湿気対策におすすめグッズ13選!場所ごとにすぐに実践できる対策方法もご紹介

皆さんは湿気対策はどんなことをしていますか?日本では、梅雨の時期や冬の結露で湿気対策をしますが、シンガポールは1年中湿度が高いため、日ごろから防湿対策が必要になります。

そこで今回は、湿気の原因やたまりやすい時期、場所、湿気対策のコツや、SingaLife編集部おすすめの防湿グッズ13選をご紹介。早速見ていきましょう!



湿気の原因

「湿気」とは、空気中に含まれる水分のこと。空気は湿度が高いほど多くの水分を含むため、ジメジメしてきます。また湿気がこもるのは、空気の逃げ場がないため。人は寝ているだけでコップ1杯分の寝汗をかいたり、日常生活でも体から水分を放出しているので、人がいるところには湿気がいつもあります。


湿気がたまりやすい時期

近年は日本の天気も少しずつ変わってきていますが、最も湿気がたまりやすいのは梅雨の時期です。また意外にも、冬の暖房の効いた部屋では結露が発生し、湿度が高くなります。

一方で、シンガポールは赤道付近に位置し海に囲まれているため、1年を通して雨が多く、湿度も高くなります。雨季と乾季の区別はありませんが、2つのモンスーン(季節風)によって降雨量が変化するため、1年を4つのモンスーン季で区別しています。

下記は、シンガポールと東京の年間平均降水量(2022年発表)です。シンガポールがいかに雨が多く降るか分かりますね。

・シンガポール:3,012mm
・東京:1,598mm

シンガポールの相対湿度(空気中に含まれる水蒸気の割合)は約84%と言われており、雨がない日は、日の出前の湿度は90%以上で、午後に向かって約60%に下がっていきます。雨の時期が長引くと、湿度が100%はよくあることです。


湿気を放置するとどうなる?

湿気を放置しておくと、まずはカビが生えてきます。カビを吸い込んだり、誤って口にしてしまうと、体調不良やアレルギーを引き起こすことも。また、カビがダニやゴキブリのエサになり害虫が増えます

そのほか、結露によって湿気を吸った木材や家具にはシロアリが発生しやすくなるなど、湿気の放置はよくないことばかりです。また、シンガポールで厄介なのがチャタテムシ。日本では馴染みがないですが、湿気を放置すると壁などに大量発生します。

SingaLifeスタッフの中には「うちもコロナ中、家族が全員家にいてクーラーかけっぱなしにしていたところカビが生えて、それを食べにチャタテムシが大量に発生したことがあり、青くなりました…」という声もあったので、要注意です・・!


湿度はどれくらいがちょうどいい?

厚生労働省の「建築物環境衛生管理基準」によると、建物内で衛生上良好とされる空気環境の基準は、下記となっています。

湿度:40~70%
室温:18~28℃

湿度が高いと体内に熱がこもり、体温調節が難しくなり熱中症にもかかりやすくなります。

一方で、湿度が低いと喉などが乾燥し、ウイルスが体内に入りやすくなることも。髪や肌も乾燥し、肌荒れやかゆみの原因にもなります。快適な湿度を保つことは大切ですね。


家の中で湿気が発生しやすい場所

場所注意したい点
押入れやクローゼット押入れに布団をしまっている場合は要注意。寝汗を吸った布団には大量の湿気が含まれており、カビが生えやすくなります。クローゼットは、衣類が重なると湿気もたまりやすく、汗を吸った衣類を乾かさずにハンガーにかけるとカビの原因になることも。
シューズボックス・玄関        靴は足の汗を吸収しているので、湿気がたまりやすくなっています。靴を干さなかったり、シューズボックスの換気をしないままだとカビが生える原因になります。
水まわり キッチンや浴室、洗面所などの水まわりは湿気が多く、カビやすい場所です。
寝室 寝汗をたっぷり吸った布団がある寝室は、部屋全体が湿度が高くなっています。
窓まわり 窓まわりは結露ができやすく湿度も高くなります。室内の暖かい空気が冷たい窓ガラスに触れて温度が急激に下がることで、空気中の水蒸気が水滴となって窓ガラスやサッシに溜まります。
風通しの悪い場所 風の通り道がない場所は、日常的に湿度が上がっている可能性があります。

 

手軽に始められる湿気対策

湿気が高いと、カビに悩まされたり、体調不良になるなどデメリットばかり。そこで、湿気を防ぐために手軽にできる対策をご紹介します。今日から早速やってみましょう!

こまめな換気

湿気対策として、まず行いたいのが「換気」です。こまめに行うのはもちろんですが、窓やドアなど2カ所以上開けて、風の通り道を作るとより効果的です。

また、住まいの構造によっても湿気やカビが生えやすい場合があります。一般的に木造よりコンクリート造の住宅の方が気密性が高いため、空気がこもりやすく、より意識して換気を行うとよいでしょう。


エアコンやサーキュレーター

空気の流れが少ないことで発生しやすくなるカビですが、湿気対策として、エアコンの除湿機能やサーキュレーターを使ってみましょう。サーキュレーターは、クローゼットや押入れの中、シンク下に直接風を当ててみたり、窓際に置いて、外気を取り込むために使うとよいでしょう。


除湿器

湿気を効率よく除去したい場合は、除湿器を使ってみましょう。最近は、部屋の除湿と洗濯した衣類などを乾燥させる機能をあわせ持った除湿器が販売されています。

除湿器を選ぶ時は、設置する部屋の広さに応じた商品かどうかよく確認しましょう。また、室内の湿度を自動的に調整するセンサーがついたものや、タイマー機能がついたものなどもあり、使用用途に合わせて検討してみるとよいでしょう。


結露対策グッズや除湿剤

温度差が大きい場所や、湿気が多く空気がこもりやすい場所で発生しやすい「結露」。最近では、結露対策のグッズもいろいろと販売されています。主に窓に貼るシートタイプのものが多く、窓一面に貼りつけて、結露対策に加え断熱効果を高めるものや、窓の下側に貼ることで、流れ落ちる結露を吸い取るものなどがあります。

また、除湿剤は置く場所に合わせてサイズや形を選んでみましょう。容器タイプのものは、据え置きで水がたまってきたら交換でき、押入れやクローゼットの下に置くとより水分がたまりやすくなります。そのほか、吸水するとゼリー状に固まるタイプなどもあり、用途に合わせて選ぶとよいでしょう。


新聞で対策

新聞紙は、インクで表面がボコボコしており、普通の紙より水分を吸収しやすくなります。雨に濡れた靴の中に新聞紙を丸めて入れておくと、ぐんぐん水を吸ってくれますね。湿気対策として、例えば押入れやシューズボックスに敷いておくのも効果的です。水分を吸ったら天日干しすれば再利用できるので、エコで経済的です。


除湿シート

敷布団やベッドなどは寝汗を吸収して湿気がたまりやすいもの。そこで、こうした場所には、薄手の除湿シートを挟んで使うとよいでしょう。除湿シートには、干して繰り返し使えるものや、交換時期が来たらサインが出るものもあります。

布団やベッドにたまった湿気はダニやノミが増える原因にもなります。快適な睡眠のためにも、こまめに除湿したいですね。


重曹や炭

手軽に除湿できるものとして、「重曹」や「炭」があります。

「重曹」は空気中の水分を吸収しやすい性質があり、例えば、口の大きなビンに重曹を適量入れ、ガーゼなど空気を通しやすい素材のものでふたをして、シューズボックスなどに置いておくと湿気を取ってくれます。水分を吸って固まると交換時期ですが、水に溶かして清掃に使えば無駄なく使えます。

また「炭」も湿気取りにおすすめです。中でも「竹炭」は、他の炭に比べて湿気を吸収する小さな穴(細孔)が多く、湿度が低い場合は、細孔から水分を放出して湿度を調整する機能が竹炭にはあるとか。竹炭が入ったパックをクローゼットやシューズボックスなどに置いたり、そのまま置いてインテリアになじませるのもいいですね。


観葉植物

植物は、天然の空気清浄機として役立つこともあります。光合成によって酸素を生み出すことはもちろん、室内のインテリアにもなりますね。ただし、植物から放出される水分がより湿度を上げてしまう場合もあるため、置く場所や種類を工夫してみましょう。光合成をあまり必要としない観葉植物を選んでみるのもおすすめです。


湿気対策におすすめ最強グッズ13選!

湿気を少しでも減らすために、さまざまな方法を試しつつ、効率よく湿気対策できるグッズも活用したいもの。そこで、シンガポール・日本それぞれで購入できる、SingaLife厳選の「湿気対策の最強グッズ」を13点ご紹介します。ぜひ参考になさってみてください!

シンガポールで買える製品

除湿機

こちらの除湿機は、シンガポール在住のスタッフの愛用品のひとつ。

「2020年購入で、当時S$550くらいでした。数時間も密室でつけているとがんがん水を吸い取ってくれて効果が実感できます。お部屋の空気もカラッと気持ちよく、室内干しのお洗濯も5〜6時間もかければ乾きます。もう除湿機なしの生活は考えられません !」


乾燥剤

こちらの乾燥剤も、シンガポール在住スタッフの愛用品のひとつです。

「セットで大量に販売されているので、玄関やクローゼット、寝室など至る所においてます。水が貯まるのが目に見えるので、除湿できていることが実感できます!」


ワードローブ用除湿バッグ(吊り下げタイプ)

吊り下げタイプの除湿バッグはたくさんの種類が販売されていますが、こちらは吸い取られてたまった水分が見えるようになっていて、交換時期が分かりやすくとても便利です。ワードローブだけでなく、シューズボックス、浴室やキッチンなど、手軽に吊り下げて使えそうですね。


竹炭バッグ

日本でおなじみの「竹炭」はシンガポールでも除湿に使われています。クローゼットなど湿気のたまりやすい場所に置いたり、靴に入れておけば湿気を取ってくれます。竹炭の吸湿効果を戻すために、1カ月に一度、2時間くらい日光に当ててあげましょう。繰り返し使えてエコにやさしい除湿グッズです。


防カビ/除菌バッグ

微生物の力を用いて、防カビや除菌の効果を上げてくれる「防カビ/除菌バッグ」。ゴミ箱やキッチン、ワードローブ、トイレなどに置いておくタイプで、1ケースに2袋入っており、6カ月効果があるとのこと。妊婦や赤ちゃんにもやさしい天然素材で、カビが生えやすそうな場所に置くだけなので安心ですね。


携帯用シューズ ドライヤー

シューズボックスに湿気がたまりやすいのは、靴が汗を吸い込んでいるからと言われます。

「携帯用シューズ ドライヤー」は、45~60℃で靴を乾燥させることができ、靴の湿気を取ってくれます。コンパクトなドライヤーはUSB電源で、1足ごとに乾かすことができて便利。ちょっとしたひと手間を加えると、愛用の靴をカビから守ることができますね。


日本で買える製品

1台でオールマイティーの衣類乾燥除湿機

価格:20,937円(税込)(店舗によって異なります)
シャープ製の「プラズマクラスター」が搭載された衣類乾燥除湿機は、空気を冷やすことで水分を取り除くコンプレッサー式。少ない電力でパワフルに除湿できて家計にもやさしい。

設置面積はほぼA4サイズ(幅約30cm、奥行約20cm)で、狭いスペースでの部屋干しや、床まで届く下向き送風の機能で、防湿対策にも使えます。


インテリアに馴染みやすいサーキュレーター 

価格:6,999円(税込)(店舗によって異なります)
サーキュレーターは、空気を循環させて冷暖房の効率を高めたり、梅雨時期の洗濯ものの乾燥にも役立ちます。

この360°首振りサーキュレーターは、5色から選ぶことができてインテリアにもなじみやすく、計量設計で持ち運びもしやすいのが特色。また10段階の風量調節やタイマー設定、リモコン機能など使いやすさも重視。レギュラータイプ、コードレスタイプもあります。


おしゃれな結露防止シート

価格:1,990円(税込)(店舗によって異なります)
窓の結露防止に使えるシートで、6パターンの柄から選べます。透明のシートもいいですが、よりインテリアに合いそうです。水で貼り付け、静電気で吸着させるので、初心者でも簡単に作業できるほか、賃貸住宅でも使えます。プライバシー保護や、紫外線を和らげる日照対策にも使えてさらに便利


竹炭入り高機能な除湿シート 

価格:シングル  3,299円(税込)(店舗によって異なります)
敷布団やベッドパッドの下に敷くことで、シリカゲルが入った除湿シートがぐんぐん吸水。また竹炭も入っているため、湿度とニオイを一気に解決できます。シートには吸水センサーもついており、ブルーからピンクに変わったら天日干しを2~3時間行うと吸湿力が戻ります


快適睡眠が叶う!西川の吸湿パッド

価格:シングル 3,898円(税込)(店舗によって異なります)
寝具のトップメーカーである「西川」の吸湿シート「からっと寝」。シートには特殊シリカゲルが入っており、湿気をぐんぐん吸収します。

敷布団やベッドパッドの下に敷いておけば、梅雨や冬の結露の時期だけでなく一年中効果を発揮します。吸湿センサーもついており、ブルーからピンクに変わったら天日干しや布団乾燥機で乾燥すれば繰り返し使えます


消臭もカビ対策も手軽にできる除湿剤

価格:2,750円(税込)(店舗によって異なります)
「炭八」とは、島根大学の研究機関などと共同で開発した、日本で唯一の「調湿木炭」。湿度が高い時には湿気をため込み、乾燥時にはためた水分を放出して、室内の空気を快適な湿度に保つことができ、効果は半永久で天日干しなどのお手入れも必要もないとか。

トイレ、玄関、生ごみなどの生活臭のほか、ペット臭などにも効果があり、カビ対策にも使えます。


エコ&幅広い用途で活躍する重曹

価格:316円(税込)(店舗によって異なります)
重曹は弱アルカリ性のため、頑固な油汚れや焦げ付きなど酸性の汚れを落とすことに効果があります。また粒子が細かく研磨剤の効果もあるので、磨くお掃除や調理器具のお手入れにも使えます。ほかにも、台所の生ゴミやシューズボックスの臭いといった酸性由来の臭いを消すことにも効果があります。


日本でしか買えない製品も、海外発送サービスを利用しよう!

シンガポールでも防湿対策の製品はたくさんありますが、日本でしか買えないものをシンガポールに取り寄せたいと思う時もありますよね。

そんな時は、ぜひ海外発送サービスを利用しましょう。日本のECサイトで購入した製品を、海外の自宅や指定された場所に配送してもらえます。詳細は、下記の関連記事をお読みください。



ライフスタイルに合った無理のない湿気対策を実践してみよう

シンガポールも日本も湿度が高い時があり、頭を悩ませる方も多いのではないでしょうか?今回は、湿気の原因や時期、場所、湿気対策のコツや、SingaLife編集部おすすめの防湿グッズ13選をご紹介しました。

快適な暮らしのためにも、手軽にできる湿気対策から始めてみてはいかがでしょうか?暮らしの知恵をぜひ活かしてみてください!

●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。


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この記事を書いた人

SingaLife知りつくし隊

シンガポール在住の日本人をはじめ、シンガポールに興味がある日本在住の方々に向けて、現地のトレンド情報やライフスタイル情報をお届けします。「知り尽くし隊にこんな情報を取り上げてほしい」各種SNSにてリクエストも随時募集中です!

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