【2023年 最新版】シンガポール島内での引越し、退去から引越し完了までを一挙にご紹介。必要な手続きや簡単チェックリストも!

在宅勤務が増えたり、生活リズムが変わったりすることが増えてきましたよね。シンガポール島内での引越しを考えている方も多いのではないでしょうか。タイミングと準備が重要な引越しについて、この機会にチェックしてみてはいかがでしょうか?



シンガポールでの引越しを決めたら

 

契約期限の2カ月前に、エージェントに意向を伝える

退去通知は2カ月前としている契約がシンガポールでは一般的です。2カ月を切ってから引越したいという意向を伝えた場合、違約金を取られてしまう可能性もありますので、注意が必要です。早め早めに通知をするようにしましょう。


入居希望者の内見対応

日本ではイメージしづらいですが、シンガポールでは退去する前に、次の入居希望者が内見(Viewing)に訪れます。基本的に内見を断ることはできず、エージェントから「内見したい」という打診があった日時には、立ち会いをしなければなりません。日本とは大きく異なる部分なので、気をつけましょう。


オーナー都合で、契約満了前に退去を求められたら・・・
2年で契約を結んでいても、オーナーの都合で契約満了より前に退去を求められる場合も少なくありません。その場合は、基本的に住んでいる側に権利があるので、交渉をするか、違約金やその他のリクエストができる場合もあります。エージェントに相談するといいでしょう。


引越し業者の選定

多くの家財道具があり、自分で梱包するのが難しい場合は、引越し業者へ依頼した方が無難でしょう。ルームシェア生活だったり、1人暮らしなど、荷物が少なければ、梱包した荷物の運送だけを依頼することもできます。

安心の日系引越し業者にするか、料金重視で低く抑えられるローカルの引越し業者にするか、それとも運送だけをお願いするのか、ご自身の状況に合わせて引越し業者を選定しましょう。

NXシンガポール(旧日本通運)

豊富な経験、あらゆる輸送モード、業界最大級の引越し店舗数のネットワークを活かし、お客様のニーズに合わせた最適な引越しプランを提案します。規模や業種に関わらず幅広い輸送サービスを行っており、確かな実績と技術力が信頼を得ています。

引越し業務はシンガポールと海外間だけでなく、近年需要が高まっているシンガポール島内での引越並びに、オフィス移転のサービスにも力をいれています。引越し前後に必要な手続きも分かりやすい説明があり、安心して引越し作業を進めることができます。

NXシンガポール(旧日本通運)(NIPPON EXPRESS (SINGAPORE) PTE. LTD.REMOVAL DIVISION)

住所:5C Toh Guan Rd East, S608828
営業時間:月〜金 9:00-17:30
定休日:土日祝
電話番号:6565 8177
Email:nesg-nesrmvjp@nipponexpress.com
WEBサイト

 

シンガポールヤマト運輸

幅広いグローバルネットワーク、長年培ったサービス品質で、スムーズで効率的な引越しをお任せできるヤマト運輸。シンガポール国内引越しは、お客様のご予算、利便性に合わせて全てお任せのらくらくプランから自分たちで荷物をまとめたい方用のチャータープランなど、4つのプランから選ぶことができます。

問い合わせが日本語ででき、作業工程も日系企業ならでは、日本人向けのきめ細かいサービスを受けることができます。また、基本的に荷物は発送と同日中に受け取ることが可能なため、すぐに必要な荷物も安心してお任せできます。

シンガポールヤマト運輸(YAMATO TRANSPORT (S) PTE. LTD.)
住所:2 Bukit Merah Central, #08-01, S159835
電話番号:6274 0309
メール:removal@yamatosingapore.com
WEBサイト



引越し作業時間の確認

シンガポールでは、土曜日や日曜日の引越し作業が禁止されているコンドミニアムもあります。事前にコンドミニアムの管理オフィスに作業可能時間の確認をしておきましょう。


引越しにかかる費用の確認

引越し業者に支払う金額:プランや家族構成、時期によって変わりますので見積もりをとって確認しましょう。
・カーテンクリーニング:S$75〜S$95 / 2m幅のカーテン
・物件クリーニング:S$480(2ベッドルームアパートメント)、S$580(3ベッドルームアパートメント)
・修繕費用: S$430(2ベッドルームコンドミニアム)、S$520 (3ベッドルームコンドミニアム)
・壁の塗り替え: S$1,400〜(2ベッドルームコンドミニアム)、S$2,000〜(3ベッドルームコンドミニアム)
・新居デポジット
・初月家賃

新居用のデポジットや初月家賃も合わせると高額になりますので事前にまとまった資金準備をしておくと安心です。



退去に当たってすべきこと

カーテンクリーニング

シンガポールの住居習慣として入居時に窓にかかっているカーテンをクリーニングして返却しなければなりません。クリーニングは自分で洗うことは認められておらず、必ず業者にクリーニングを依頼しましょう。退去手続きの際に、クリーニングの領収書を提示することもありますので保管しておきましょう。


エアコンのレシート提出

法律で入居者に義務付けられている3カ月に一度のエアコンのクリーニング。退去時には、そのクリーニングをしたことの照明としてレシートを示すよう求められるケースがあります。毎回のクリーニングの際に業者から渡される領収証は、捨てずに保管しておきましょう。


ハウスクリーニング

退去時にハウスクリーニングをするように契約書に書かれているケースがあります。専門の業者に依頼し、キッチン周り、シャワー周り、床や天井、ベッドの下など細かい部分も掃除してもらいましょう。業者によってパッケージ内容が異なるので、部屋の広さや家具の量などで決めるといいでしょう。


簡単な補修

入居者にとっては「少しのキズだし、目立たないし、まぁ、いっか」と思っていたのに、退去の際に高額に補修費を請求される。日本でもよく聞く話です。ここは外国、シンガポール。壁の凹みや汚れなど、ホームセンターなどで購入した補修剤を使用するなどして、補修しておくのがベターです。

不要だから使っていなかった電子機器類がちゃんと動くか、呼び鈴がちゃんと鳴るかなど一つひとつチェックしていくことが大切です。また、壁の塗装もプロを雇って塗り直すようオーナーに言われることもあります。


不用品の処分

<ゴミの処分について>

引越しを機に不要になったゴミは処分できる日が決められているので早めに処分していきましょう。所属地域への問い合わせが必要ですが、HDBの住人は基本毎月3つまで粗大ゴミは無料で捨てられます。廊下の外に出しておくと持って行ってくれるので便利です。

コンドミニアムの場合は粗大ゴミの日を定期的に定めているところもあれば、年に1、2回しか回収サービスを手配していないところもあります。回収業者を紹介してくれることもありますが、大きい家具などの処分は高額になってきます。また、まだ利用できるものは売買サイトや掲示板などで売る、譲るなどしましょう。

<シンガポールのローカル売買サイト>

Carousell(カルーセル)
シンガポール版「メルカリ」のフリマアプリ「Carousell(カルーセル)」を利用すれば、小物から大きな家電製品まで売りに出すことができます。利用料や販売手数料もかからないお得なサイトです。買い手が見つかった場合は、やり取りをして引き取って貰えばいいですが、買い手がつかない場合は、引越し業者もしくは、専用の引き取り業者に連絡をして処分をするようにしましょう。

iCondo(アイコンド)
コンドミニアムによっては「iCondo(アイコンド)」という住人同士が交流できるアプリを活用して、不用品を出品するコーナーがあります。

<シンガポール在住の日本人のための日本語の売買サイト>

日本語でのやりとりができるので英語に自信のない方はこちらで不用品を処分しましょう。
シンガポール掲示板
お役立ちウェブ


住所変更届

勤務先、銀行、保険会社、携帯電話、インターネット関連、各種会員制サービス・団体などオンラインや窓口など、それぞれで手続きをしなければならないのが面倒に感じるかもしれません。

銀行

シンガポールの大手銀行(DBS、UOB、OCBCなど)のオンラインバンキング(Internet Bankingとも)でプロファイル登録、住所変更が可能です。



郵便局

日本では無料の転送手続きですが、シンガポールの郵便局(シングポスト)では有料サービスになります。オンラインで手続きし、初月は月額S$20(翌月はS$30、それ以降はS$40)で対応してもらえます。



SP Service(ガス)

前住居の方を閉め、新住居側を開設。電話やオンラインで可能料金は日割りで指定できます


EP・DP・Spassの住所変更

EPやSpassを所持している人は、引越しをした際には必ず人材開発省(MOM)への届出が必要になります。EPオンラインから変更できるので、確実に行いましょう。


携帯電話

こちらも契約している携帯電話会社のウェブサイトから簡単に手続きができます。毎月請求書が送られて来るので、早めに手続きしたいですね。


日本人会の住所変更

シンガポール日本人会のホームページから各種届出用紙をダウンロードできますので、<個人情報の修正要請書>で住所変更が可能です。

また、お子様の学校や習い事なども、それぞれのホームページから各種届出が可能な場合が多いと思いますので事前に確認しておきましょう。


チェックリスト

□ 引越し業者の選定
□ 内見対応
□ 梱包
□ 光熱費の契約切り替え
□ 部屋の不具合のチェック
□不用品の処分
□ 家の箇所の補修
□ カーテンのクリーニング
□ ハウスクリーニング業者の選定
□ それぞれの住所変更
□ 荷出し
□ エージェントと鍵の受け渡し
□ 退去と入居の引越し作業可能時間の確認



引越し体験談

今回は島内で引越しを経験した編集部の体験談をご紹介いたします。

島内で2回の引越しを経験して、退去の時に重要となるのがエージェントの対応。
エージェントやオーナーさんとの関係性によって、デポジットの返却時期に大きな差がありました。できる範囲で親密な関係を築いていておくことも、必要かもしれないですね。

家具無しの家から家具有りの家に引っ越す場合は、大型の不用品処分に注意が必要です。なかなか売れないことも想定しておきましょう。

掲示板でなかなか売れない場合はカルーセルがおすすめです。売値は少し安くなってしまうかもしれませんが、即日や翌日に受け取ってもらえるケースもあり、スピーディーに売ることができました。



新居で新たなシンガポールライフをスタート

ライフスタイルの変化や家賃の高騰などで島内引越しを考えられる方も多くいらっしゃいます。シンガポールの島内引越しであれば、日本人駐在員家族の引越しが集中する春と秋の繁忙期を外すと引越しもスムーズです。時間と費用に余裕をもって、上手に快適に引越ししたいものですね。

ぜひストレスフリーな引越しで、新しいシンガポール生活を充実させてください。


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この記事を書いた人

SingaLife編集部

シンガポール在住の日本人をはじめ、シンガポールに興味がある日本在住の方々に向けて、シンガポールのニュースやビジネス情報をはじめとする現地の最新情報をお届けします!

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