子どもの急性腎障害 原因の咳止めシロップ薬は国内未流通:保健省
西アフリカのガンビアやインドネシアで子どもの急性腎障害と死亡例が相次いでいることを受け、保健省(HSA)は22日、本件との関連が取り沙汰されている咳止めシロップと液体治療薬はシンガポールでは登録されていないと発表した。
さらに、その原因について、エチレングリコールやジエチレングリコール汚染が疑われると伝えた。エチレングリコールやジエチレングリコールは一般的には不凍液、プラスチックや化粧品などの製品に使われる有害物質だ。
今回、問題となっている医薬品はテモレック・フィーバー(Termorex Fever)、フルリンDMPシラップ(Flurin DMP Sirup)、ユニベビ・コフシラップ(Unibebi Cough Sirup)など9種類。HSAは当地で流通しているシロップ剤/液体治療薬の販売・供給を停止していないが、国内で本件の症例が確認された場合は警告を発し製品の自主回収を命じる考えだ。
最新ニュースやプロモ情報をLINEとInstagram、メルマガでお届けしています!ぜひお友だち追加・フォローしてね!
この記事を書いた人
SingaLife編集部
シンガポール在住の日本人をはじめ、シンガポールに興味がある日本在住の方々に向けて、シンガポールのニュースやビジネス情報をはじめとする現地の最新情報をお届けします!