レシピあり!バーでも家でもシンガポールスリングを楽しもう!

今回はシンガポールで生まれた赤いカクテル・シンガポールスリングについて深堀り!

シンガポールスリングというカクテルについての歴史、おうちでも飲めるようにシンガポールスリングの作り方やシンガポール内のおすすめバーを紹介します。

せっかくシンガポールに滞在しているのであれば、その国のカクテルをとおして文化を味わってみませんか。




シンガポールスリングとは

出典:Marina Bay Sands

シンガポール生まれの赤いカクテル・シンガポールスリング。もうみなさんは味わったことがあるでしょうか。

シンガポールスリングは、ドライジンをベースにチェリーブランデー、パイナップルジュースやレモンジュースなどを加えたフルーティーなカクテル。

シンガポールスリング(Sigapore Sling)の名前の由来は、生まれた土地である「Singapore」とドイツ語の「Schlingen(飲み込む)」から来ていると言われています。

せっかくシンガポールに来たのならば、シンガポールを飲み込むっきゃない!シンガポールスリングというカクテルを通して、シンガポールの文化を味わいましょう。


実は100年以上の歴史あり!シンガポールスリング誕生秘話 

シンガポールスリングはシンガポールが独立する前から存在しており、100年以上の歴史があるのです。

現在シンガポールスリングは二通りのレシピがありますが、オリジナルレシピは1915年にラッフルズ ホテルでバーテンダーとして働いてたニャン・トン・ブーン氏によって考案されました。彼のレシピはドライジンとチェリーブランデーを使用した一般的なものだとされています。

その後1970〜1980年代頃に彼の甥であり、当時ラッフルズ ホテルのバー責任者であったロバート・ブーン氏によって味と見た目をより南国スタイルにアレンジされました。

もうひとつの誕生秘話

シンガポールスリングが誕生した1915年はシンガポールはイギリス領だったので、たくさんのイギリス人が滞在していました。その中にサマセット・モーム氏という小説家であり、劇作家だった男性がいました。

彼はラッフルズ ホテルを愛し、特にラッフルズ ホテルから見える夕日を気に入り、「ラッフスズ、その名は東洋の神秘に彩られている」という言葉を残したほどでした。シンガポールスリングは、そんな彼がきっかけを作ったとも言われています。

そして1926年にモーム氏が発表した短編小説「手紙」にシンガポールスリングが登場し、有名になり、レシピが広まりました。


シンガポールスリングの作り方

シンガポールスリングには二つのレシピがあります。

ひとつは、1915年に誕生した一般的なレシピ。もうひとつはブーン氏による70〜80年代にアレンジしたレシピになります。

一般的なシンガポールスリングのレシピ

スッキリしていてソーダの炭酸がほどよく喉を刺激する味わいです。

<材料>
・ドライジン 45ml
・チェリーブランデー 15ml
・レモンジュース 20ml
・砂糖 1tsp(tsp=ティースプーン)
・ソーダ 適量

ソーダ以外の材料を混ぜて、氷が入ったグラスへと注ぎます。
注いだ後は静かにかき混ぜて完成です。
最後にお好みでスライスレモンやチェリーを飾るとちょっとした華やかさを演出できます。



アレンジされた通称・ラッフルズスタイルのレシピ

こちらのレシピはパイナップルを使用するため、ジンベースですがトロピカルで飲みやすいです!

<材料>
・ドライジン 30ml
・チェリーブランデー 15ml
・パイナップルジュース 120ml
・ライムジュース 15ml
・ベネディクティン 7.5ml
・コアントロー 7.5
・グレナデンシロップ 10ml
・アンゴスチュラビターズ 1dash
・(飾り用)パイナップル
・(飾り用)レッドチェリー

全ての材料をシェイカーに入れ、少し強めにシェイクします。
材料を均一に冷やし、混ぜるだけでなく、軽く泡立てるという気持ちでシェイクするのがポイントです。
最後に飾りつけでパイナップルを飾ると更に南国感が出るのでおすすめ。

また、こちらのレシピを作る時は生パイナップルを買ってきて果汁を絞り、フレッシュなシンガポールスリングをつくるのもおすすめです!

 

街中でシンガポールスリングを楽しむならココ!
おすすめバー&レストラン 6選

 

シンガポールスリング誕生のバー 
Long Bar

やっぱりシンガポールスリングを飲むなら、誕生した場所でまずは楽しみたいですよね。

ラッフルズホテル内にある「ロング バー」は連日、シンガポールスリングを楽しみたいという観光客で昼夜賑わっており、高級ホテルですが特別なドレスコードもなく、カジュアルに訪れることができます。また、ここではオリジナル版の他に季節もののシンガポールスリングなどもあり、いろんなスリングが楽しめるのも発祥地ならではでないでしょうか。

Long Bar (ロング バー)
住所:#02-01 Raffles Arcade, 328 North Bridge Rd, S188719
最寄り駅:Esplande駅
営業時間:12:00-22:45(L.O.)
定休日:無
電話番号:6412 1816
WEBサイト

 

音楽にスポーツ観戦、イベントもりだくさん!
Mogambo Bar & Restaurant

Magambo Bar & Restaurant(マガムボ バー アンド レストラン)は系列店をシンガポール、香港、東京に構えるアジア中心に展開するスポーツ観戦やイベントもり盛りだくさんのにぎやかなバー

ドリンクもフードも充実しており、もちろんカクテルメニューにはシンガポールスリングも。フードはケバブやチキンウィングスなどがあります。

Mogambo Bar & Restaurant (マガムボ バー アンド レストラン)
住所:03 Canton St, #01-01, Boat Quay S049745
最寄り駅:Raffles Place駅
営業時間:月火  17:00-02:00
                  水~土 17:00-03:00
定休日:日
電話番号:6438 9808
WEBサイト

 

まるで映画のような雰囲気の中でカクテルを!
No. 5 Emerald Hill

出典:No. 5 Emerald Hill

こちらはシンガポール随一のグルメエリア・オーチャードにあるカクテルバーNo.5 Emerald Hill(ナンバーファイブ エメラルド ヒル)。こちらのバーは1991年に創業したシンガポールではじめてのカクテルバーです。

壁一面にリキュールなどの瓶が並び、中華風の赤いランタンが垂れ下がりとてもおしゃれな雰囲気。映画のセットのような中でぜひシンガポールスリングとお店の名物であるチキンウィングスをぜひ!

No.5 Emerald Hill(ナンバーファイブ エメラルド ヒル)
住所:5 Emerald Hill Rd, S229289
最寄り駅:Somerset駅
営業時間:12:00-02:00(詳しい営業時間は店舗にお問い合わせください)
定休日:無
電話番号:6732 0818
WEBサイト

 

マリーナ ベイ サンズの最上階で1杯!
CÉ LA VI SINGAPORE SKYBAR

CÉ LA VI SINGAPORE SKYBAR(セ ラ ヴィ シンガポール スカイバー)はマリーナ ベイ サンズの最上階の「オープンエア パビリオン」と呼ばれる場所にあるバーです。

シンガポールの絶景を楽しめるバーなのでぜひ夕暮れ時に訪れ、カクテルの由来にもなったシンガポールの夕日と共にシンガポールスリングを味わってください!

CÉ LA VI SINGAPORE SKYBAR(セラヴィ シンガポール スカイバー)
住所:Level 57, Marina Bay Sands SkyPark, Hotel Tower 3, 1 Bayfront Avenue, S018971
最寄り駅:Bayfront駅
営業時間:17:00-01:00
定休日:無
電話番号:6508 2188
WEBサイト

 

ライブスペースもある木目調のウェスタンバー
Hero’s Bar

こちらのHero’s Bar(ヒーローズ バー)は先ほどご紹介したMogambo Bar & Restaurantの姉妹店。店内はMagambo Barよりもウッドベースで明るく、フードメニューもハンバーガー、チキンナゲットやピザなど全体的にウェスタンな雰囲気

またライブスペースもありので生演奏を聴きながら、シンガポールスリングを楽しむのもおすすめ。

Hero’s Bar (ヒーローズ バー)
住所:69 Circular Rd, #01-01, S049423
最寄り駅:Bayfront駅
営業時間:月~金 17:00-03:00、土 17:00-04:00
定休日:日
電話番号:6438 6058
WEBサイト

 

隠れ家的おしゃれバー
Bitters & Love 

チャイナタウンにある「Bitters & Love(ビターズ&ラブ)」はこじんまりとした隠れ家的バー。レトロでこだわりの空間で飲めるのは、定番のカクテルからお店のオリジナルカクテルと幅広いです。そしてこちらのカクテルは見映えがユニークなものが多く、五感を刺激するものばかり

またフードメニューも幅広く扱い、ハンバーガーや和牛のサイコロステーキなどのお肉からカルパッチョなどのお魚メニューも充実。雰囲気からドリンク、フードメニューとすべておすすめです!

Bitters & Love(ビターズ&ラブ)
住所:118 Telok Ayer St, S068587
最寄り駅:Chinatown駅
営業時間:水~土 18:00-24:00 (最終ご案内 22:00)
定休日:月火日
電話番号:6438 1836
WEBサイト

 

歴史が深いシンガポールスリングを楽しもう!

シンガポールが独立前から存在し、100年以上の歴史をもつ、シンガポールスリング。

1915年に誕生したオリジナルレシピ、70〜80年代に考案されたアレンジレシピと二通りのレシピが存在し、飲み比べたり、バーによって見た目も異なるので飲み歩くのもおもしろいのではないでしょうか。

また、今回ご紹介したバーの中には夕日を楽しめるところもありますので、シンガポールスリングを片手にシチュエーションを楽しむのもいいですね。

シンガポールスリングというカクテルを通し、様々な楽しみ方を見つけてみてくださいね!

●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。



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この記事を書いた人

SingaLifeグルメ倶楽部

編集部が実際に足を運んだ選りすぐりの飲食店や、話題のカフェ・レストラン、最新グルメなど、シンガポールの食にまつわる旬の情報をご紹介します!次に食べたいグルメやお気に入りのお店が見つかるかも?

  • 帰国生のミカタ
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