【Mosta Records監修】シンガポールで始める趣味レコード!レコード屋さんやプロおすすめのプレーヤーをご紹介

最近のアルバムでもよく発売されている、レコード。デジタルにはない音の深さや豊かさに虜になる人が続出しています。そのブームはもちろんシンガポールにも!今回の記事では、シンガポールでレコードを購入できるレコードショップ、そして初心者向けの機器などを、Mosta Records監修のもとご紹介いたします。

シンガポールで新しい趣味を見つけたい、家族やパートナー、友達と豊かな時間・趣味を共有したいと思っている方必見です。




ブームが再到来!?なぜこの時代にレコードが?

シンガポールでは「Vinyl(ヴァイナル)」と呼ばれている、レコード盤。携帯やパソコンで検索ダウンロードすればどこでも簡単に音楽が聴けるというこのデジタルな時代において、若者やレコードファンを中心に「レコードの方がデジタル音源よりも優れた音が聴ける」といった点を理由に再到来しているのです。

それだけではなく、Taylor SwiftやJustin Bieber、The 1975など人気アーティストも、レコード盤で音楽を世に送り出しているなどアーティストからレコード文化を広めているという理由も一つあります。

この記事の筆者もレコード盤に昨年からはまっております。私がレコード盤が好き、そしておすすめしたい理由はこちらです。

・温もりのある音
・楽器の演奏や歌う声の立体感
・アーティストが目の前で歌っているような空間を楽しめる 
 ー例)演奏者の手がギターコードに触れる音まで楽しめる。
・始まりの「プツッ」という音
・音楽を聞く時間が趣味になること
・家族やパートナー、音楽好きな友達と聴きながら語り合える、共有できる
・レコードが回転し、音が流れているというプロセスを楽しめる
・ビジュアルも素敵
・インテリアとしても非常におしゃれ


ビジュアルにひかれ、レコードプレーヤーがないのにレコード盤を購入した筆者ですが、初めて音を聞いたときは、その音の深さと豊かさにかなり感動し鳥肌が立ちました。

↑筆者が購入したレコード。そのまま見ているだけでも美しいですが、回っている姿はもう愛おしいです。

何かをしながら聞くことが多い音楽でしたが、それだけでなく、その音を中心に友達とドリンクを楽しんだり、音について語りあったり。喋ることがなくてもその音を中心に誰かと豊かな時間を共有できることは、このデジタル時代において非常に貴重な体験だと思います。



レコードの扱い方は?

薄いビニール素材でできており、折れたり傷つきやすいため大切に扱う必要があるレコード盤。少し心配と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、扱い方をきちんと調べ、管理すれば音を長く楽しむことができます。

まず、気をつけなければいけない点は持ち方、レコードをスリーブ出し、持ち運ぶ際には中心部の紙ラベルをつかむようにします。理由はレコード盤に傷や手垢がつくのを防ぐため、買ってすぐに取り出す際も注意してくださいね!

以下では、RollingStone誌のWEBサイトを参考に管理方法のステップを紹介いたします。皆さんも、自分で調査しそれぞれの扱い方を見つけ出してみてくださいね。

①レコードクリーニング専用のブラシをかける
②レコードプレーヤーの針をブラシで掃除する
③専用洗浄液とマイクロファイバークロスで掃除する
④厚手のインナースリーブに入れる
⑤プラスチックのスリーブに入れる
⑥本棚や木箱に保管(保管の際は水平向きではなく、必ず縦置きにする!)

※クリーニング方法の詳細は省略しておりますので、調査をし自分にあったものを参考にしてください!



レコードプレーヤーはどこでどれくらいの金額感で買えるの?

まず、レコードを聞くために必要となってくるのが、「レコードプレーヤー(ターンテーブル)」。音を聞くためには、必ず必要になってきます。

今回は監修いただいた、「Mosta Records」のオーナーAzri Aliさんはaudio-technicaの商品がおすすめとのこと。今回はSingaLifeスタッフが商品を吟味しにショップへ足を運んできました!ショップの店員さんおすすめ商品とそのポイントをご紹介いたします。


リーズナブルで初心者におすすめ!AT-LP60X

商品名:AT-LP60X BT/AT-LP60X USB
価格:S$268 / S$228
カラー:各種 ブラック/ホワイト


自動で針を調整してくれる点が非常に便利。Bluetoothと有線があるようですが、Bluetoothで聞いてしまうとスマホで聞いているようなものなので、有線がおすすめ

※ちなみに針を自動的に調整してくれるものは、この機械のみ。



日本人に人気!AT-LP5X

商品名:AT-LP5X
価格:S$598
カラー:ブラックのみ


こちらは、Technicsというメーカーから販売されている人気商品SL-1200Gと似ている機種で、とにかく人気とのこと。安定した回転精度で高音質を実現してくれるそうです。

Azriさん曰く、レコード盤を聴くのに必要なプレイヤーやスピーカーにしても、まずはエントリーレベルの安価なものからで十分。それからゆっくり買い直していくのがおすすめだそう。

また、audio-technicaの店員さん曰く、実は機械よりも針の方が重要!針が機械よりも値段が張るなんてこともザラにあるのだとか。ターンテーブルの他に、スピーカーやアンプなども用意する必要があり。気になる方はぜひフナンモール3階にあるaudio-technicaに足を運んでみてくださいね。

Audio-Technica Listening Tree-House
住所:107 North Bridge Road #03-K10 Funan Mall, S179105
最寄駅:Cityhall駅
営業時間:11:00-21:30
定休日:無
店舗WEBサイト



レコードを買いに行こう!

レコード好きにとって楽しい時間の一つが、レコード探しやレコード選び。自分の好きな音楽系統セクションに行って、一つひとつめくっていく時間は非常に貴重な時間でもあります。

Mosta Records!シンガポールでおすすめのレコードショップ

ミュージックプロデューサーのAzri Aliさんが経営する「Mosta Records」。

ABBAやリンダ・ロンシュタットなどの懐かしいレコードから最近の新作レコード、そしてAzriさんが制作したものまでいろいろなジャンルのレコード盤を販売しており、日本語もちらほら見られます。

また、再流行で中古市場も値上がり気味なレコード盤。なかなか強気な値段設定のお店も多いのですが、ここはAzriさんの「気軽に楽しんでほしい」という意味からとてもリーズナブル。S$40〜とありがたい金額で購入ができます。

また、実際に気になるレコードの音を聞かせてくれるそう。音を聞きたい方はスタッフの方に聞いてみてくださいね!

それだけでなく、レコードのプレスもお願いできたり、イベントや特別リリース、プロモーションなどもありますので、ぜひチェックしてみてくださいね。



MOSTA RECORDS
住所:34 Arab St, #02-02, S199733
最寄り駅:Bugis駅
営業時間:月〜土 11:00 – 19:00
     日  12:00 – 18:00
定休日:祝・レコードストアデイ翌日
WEBサイト

 

オーナーおすすめのレコード

そんなAzriさんおすすめのレコードは、MZAこと Matt SekiyaさんのデビューEPです。日本の血を引くMZAさんの日本へのノスタルジーが込められているとか。トランペッターの故近藤 等則さんがフィーチャーしています。

パリ出身で音楽一家に育ったIbrahim Maalouf(イブラヒム・マーロフ)もおすすめの1人。


レコードの深く懐かしい音がある暮らしを

いかがだったでしょうか。最初から必要なものを集めるとなるとなかなか始められないレコードですが、一度始めるとどんどん惹かれ、他にない貴重な時間・体験を届けてくれます。

最初から高価なものを買わず、まずはお手頃なものから始める趣味「レコード」。まずは、好きな一枚からGetしてみてはいかがでしょうか。Mosta Recordsにいけば、フレンドリーな店員さんにいろいろなアドバイスをもらえるかも!ぜひ、足を運んでみてくださいね!

●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。


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この記事を書いた人

SingaLife編集部

シンガポール在住の日本人をはじめ、シンガポールに興味がある日本在住の方々に向けて、シンガポールのニュースやビジネス情報をはじめとする現地の最新情報をお届けします!

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