【2022年版】アーティストと観客とをつなぐ、新しいアートフェスティバル「シンガポール ビエンナーレ2022」を紹介!

Singapore Biennale 2022(シンガポール ビエンナーレ2022)のNatasha(ナターシャ)には、50名以上のアーティストとコラボレーター、そして会場を訪れる観客の皆さんもNatashaと一緒にアートの旅に出てほしいという意味合いが含まれています。

手に触れて楽しむことが出来る体験型の展示品や身近な生活をテーマにした展示品など、多彩な内容で楽しませてくれます。そんなNatashaの会場は一か所にとどまらず、シンガポールのさまざまな場所で見ることができます。


第7回シンガポール ビエンナーレ

Singapore Art Museum (シンガポールアートミュージアム)が主催し、シンガポール国立芸術評議会が委嘱したこのシンガポール ビエンナーレは「ナターシャ」という名前で呼ばれています。通常の大規模アートイベントとは異なり、より親密に「観客と」関わるという意味で、名前がつけられました。


会場はシンガポール各所

出典:Singapore Art Museum

開催される会場も、本拠地であるSAM(Singapore Art Museum シンガポールアートミュージアム)があるタンジョンパガー・ディストリパークだけでなく、以下数か所で見ることが可能です。

セントーサコーブ、セントジョン島、ラザロ島、インターナショナルプラザ、オーチャード22、シンガポールフライヤー、地域図書館、ヤンキット プレイフィールドとアートを体験することができ、屋外・屋内とさまざまです。屋内の展示会では他のアーティストとの協調が感じられ、屋外では自然もアートの一部となっています。


SAM

出典:Singapore Biennale

メイン会場SAMには、世界中のアーティストによる多彩な作品が、複数階に渡って展示されています。Haegue Yang、Araya Rasdjarmrearnsookなど、国際的に有名なアーティストと地元シンガポールのアーティストの作品を見ることができます。作風もアイデアも異なるアートは見応えがあります。

出典:Singapore Art Museum

 

 

 ラザロ島とセントジョン島

出典:Singapore Biennale

今回最もユニークな場所は、セントーサ島で展示されるアートです。

セントーサコーブからフェリーでラザロ島へ渡ると、島の自然の中に溶け込むアートを見ることができます。フェリーに乗っている時からアート体験が始まったような感覚になり、徐々に近づいてくるラザロ島に一歩足を下ろすと、これからNatasha(ナターシャ)に会える!!とわくわくした気持ちになれます。

Zaria Muhammad (ザリナ・ムハンマド)によるセントジョンズ島のインスタレーション「Moving Earth, Crossing Water, Eating Soil」は、島の伝説をテーマにしています。島の自然と融合し、通常の美術館の展示では味わえない、独特な雰囲気をかもしだします。

そして裏庭には同じく彼女の手による体験型のアートがあります。手を触れると動くアートは、人形劇を見ているような気分です。

人間以外にこんな観客も。

 

アートと一緒に旅に出る

アーティストがタンジョン・パガー・ディストリパークやそれ以外のいろいろなスペースに作品を展示することで、周囲の環境との無数のコネクションが展開されます。ぜひシンガポール各地のビエンナーレの会場を巡り、「Natasha」を感じてみてください。


イベント情報

Singapore Biennale 2022 Natasha
期間:2022年10月16日〜2023年3月19日
住所:39 Keppel Rd, #01-02, S089065  Singapore Art  Museum
WEBサイト

◆チケット
Singapore Biennaleは、タンジョン・パガー・ディストリパークの展示のみチケットが必要です。
チケットはこちらから
 
※島に渡る場合は別途フェリーチケットが必要です。
チケットはこちらから

●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。





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この記事を書いた人

林じゅん子

長崎県出身。バブル期の東京で浮かれて過ごし、そのままシンガポールへ。気がつけば20数年!香港映画がきっかけでアジア芸能にはまり、シンガポール初日本人芸能記者(自称)に。ラジオ、雑誌ともに芸能一筋、出会った芸能人は数知れず。 現在はエンタメ以外の3大好物、イケメン、おいしいもの、アニマルネタ目を光らせる。期間限定&新製品にも目がない、ローカルどっぷりジャパニーズ

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