【在住者のリアルな情報】どんどん上がる物価!シンガポールも値上げの嵐です!
シンガポール在住の皆さま、最近どんどん上がる物価に悩んでいませんか?日本でも物価の上昇が騒がれていますが、シンガポールも例外ではありません。むしろ上がり幅は日本より大きいのでは?と感じるほど。
今回はシンガポールの最新物価情報を、シンガポール在住の筆者が忖度なしでお伝えいたします。在住者のみなさま、ぜひあるある!と共感してください。今後シンガポールに駐在や移住の予定がある方も要チェックです!
最近のシンガポールの物価事情
最近、シンガポールの物価はどんどん上がっています。きっと在住者の皆さまは物価の上昇を肌で感じていることでしょう。シンガポール在住の筆者の感覚としては、コロナ禍に入ってから徐々に物の値段が上がってきたと感じることが多くなりました。
そしてアフターコロナになりつつある今も値上げが続いています。実は、シンガポールでは2023年1月1日から、これまで7%だった消費税(GST)が8%に上がりました。そして2024年1月1日から、さらに消費税を9%まで上げるとシンガポール政府は発表しています。
物の値段も上がっているのに、じわじわと消費税も上がっていく。今後もしばらくは出費が増えたという感覚が続きそうです。
項目別の金額
それでは、実際にどんなものが値上がりしているのでしょうか。項目別にみていきましょう!(2023年2月13日時点での情報・体験を基に執筆しています。)
コンドミニアムの家賃
まず最初に声を大にしてお伝えしたいのは、コンドミニアムの家賃。シンガポール在住日本人はコンドミニアムに住んでいる方が多いと思います。そのコンドミニアムの家賃が、コロナ禍の2021年から上がり始め、現在過去最高水準まで高騰しているのです。
シンガポールのコンドミニアムは2年契約が一般的です。更新の際にオーナーによる家賃改定がなされるのですが、最近は恐ろしいほど値上げされることが多く、筆者の周りでは家賃が上がりすぎて更新できず引っ越しせざるを得ない方が続出しています。
筆者は昨年12月に更新があったのですが、家賃は27%上がりました。これでもまだ良い方だそうです。中には家賃が倍になったという人も!周りの日本人の話を聞くと、月S$1500〜S$3000上がったという声が多い印象です。こうした家賃の高騰が続く中、日系企業では家賃補助額を引き上げる動きもあるようです。
レストランなどの外食
レストランやホーカーなどの外食も価格が上がっています。シンガポール政府の統計によると、シンガポールの2022年12月の食品価格は前年より7.5%上昇したと述べられています。食品価格が上がったことにより、レストランは7.3%、ファストフードは6.0%、ホーカーは8.1%、ケータリングは6.3%と、すべての外食カテゴリーで価格が上昇しています。
安く食べられる庶民の味方のホーカーでも、最近は1品につきS$1〜2ほど価格が上がった印象です。レストランでは価格が上がったことに加え、前述のとおり消費税も8%に上がったことから、さらに値上げの印象が大きいのが実情です。
食品、生活用品
食品、生活用品はどうでしょうか。先ほどご紹介したとおり、シンガポールの2022年12月の食品価格は前年より7.5%上昇しました。それでは具体的に、食品代表として生活に欠かせない卵と牛乳をチェックしてみましょう。
こちらは筆者がよく買うオーストラリア産の牛乳です。シンガポールのローカルスーパーで買える一般的なものです。2023年2月現在1本S$3.8ですが、2021年頃は1本S$3で購入していました。ここ2年で27%上昇したことになります。
続いてこちらの卵。生で食べられるので、在住日本人の中でも買っている方が多いのではないでしょうか。2023年2月現在1パックS$5.2ですが、2021年頃は1パックS$4でした。ここ2年で30%上昇したことになります。このように、あらゆる商品が値上げしているのが現状です。
生活用品店の代表格として、シンガポールで人気を誇る日本のDAISO。シンガポール上陸当初は1品S$2(消費税込み)でしたが、2022年5月から1品S$2.14に値上げしました。さらに消費税が8%に上がった現在は、1品S$2.16となっています。
今後も消費税が上がるにつれ、DAISOの価格も上がりそうです。食品だけでなく、生活用品の値上げも家計に響きますね。
学費
以前から学費が高いといわれるシンガポールですが、ここ最近さらに上がっています。筆者の子どもは幼稚園に通っているのですが、2023年1月から学費が4%上がりました。さらに消費税も8%に上がり学費に上乗せされるので、ただでさえ高い学費がますます高くなりました。
また、ママの間ではコロナ禍になってから幼稚園のバス代がどんどん上がっているという声をよく耳にします。一体どこまで値上げが続くのでしょうか…。正直絶望的な気持ちになることもしばしばあります。
水道・光熱費
水道・光熱費はなんとなく支払い金額が増えたと思っていましたが、月によって変動もあるためあまり気に留めていませんでした。この機会に、筆者宅の過去の水道・光熱費を調べてみました。
2021年の平均水道・光熱費 S$140/月 2022年の平均水道・光熱費 S$176/月 |
なんと1年で毎月平均S$36も上がっていました。家族構成や使用頻度は特に変わっていないはずなのに1年で26%値上げしているとは…。なかなかの衝撃です。
これは各エネルギーの単価が上がっているのでは!?と思い、シンガポールの電力、ガスの供給などを手掛ける政府系企業「SP Group」のHPをみてみると、予想通りkWhあたりの単価が徐々に上がっていることが確認できました。
筆者のように水道・光熱費がどのくらい上がっているのか認識していない方も多いのではないでしょうか。一度調べてみることをおすすめします。
交通費
日本よりも安いことで知られるシンガポールの公共交通機関。実はMRT(電車)とバスもエネルギー価格の上昇に伴い2022年12月26日から最大S¢5値上げされ、これまでS$0.95〜だった運賃が、S$0.99〜になりました。
シンガポールでは交通系ICカード「Ez-linkカード」を使って乗車する人がほとんどのため、意外と値上げのことを知らない方も多いのではないでしょうか。MRTやバスに乗るときにぜひチェックしてみてください。
色々なものが高くなったこのご時世、値上げの嵐を嘆いてばかりいても仕方ありません。今日から少しずつでも節約してみませんか?節約方法はこちらの記事を参考にしてください。
シンガポールの生活費、どうやって節約してる?項目別節約術を詳しく解説します!
今後も続きそうな値上げに落ち込まず、上手に家計をやりくりしよう!
こうしてみてみると、シンガポールでは生きていくために欠かせないほぼすべてのものが値上がりしているように思えます。今後も消費税が上がる予定だったりと、まだまだ値上げの嵐は続きそうですね。今は耐えるときだと思って必要以上に落ちこまないようにしましょう。毎月の出費を洗い出し、締めるところは締めて上手に家計をやりくりしてください。
シンガポール在住の皆さま、共にがんばりましょう!
●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。
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この記事を書いた人
SingaLife知りつくし隊
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