最新!シンガポール移住費用 1カ月の生活費を大公開!~駐在家族・現地採用家族・現地採用独身の方に実際に取材しました~

日本人も暮らしやすく、治安も良くて移住先にすぐ思い浮かぶシンガポール。教育の質の高さ、インフラの充実、負担の少ない税制度など外国人には魅力が沢山あります。そこで一番気になるのは物価の高さ。実際にはどうなのでしょうか?

今回は、実際に駐在家族、現地採用家族、現地採用の独身の方にそれぞれ生活にかかる費用を聞きました。日本と比べてどの部分が高いのかを検証し、紹介していきます。




シンガポールの平均賃金

まずはシンガポールの平均賃金と日本の平均年収を見てみましょう。

・フルタイム雇用のシンガポール居住者の2021年の月間総収入(雇用主のCPF拠出を含む)
S$4,680×12=S$56,160(約542万円)(MOM調べ)
 
・2020年の日本の平均年収は約433万円(2021年国税局調べ)

もちろん、職種や学歴によって最低賃金なども変わってきますので、あくまでも平均です。また、取得する労働ビザによっても変わりますのでビザも詳しく調べておきましょう。


食費

外食

シンガポールの外食費は食べるところによって差があるのがポイント。安くも高くもあるのです。安い順番に記載していくと

ファミレス、ホーカー:一人あたりS$5〜S$20ほど。

日系レストラン、チェーン店ではないレストラン:最低一人あたりS$30〜。さらに税金7%、そしてサービス料10%などがかかります。

高級レストラン:前菜1品がS$20、さらにお酒もほとんどが輸入ゆえ、酒税もかかりグラスビールがS$11、メインの料理もS$20〜S$60ほどかかり、さらに税金、サービス料が加わりとても高くなります。

一番のおすすめはなんといってもシンガポールの庶民食堂、屋台、ホーカー。島内に114箇所もあり、近年では観光客も多く利用することで衛生面も改善してきています。

安く、安心して食べることができ、なんとミシュラン受賞店もあるほどお味もお墨付き。とにかく色々な国の料理がよりどりみどり。毎日食べても飽きず、コストも庶民の味方なのでぜひ利用しましょう。家族構成によっては食材を買うなら毎食ホーカーの方が安くなることもありますよ。




自炊

シンガポールには日系デパートISETANや高島屋、明治屋などの日系スーパーもあり、ほとんどのものが便利に手に入ります。ただ、コスト面を考えるとローカルスーパーを利用したいところです。

ColdStrageやFairpriceといったローカルチェーンスーパーは日系に比べて安いです。見慣れないものも多く、どれを買ったら良いか分からない時はこちらを参考にしてみましょう!




飲酒

シンガポールは酒税が高く、アルコール度数の高いお酒はほとんどが輸入品です。国産のタイガービアなどは日本よりも少し高いかな?という程度ですが酒税のかかる度数の高いお酒は2.3倍にもなってしまいます。

例)タイガービア(国産)320ml10本 S$26.5(約2,560円)、ギネス320ml6本 S$22.15(約2,140円)、ワイン720ml1本 S$20〜(約1,900円)、ウィスキー700ml1本S$79〜(約7,645円)、日本酒720ml1本S$52〜(約5,000円〜)

参考:フェアプライスオンラインストア

お酒好きの人にとってはお酒が高いのは大問題。安くお酒が飲めるお店をお探しの時はぜひこちらを見てみましょう。


家賃

シンガポールの国土面積は東京23区とほぼ同じ!そこに約600万人弱が暮らしています。そのため、高層の集合住宅が多くなっています。ほとんどの人がコンドミニアム、HDBフラット、サービスアパートメントで生活しています。


コンドミニアム

ジムやプールなど、共用施設が入るセキュリティつき高層マンション

(3ベッドルーム)
郊外:S$5,000〜8,500(約48万〜約82万)/月
中心地:S$6,500〜20,000(約63万〜約193万)/月


HDBフラット(Housing & Development Board)

シンガポール人の85%が住むといわれている、政府建設の公共団地
近年では需要が供給を上回り、賃料も上昇しています。

(3ベッドルーム)
中心地:S$2,800〜(約27万)/月


ちなみに、東京都の家賃相場はこちらです。(2022年7月13日現在)

港区:43.58万円/月
目黒区:28.75万円/月
江戸川区:12.45万円/月






光熱費

2019年よりシンガポールでは一般家庭も電力会社を自由に選べるようになりました。それまでは水道・電気・ガスの申し込みや停止等の各種手続き、集金、工事などを担当する「SP Services (SPS)」という政府系企業との契約がほとんどでした。

電気代 1kWh(キロワット)当たりS¢32.28(約31円)
ガス代 1kWh(キロワット)当たりS¢23.09(約20円)
水道代  1m³(立方メートル)当たりS$1.21~1.52(約117~147円)

参考:SPgroup

おおよその目安として、電気、ガス、水道合わせてHDBの3ベッドルームでS$113.01(約10,900円)/月とのデータがSPSより出されています。一年中季節が変わらないので季節による変動はあまりありません。

料金形態が異なるので、比較は難しくなりますが、日本の総世帯平均の光熱費はこちら。

電気代  約8,600円/月
ガス代  約4,065円/月
水道費用 約4,200円/月

参考:統計局ホームページ/家計調査(家計収支編) 調査結果 (stat.go.jp)

 

交通費

日本に比べてかなり安いシンガポールの公共交通費用。最近ではタクシーはタクシーアプリが主流です。流しのタクシーもメーター料金で利用しても格安ですが、深夜早朝・ピーク時の割り増しには要注意です。

MRT、バス、タクシーの料金

 MRT バスタクシー
シンガポール大人S$0.95〜S$2.21(約92円〜217円)(Ezlinkカード使用時)大人S$0.95〜S$2.21(約92円〜217円)(Ezlinkカード使用時)初乗りS$3〜S$3.4(約229円〜304円)、加算S$0.22(約21円) 
※ピーク時間割増・平日6時~9時30分、全日18時~0時はメーター割増+25%・深夜早朝 0時~6時はメーター割増+50% 
 地下鉄(東京メトロ)バス(都営)タクシー
日本大人168円〜314円
(ICカード使用時)
大人210円
(ICカード・一般同様)
初乗(1.052kmまで)420円、加算(233m毎)80円

 




子育てに関する費用

日本では保育無償化などが始まって久しいですが、シンガポールの教育費用は現地在住の方によると、とにかく高い!多種多様な保育施設の費用はこの通り。

・日系幼稚園 S$1200〜S$1500(約11万2800円〜14万1000円)
・インターナショナルスクール S$1200〜(約11万2800円〜)
・現地幼稚園 S$1000〜(約9万4000円〜)


対して、日本の幼稚園に保護者が支出した1年間・子ども一人当たりの経費(学校教育費、学校 給食費、学校外活動費)はこちら。

公立幼稚園 18,637円
私立幼稚園 43,993円

保育の内容、預かり時間の違いなどあり、どちらが良い、悪いはありませんが、シンガポールが高いのは歴然ですね。




通信費

携帯電話

インフラが整っているシンガポール、通信費は日本より安いです。

Singel、 Starhub、M1、TPGの主要4社があり、SIM契約であれば100GBにつき契約から一定期間は約S$20〜約S$45。TPGは破格のS$10/100MBというプランもありますが、まだ電波が広範囲に行き渡っていないため電波が悪いという情報もあります。

MVNO(Mobile Virtual Network Operator)、仮想移動体通信事業者という格安SIM業者も増え続け、価格競争も活発なためこまめにプランを見直すとコストを抑えられるようです。


インターネット、ケーブルテレビ

ケーブルテレビは日本とは違い、キッズチャンネル、スポーツチャンネル、映画チャンネルなどそれぞれ自分で選んで契約を行います。インターネットと一緒に契約をすると割引されることがほとんどです。また、携帯も一緒に契約するとさらにお得という場合も。

(例)Starhubのプラン、ケーブルテレビ(NHK+3カテゴリー選択)とインターネット契約、固定電話番号付与でS$85(約6800円)/月



その他の出費

その他の日用品などの比較をしてみましょう

 サランラップシャンプー洗剤トイレットペーパー 
シンガポールGlad Cling Wrap (60m x 30.5 cm)  S$4.25(約411円)Dove シャンプー680mlS$11.5(約1,114円)Tide 1.36LS$13.95(約1,204円)Kleenex Ultra Soft Toilet Tissue Rolls(20ロール)S$13.95(約652円)

参考:フェアプライスオンラインストア

日本サランラップ(50m×30cm) 363円 Dove シャンプー500ml 640円 Tide 1.36L2,218円スコッティ12ロール 680円 

参考:楽天


美容院代

 ヘアカットカラーリタッチ 
シンガポールS$70〜S$100(約6,842円~9,774円)S$90〜S$120(約8,798円~1,1731円) 
日本5,000〜8,000円5,000〜7,000円参考:ヤフービューティー



実際の月の生活費をご紹介

現地採用子供あり

年齢30代前半
家族構成3人家族(夫婦+1歳の子ども)
食費約S$1000(約97,795円)(レストランでの外食は月に2回ほど・土日の昼はホーカーをよく利用します)
家賃S$2300(約22,4928円)
光熱費S$170(約16,625円)
交通費夫婦合わせてS$200(約19,559円)(月に5回ほどタクシー利用) 
携帯代2人で約S$100(約9,779円)
交際費S$50(約4,889円)(夫婦ともにあまり出かけない)
子育てに関する費用保育園:S$1800(約176,031円)
その他健康保険:S$100(約9,775円)、積立保険:S$1000
合計約S$6,720(約657,183円)/月


現地採用独身(シェアハウス)

年齢20代前半
家族構成独身
食費S$500(約48,897円)
家賃光熱費込みでS$700(約68,456円)(4人でシェアハウス)
交通費S$100(約9,779円)
携帯代0(会社払い)
交際費S$300(約29,338円)(外食規制がない月)
その他服・日用品 S$200(約19,559円)
合計約S$1800(約176,031円)/月


駐在員子どもあり

年齢30代後半
家族構成4人家族(夫婦+園児1人 乳児1人)
食費S$900(約88,015円)
※生鮮食品・日配品はローカルスーパー、日本食材は日系スーパーを利用。アルコール代含む。
外食S$400(約39,118円)
※家族そろっての外食はだいたい週1回、あとは基本的に自炊
家賃0 会社負担のためなし
光熱費S$250(約24,448円)
交通費S$30〜S$40(約2,933円~3,911円)(電車・Grab、タクシーの費用込み)
*会社から自動車貸与あり
通信費S$90(約8,801円)(Wifi、妻のスマホ用SIMカード合わせて) ※夫のスマホは会社負担
子育てに関する費用幼稚園・習い事・学習教材・絵本などS$100(約97,790円)程度(幼稚園費用は一部補助あり、S$1000(約97,795円)は補助分を清算後の金額)

住み込みヘルパー費用S$1200(約117,354円)(妻が仕事をしている間の乳児の世話、国への税金S$300(約29,338円)含む)
その他日用品・保険料・美容代・衣料品 日用品(トイレットペーパーやティッシュ、オムツなど)S$100(約9,779円)(ローカルスーパー、レッドマートを利用)

保険:病気、けがでの受診は会社の保険でカバー、歯科治療は実費精算→後日会社で一部補助あり。

美容院、衣料品代、家の修繕費などの雑費:S$150(約14,669円)
保険風邪などでは保険適用
歯医者は適用除外。虫歯治療で一回S$500(約48,897円)など
*後日一部会社負担(精算)あり
合計約S$5500(約537,873円)/月


<<費用に対しての雑感>>

ずっと夏なので、衣服代は日本に比べてあまりかからなくなりました。同じような駐在員の友人とランチやディナーに行く機会が増え、食費、交際費も増えました。
 
また、日本では働いていたため、時間がありませんでしたが、こちらでは時間があるため、習い事(大人)の費用も発生するようになりました。



自分次第!?高くも安くもなるシンガポールの生活費

シンガポールの生活費で日本と比較して特に高く感じたのが家賃と教育費の2点。しかしそれ以外の費用は自分次第で高くも安くもできそうですね。食費も家族形態によって自炊にしたり、ホーカーを利用したり。スーパーもローカルスーパーを賢く利用したり。シンガポール移住を考えている方はぜひこの記事を参考にしてもらえると嬉しいです。

●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。


この記事を書いた人

SingaLife編集部

シンガポール在住の日本人をはじめ、シンガポールに興味がある日本在住の方々に向けて、シンガポールのニュースやビジネス情報をはじめとする現地の最新情報をお届けします!