シンガポールの虫対策2026!おすすめグッズや注意点を解説

常夏のシンガポールでは、湿気と暑さを好む虫たちとの共生が日常茶飯事です。「朝起きたらキッチンにアリの行列が!」「夜中に大きなゴキブリと遭遇してしまった」という経験をされる方も少なくありません。2026年現在、政府の対策も進化していますが、家庭でのセルフケアも非常に重要です。

今回は最新の対策グッズや予防法をご紹介します。

 

シンガポールでの虫事情

さまざまな殺虫剤

 

日本から来た方からよく聞くのが、虫に悩まされているというお話しです。でももちろんシンガポール人の家庭でも害虫対策は永遠のテーマ。殺虫剤売り場の充実ぶりを見てもおわかりでしょう。

―ヤモリが怖い
―ゴキブリが嫌で家中どこもかしこもテープで目張りしている

皆さんいろいろな対策を講じています。ということは、それだけ害虫被害が大きいとも言えますよね。

シンガポールにおいて、虫は単なる不快害虫ではなく、デング熱などの深刻な感染症を媒介するリスクとして捉えられています。そのため、政府(NEA:国家環境庁)は非常に厳格な監視体制を敷いています。

この記事ではシンガポールでよく見かける害虫、予防法などをご紹介します。少しでもどきどきしないで暮らせるように、皆さんにとって役に立つ情報をご紹介します!

シンガポールの家屋でよく見られる虫と予防法をご紹介!

ゴキブリ


ゴキブリによる病気

ゴキブリは体や足で病原体を拾い、移動しながら食品や調理器具、キッチンなどにばい菌をばらまきます。食中毒、サルモネラ、喘息・アレルギー(くしゃみ、咳、鼻づまり、皮膚の発疹)などを発症する方もいるので要注意です。

予防法

①清潔にする
ゴキブリは清潔な場所が嫌いです。ゴキブリを家に入れないためには、家を清潔にし、整理整頓をすることが大事です。もちろん、洗い物を流しに置きっぱなしなんてもっての外です!まずは素早く洗いましょう。そしてシンクも洗い、水分が残らないようにした方がよいです。


②すき間をふさぐ
信じられないくらい細い隙間からも侵入できるので、ダストシュートも危険です。シンガポールでは、ふたのところに貼り直し可能なテープを貼り、ブロックしている方もいらっしゃいます。もちろん、開閉は素早くしましょう。

さらに怖いのが、コンクリート・床のタイルのひび割れや欠けた部分にまで、ゴキブリが潜んでいることです。Fillerなどでひび割れを防ぐ方がいいようですが、賃貸の場合はオーナーさんや不動産屋さんにご相談することをおすすめします。


③パンダンの葉には要注意
シンガポールでパンダンの葉がゴキブリ避けにいいと聞いたことはありませんか?ときどきタクシーなどでも積んでいるドライバーさんがいますが、実は忌避効果は弱く、乾燥してしまうと逆にゴキブリの温床となることもあります

その他、ニームオイル、ニンニク、キャットニップ、ローリエなどの天然の忌避剤も効果があるそうです。試してみてはいかがですか。


④猫

筆者宅には猫がいますが、ゴキブリ退治に一役かってくれています。夜中に狩りをしているようで、朝起きるとひっくり返ったゴキブリがいたこともあります。時には足が一本だけ落ちていたり。とても助かっています!


⑤段ボールをこまめに捨てる
引っ越しや、オンラインショッピングなど、なにかとお世話になることが多い段ボール。こちら、実はゴキブリの卵が付着していたり、住処になりやすい素材なのです。面倒でもこまめに捨てる、できる限り家の中に入れないといった対策をおすすめします。

恐怖の実話

子どもたちの寝かしつけを終え、のんびりとした気持ちで、ゆっくりシャワーでも浴びよう!と思っていた夜、掃除したはずのシャワーブースの排水溝にまだ髪の毛が。しかもその髪の毛、なぜか動いている!と思ったら、なんとゴキブリの触角の部分でした。

大きすぎて出てこられないのか、排水溝の真下におり、まず一番熱くしたお湯を流し込み、待つこと数分。一度はいなくなったのに、なんとまた戻ってきていました。再びお湯をかけ、排水溝掃除の液体を流し込みました。そして害虫駆除もお願いしました。

今はその家から引っ越しており、ほとんどゴキブリを見かけることはなくなりましたが、引っ越し前の家ではひどい時期は3日に1回はゴキブリが出ていたほど。

私の経験とリサーチによると、ゴキブリが出る回数は、家の階数や古さには関係ないように思います。よく出る場合は、早めに害虫駆除をお願いしても良いかもしれません。

蚊による病気

蚊はデング熱、マラリア、ジカ熱などの致命的な病気を媒介します。

特筆すべきは、2025年から2026年にかけてのデング熱の状況です。2025年の年間報告数は約4,000件と、過去数年間のピーク時と比較して大幅に減少しました。これは、不妊化した蚊を放つ「Project Wolbachia(ボルバキア プロジェクト)」がシンガポール全土の約80万世帯まで拡大された成果といえます。

しかし、雨季などの気候変動により局地的なアウトブレイクは依然として発生するため、家庭での「B-A-H-U(ボウフラ発生防止アクション)」は2026年も引き続き推奨されています。

他にも、各コンドミニアムで週に1回、大量の殺虫剤を噴霧して駆除に努めています。ただ、人が通ることを想定して止めてくれたりしない場合が多いので、かなり大量の煙の中を通らなければならなかったことがありました。かなり苦しいので、ご自宅の何曜日何時頃が殺虫剤の時間なのか、しっかり把握し、なるべくその時間には通らないことをおすすめします。

予防法

①虫除けスプレー

虫除け各種



DEET(ディート N,N-ジエチル-メタ-トルアミド)配合の虫除けスプレーがいいようです。10%以下のディート配合の製品は、生後2か月からの幼児や児童に安全と言われています。

また使用頻度や量などは、記載通りに使用しないと効果が薄れるかもしれません。説明書通りの使い方をしてください。

そして虫除けスプレーは、デング熱になった場合にも必須だそうです。デング熱患者を蚊が刺すと、その蚊がデング熱を媒介して患者を増やすそうです。

②蚊避けネット

出典:Amazon Singapore

2か月未満の赤ちゃんなどは、ベビーカー用の蚊避けネットがおすすめです。ネット自体安価ですし、虫除けスプレーだと新生児は使用できなかったり、赤ちゃんが舐めてしまう危険性があるため、ネットの方が安心ですね。


③水回りの清掃
外出時には虫除けスプレーをするのは必須ですが、その他にも家で繁殖する前に予防策を講じる必要があります。水がたまる場所を空にして、卵を産まないようにしましょう。植木鉢の受け皿、バケツ、花瓶、ペットの水入れなどは、毎日きれいにしましょう。水がたまっても毎日洗っていれば繁殖はしません。


④天然の蚊避け
干した柑橘類の皮やラベンダーのドライフラワーのポプリなどをお部屋に置きましょう。香りがなくなったら新しいのに替えてください。またバジルは植木鉢に置いておくだけで、蚊の嫌いな香りを発します。気軽に試せる方法ですね。食用にも使えますし、試してみたい方法です。

⑤置くだけで蚊よけになる芳香剤

日本でいう「蚊取り線香」のようなものです。こちらもシンガポールでは重宝されています。

恐怖の実話

筆者の恐怖というより恥ずかしい話です。

近所でデング熱の患者が出たため、NEA(保健省)の職員がランダムに近くの家庭を訪問しており、筆者宅へも予告なしに職員がチェックしにきました。しかし、部屋が散らかっていたため、何とか数分だけもらい、とりあえず簡単に片づけをしてチェックが始まりました。

彼らのチェックは徹底しており、お風呂場、花瓶、シンク下などくまなくチェックされました。幸いボウフラはいなかったので罰金はなしでしたが、「植木鉢やバケツは気をつけてね」とご指導を受け終了しました。日本にいたらあまり経験しないことですが、シンガポールではよくある話です。今回のことで2つ教訓を学びました。

◎もしもに備えてお部屋はいつも片付けよう、水には気をつけよう!


アリ

アリもまた病気を広げる可能性のある害虫です。アリは食べかすや砂糖、甘いものだけでなく、お肉などの血にも寄ってきます。バーベキューなど、屋外でのイベントも楽しめるシンガポールなので、そのような時にはますます注意が必要となります。

予防法

①密閉容器は必需品
砂糖や甘いものは密閉できる容器に保存して、アリを寄せ付けないようにしましょう。またお肉が入っていたトレーなどは、洗剤などで洗ってから捨てましょう。ペットの餌の残りや買ってきたパンなども密封容器へ入れるのを忘れないようにしてください。


②巣を見つけたらすぐにスプレー
ご存じのようにアリは行列をして歩くので、まずは巣を見つけ、そこにスプレーをして一網打尽にします。もちろん通り道にいるアリにもスプレーをしましょう。その後は臭いが残らないようにきれいに拭いてください。


③アリメツ
シンガポールの西野薬局で売っているアリメツがおすすめです。小さいトレーが2個入っているので、その真ん中のくぼみ部分に液を入れます。恐ろしい数のアリが集まってくるのでびっくりしますよ。

 

体験談

引っ越し前の家で、よくよく見なければ気づかないほどの小さなアリが、家の中に外から侵入してくることがありました。小さすぎて、どれだけ隙間をふさいでも入ってきます。

そこで噂に聞いたアリメツを買いに行きました。「アリ、アリ」と呟きながら探していたら、ローカルの店員さんが、「アリメツ?」と教えてくれました。みんなアリメツを目当てに来るんだなと、同志を見つけた気がして嬉しくなりました。

家の外の共用部の廊下にアリメツを設置し、お掃除の人が捨ててしまわないようにメモを書いたテープを一緒に貼っておきました。無事にアリ事件は解決しました。

ダニ

ダニが原因でアレルギーや喘息を起こす人もたくさんいますよね。咬まれると赤い点々のようなものが肌に出るので、見た目ですぐにわかります。

ダニは、古い家具、ベッドシーツ、古いマットレスなどを介して移動したりします。枕、寝具、カーペットなどの場所に数百万匹も生息しており、人間やペットの死んだ皮膚や毛を食べて繁殖します。

予防法

①布張りの家具の掃除

ベッドマット、カーペット、カーテン、布張りの家具には、定期的に掃除機をかけましょう。すぐに吸い込んだゴミをゴミ袋に入れ捨てましょう。肉眼では見えませんが、掃除機の中でも繁殖するそうです。


②お湯で洗濯
特にダニの温床になりやすいベッドは、カバーやシーツなどを少なくとも54℃のお湯で洗いましょう。お風呂などは毎日窓を開けて乾燥させ、結露などがあれば拭きましょう。


ダニよけシート
ローカルのスーパーにも、ダニよけ効果もあるシートが売られていました。予防として潜ませておくのも良いかもしれません。


ヤモリ

シンガポールで一年中聞こえる「チチチ」という鳴き声。この声の正体であるヤモリは、害虫を食べる益獣ですが、糞や見た目を気にする声も多いです。筆者は爬虫類を飼っていた程度にヤモリは可愛く思えますが、それでも同じ家の中で放し飼いする気にはなりません。

予防法

①新入経路をチェック
1cmほどのすき間があれば外から侵入しますので、玄関ドアも下部分にゴム製のすき間テープなどを貼りましょう。もちろん入居前にヤモリの住人がいないかチェックしてからです。その他、すき間や穴などがあれば丈夫なテープなどでふさぎます。


②ヤモリが苦手なものを置く
ナフタリンを引き出しや食器棚など、ヤモリが出やすい場所に置くとヤモリが逃げます。また唐辛子にも弱いので、タバスコや唐辛子でスプレー液を作り、家の周りに吹きかけるとヤモリが遠ざかります。タマネギやニンニクなどの臭いも苦手らしく、こちらも水と混ぜてスプレーしましょう。

以前筆者がやっていたのは、水のスプレーをあちこちに常備していました。見かけたらヤモリを狙い撃ちしてました。小さめのヤモリなら動きが鈍くなるので、捕獲してダストシュートへ。自力で逃げ出すので殺さなくていいから気持ちが楽です。

③殺虫剤
こちらも効き目はあるようですが、やはり生き物を殺すのはなるべく避けたいですよね。入ってこないように、玄関前でシュッとするのがいいでしょう。

ヤモリ版ゴキブリホイホイもありますが、これも怖くて使えませんでした。気になる方は試してみても良いかもしれません。噂では結構かかっているとか。

小さなお子様やペットがいる場合に気を付けることは?

猫には、エッセンシャルオイルやローリエは危険と言われています。同様にエッセシャルオイルによっては、小さいお子さんにとっても避けるべきといわれるものもあるので、事前によく調べてお使いください。

万能の虫除けと言われるニームオイルは大丈夫と言われていますが、かかりつけの獣医さんに相談するのもいいかもしれません。

殺虫剤においても臭いの少ない物などさまざまです。幼児にもペットにも安全な市販の殺虫剤もあるので、使用量や使用方法についてもしっかり確認して使ってください。

子ども向けの虫よけもスーパーやドラッグストアで何種類か販売されています。

シンガポールの害虫駆除業者とは?

家庭での対策で限界を感じた場合は、プロの「Pest Control(ペスト コントロール)」に依頼するのがシンガポール流です。


【費用と選び方】

費用目安:
一般家庭のスポット駆除(ゴキブリ・アリ)でS$120〜S$300程度。

大手業者:
Rentokil(レントキル)やIKARI(イカリサービス)などは、政府のライセンスを保有しており、アフターケアも充実しています。

賃貸物件にお住まいの場合、入居後1か月以内の害虫発生についてはオーナー負担で駆除を行える条項(Warranty Period)が含まれていることが多いので、まずは不動産エージェントに連絡しましょう。

旅行者が気をつけたい虫対策

シンガポール観光を楽しむ際、特に屋外での対策が重要です。

【屋外対策:ホーカーやカフェ】
屋外の飲食店では足元を蚊に刺されやすいため、入店前に足首周辺へスプレーをするか、ズボンの裾に虫除けパッチを貼りましょう。蚊は風に弱いため、ポータブル扇風機を足元に向けるのも賢い自衛策です。

【ホテルでの注意点】
高層階であっても、エレベーターや上昇気流に乗って蚊が侵入することがあります。ベランダのドアを開けっぱなしにしないようにしましょう。

【季節による違い】
▪雨季(11月〜1月):水たまりが増え、蚊の繁殖が活発になります。
▪乾季:乾燥を避けてアリが水を求め、室内に侵入しやすくなります。

いずれの時期も、外出時の対策は欠かせません。

害虫なしの気持ちいい暮らし

シンガポールでの生活を快適にする秘訣は、虫が出る前に「予防」の仕組みを作ることです。最新の駆除グッズを活用しつつ、食べ物を放置しない、水回りを乾かすといった小さな習慣を積み重ねましょう。SingaLifeでは、これからもシンガポールでの安心な暮らしに役立つ情報をアップデートしてお届けします。



●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。

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この記事を書いた人

SingaLife編集部

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