シンガポール旅行で注意すべきことは?治安・犯罪・ルールなどこれを読めば安全に旅行できる!
シンガポールは治安もよく清潔で旅行中も安心して過ごせる国です。しかしそれでも日本とは異なる国。文化も違えばルールやマナー、天候も違うので注意すべきことがたくさんあります。旅行前に注意点を知って備えておけば万全!楽しいシンガポール旅行を満喫しましょう。
治安
シンガポールの治安は一言でいうと「良い」に限ります。2022年に世界で最も安全な国/世界平和度指数 2022の163カ国中シンガポールは第9位。(*Institute for Economics and Peace: the Global Peace Index調べ)アジアでは1位に輝いています。ちなみに日本は10位でした。
とはいえ、慣れない国では文化や常識も違い、そんな観光客を狙った犯罪がないわけではありません。観光地、特にチャンギ空港はトランジット客も多く、世界各国からさまざまな人が訪れる場所です。到着時、帰国時など荷物の多さに気がとられて大事なものをなくすなどのトラブルがないよう、貴重品の管理はしっかりしておきましょう。
最近では詐欺犯罪も増加しています。警察などになりすましてカード情報を聞き出したりする手口もあるため必要以上に話しかけてくる人がいれば気をつけましょう。また、夜は性犯罪、ぼったくりバーのトラブルなども起きやすいので繁華街などに夜間出かける際は注意しておきましょう。
ルール・マナー
多民族国家として知られているシンガポールは公共の場の秩序を守るルールやマナーがたくさんあります。ゴミのポイ捨て、チューインガムを食べることや持ち込むことさえ禁止で罰金が課されてしまいます。
日本人から見るとこれもダメなの!?とあっと驚く禁止事項が多くありますので、注意していても違反してしまうことがあります。必ず旅行前にチェックしておきましょう。こちらの記事でシンガポールの厳しいルールについて詳細を説明しています。
また、気になるマスク事情。マスク着用が必要な場所は公共交通機関や医療施設、住宅介護施設と限定され、その他の場所では任意となりました。(2022年8月)ただ、混雑した場所では引き続きマスクの着用が推奨されています。また、交通機関によっては安全確保のためにマスクを求めることもあり、その場合は乗客は従うことになっています。
お金や決済アプリ
シンガポールを旅行する際は海外でも利用可能なクレジット・デビットカード(VISA、MASTERなどが主流です)、現金や、あれば海外のATMでも現金を引き出せる国際キャッシュカードがあると便利です。
現金紙幣はS$2、S$5、S$10、S$50、S$100 とありますが、ホーカー屋台など地元の人が訪れる場所では高額紙幣は受け付けてもらえない場合もあります。寺院などでお賽銭が必要なときも細かいお金がいりますよね。トイレの利用時に必要なこともあります。現金は旅行の初めに小さな単位で持っておくことをおすすめします。
クレジットカードの注意点はスキミング。レストランでクレジットカードを店員さんに渡して会計をすることがある場合に備えてタッチレスやナンバーレスカードに切り替えておくと安心です。最近ではスキミング防止機能のある財布などもあり旅行中の財布として一つ持っておくこともよいですね。
また、公共交通機関の決済に使えるICカード、EZリンクカードを事前に購入しておくとシンガポールのキャッシュレスの決済方法「NETS」の支払いが観光客でも可能です。シンガポールには「NETS」、もしくは現金のみに対応しているお店も多くあります。何よりも電車やバス利用時にいちいち財布を取り出して支払いをしなくて良いので盗難のリスクも減ります。
もう1点、商品購入の際に気をつけることは消費税(GST)が8%、さらにサービス税が10%加算されることです。基本的には消費税を含めた金額を表示することを推奨していますが、ホテルやレストランでは含まれていないことも多いです。思った金額より高い!と旅のテンションが下がらないようにしたいですね。
天気・気温
シンガポールでは、10月下旬あたりから3月上旬までを雨季、3月あたりから10月前後までが乾季であると言われています。
雨季に気をつけることはスコール!突然の大雨の時に外にいると衣類も濡れてそのままクーラーが効きすぎた屋内に入ると寒くて風邪をひいてしまいそうになります。必ず雨具を携帯しておきましょう。また、乾季は晴天の日が続きますが強い日差しが肌を痛めるので薄い羽織ものや日焼け止めを忘れずに!
筆者自身は日本が冬の時に訪れて寒暖差で何度か現地で体調を崩したことがあります。湿度が高くて熱く、脱水症状で点滴をしたこともあるので、熱中症には要注意です。水分をこまめにとりましょう。
また、蒸し暑い国で靴を履いてすごしていると蒸れて衛生面がとても気になります。濡れてもすぐに乾くよう、歩きやすいサンダルの移動がおすすめです。筆者はシンガポールのような暑い国に行くときは、靴とは別で持って行ったり、現地で安いサンダルを調達して過ごしています。
シンガポール国内での感染病や事故など
シンガポール在住の人であれば知っている、注意すべき感染症なども旅行前に知っておきましょう。
まずは2020年に大流行したデング熱。特定の蚊を媒介してデングウイルスに感染することで発症する感染症です。政府も蚊が発生しないように対策をしていますがワクチンや有効な治療法などもないことから、虫刺されの予防をするなど、蚊にさされないように注意しましょう。
また、近郊の島のビーチで遊ぶことも楽しいシンガポール。珍しい海洋生物もいますが、セントーサ島の浅瀬でアカエイに刺されて病院に搬送されたケースが報告されています。毒性のクラゲや海洋生物を見かけたら近寄らないようにご注意を。
筆者は海の中に入るときはウォーターシューズなどを持参しています。岩で足を切ったりすることもなく安心ですよ!
医療
シンガポールの医療費はとても高額です。ちょっとした風邪の診療でも高額の診療代がかかりますので事前に海外旅行保険への加入をおすすめします。
万が一、緊急で救急車を呼ぶ必要がある場合の番号は「995」ですが、緊急度合いによっては搬送してもらえず、緊急性がないと判断され「1777」へのかけ直しを要請される場合があり、自らタクシーで病院に向かった方が早いこともあります。
緊急時にはパスポートのコピー、海外旅行保険の保険証、クレジットカード、常備薬のある方はお薬手帳などをすぐに持っていけるようにまとめておきましょう。
お子さま連れの家族旅行の注意点
日本は子どもが一人でおつかいをしたりなど、子どもだけで行動することができる数少ない国です。シンガポールは日本と同様に治安がいい国ですが、シンガポール含め海外旅行の際は日本との意識を変え、目を離さないようにしましょう。
筆者は海外ではホテルの部屋に留守番させるのもさせていません。言葉がわからない中、火事などが起きたら大変ですよね。
民泊に宿泊は違法
旅行者の間で人気の民泊(Air B&B)。実はシンガポールではセキュリティなどの問題から3カ月以内の民泊利用は認められていません。しかしAir B&Bのオーナーが3カ月以内では宿泊できない規制をかけていないと予約ができてしまいます。
予約はできても入国の際に宿泊先が民泊、滞在予定は3カ月以内であれば入国拒否となり、宿泊料も100%返金なし!という残酷なケースもあるので注意しましょう。
安心、安全で楽しいシンガポール旅行を!
治安も良いと言われており、日本と同じような先進国なのでついつい同じように過ごせるだろうと思いがちなシンガポールの旅行。話題の観光地情報も多く、調べることがたくさんありますが、それだけでなく注意点も踏まえた上で旅行に向かいましょう!ぜひトラブルのない、楽しい旅を!
●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。
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この記事を書いた人
SingaLife知りつくし隊
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