなみに隣に座っていたインド系のカップルは、同じものを手で器用に食べていました。筆者はこれでも純ジャパニーズなので、まだ手で食べる勇気はなくスプーンとフォークで。いつか手で食べることができたとき、カレーの本当のおいしさが分かるのかもしれません(もちろん今でもおいしくいただいています)。
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ちなみにこちらのお店、金、土、日は特別に「Deer Meet(鹿肉)」が食べられるそうです。鹿肉とカレーのコラボ、果たしてどんなお味なのでしょうか!?勇気のある方はぜひチャレンジを!
Raja Bojun Sri Lankan Food(ラジャ ボジュン スリランカン フード) 住所:#1-280 営業時間:9:30-21:30 定休日:月 電話番号:9105 0475 |
ショッピングコーナー
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お腹もいっぱいになったところで、最後は2階の衣料品店でお買い物をしましょう!
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エスカレーターで2階に上がると華やかなインド服がずらりとお出迎え。キラキラしたストーンやビーズがたくさん付いたドレスはとてもエキゾチックです。
シンガポールに住むインド系の方々は服装がカラフルでとてもおしゃれ。最近地味な洋服ばかりなので見習わなければ…と身の引き締まる思いです。
キラキラしたものばかりでなく、綿の服もたくさん売られています。花柄がかわいいですね。
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レディースが多いですが、もちろんメンズもそろいます。
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ご覧ください、子ども用のインド服もたくさんあります。幼稚園でインド系のイベントがある場合は、こちらで衣装を買うことができますよ。デザインもたくさんそろっているので迷ってしまいそう。
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インド服はちょっと敷居が高いわ…という方、こちらはいかがでしょうか?インドのバングルとピアスです。
バングルは派手なものからゴールド一色や薄い色まであるので、好みに合わせてお選びいただけます。ちょっとドレスアップするときはもちろん、普段使いでも手元が華やかになっていいですね。子ども用サイズもあるので親子でおそろいにしてもかわいいですよ!
ピアスも種類がたくさんあります。インドの女性たちはフォーマルな場であればあるほど大きいピアスを着けるのだとか。そのためゴージャスで大きなものがたくさん売られています。
中には小さめのサイズもあるので、ジャラジャラしているものが苦手な方は小さくて使いやすそうなものを探してみてください。日本にはないデザインでお土産にも良さそうですね。
※レートは執筆時点の情報に基づきます。
きっと虜になる!ディープな世界を散策しよう!
いかがでしたか?テッカセンターに行けば食材の買い物から食事、衣料品のショッピングまで時間を忘れて楽しむことができます。
シンガポールの中でも特にローカル色が強いため、刺激的でとても魅力のある場所です。一度行ったらまた行きたくなる、そんな癖になるおもしろさがあります。興味がある方は、ぜひ一度足を運んでみてくださいね!
●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。
Tekka Centre(テッカ センター) 住所:665 Buffalo Road S210665 最寄り駅:Little India C出口 |
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この記事を書いた人
SingaLife知りつくし隊
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