陳福記(Chen Fu Ji)、究極のチャーハン。シンガポール至高の味!


1950年代に3姉妹が陳福記(Chen Fu Ji)をオープン。その後、究極のチャーハン店として名を馳せ、シンガポールのみならず、アジア、欧米、そして日本から、陳福記のチャーハンを食べるためだけに多くのお客様がシンガポールを訪れました。

その究極のチャーハンを供する陳福記は、現在Jalan Besarに移転して営業中。今回は陳福記を有名にしたUltimet Fried Riceの旨さの秘密に迫ります!

 

多くのVIPが訪れた陳福記

陳福記には、サイン帳が残されており、そこにはお店を訪れた多くのVIPの名前が記されています。中にはハリウッドでも活躍した俳優のジェット・リーやチャウ・シンチーの名前もあります。サイン帳では見つけられませんでしたが、シンガポールの5代目大統領Ong Teng Cheong(オン・テンチョン)氏も訪れたことがあるそうです。

そんな世界のVIPを虜にしたのが、カニの身がこれでもかと贅沢に入ったUltimet Fired Riceでした。


初代から味と歴史を託された

現在のオーナーであるロジャーさんは、1995年に引退を考えた姉妹から6ヶ月にわたって味を伝授され、陳福記の歴史と味を次代に繋いでいくバトンを受け継ぎました。それから28年、当時のまま、価格据え置きでおいしいチャーハンを提供しています。

変わったのは2つだけ。川沿いにあったリバーサイド店から現在のJalan Besar店への移転と、Ultimate Fried Riceに使用するカニを自社流通にしたことです。


自社流通でカニの安定供給と価格も安定

実は陳福記は、2016年に一度閉店しています。その理由というのが、カニの価格の高騰でした。仕入れ価格がほぼ5倍となり、かといってカニの量を減らすことはできず、というのが理由でした。

そこから3年間、方策を練り、カニをはじめとした海産物の冷凍ものを扱うM1 Crab Internationalをオープン。そのクオリティと味の良さから店舗数も増え、現在ではAng Mo Kio Mayflower店をはじめ4店舗に拡大、もちろんオンラインストアもあります


カニの価格は時価ではありません

お店のメニューをご覧ください。通常、カニの値段は時価となっていますが、陳福記では価格が明記されています。これこそが年間を通して安定した品質のカニが手に入る証です。陳福記の味わい深いマッドクラブは、こうして豊富に供給されています。


自慢のメニューをご紹介

メニュー紹介の前に、ショップハウスを利用した新店舗(2019年にオープン)をご紹介します。伝統的な建築様式を利用したショップハウスは、いわゆるうなぎの寝床で奥行きのある作りです。

クラシックな感じのインテリアにして、ノスタルジックな雰囲気を出しています。居心地の良い空間です。

陳福記では自慢のメニューを提供しています。本日ご紹介するのは、陳福記の名前を世界に知らしめたUltimate Fried Rice。そしてカイランの炒め物、魚の白身を使った滋味豊かなスープです。


1皿目 究極のチャーハン Ultimate Fried Rice

このチャーハンを作るのには、少なくとも8時間以上はかかります。それは炊き上げたご飯を、最低でも8時間は冷やさなければならないから。卵に関しては、黄身をつまんでも割れないような新鮮な卵を使用します。

こちらがそのチャーハン。プレゼンテーションも凝ってます。

カニの身はたっぷり500g使い、ぱらっとしたチャーハンにカニの旨みがたっぷりのUltimate Fried Riceが完成します。この味は試す価値あり。通常のカニチャーハンとは一線を画しています。

たっぷりあるので、このお値段も納得です。


2皿目 カイランの炒め物 Sauteed Baby Kai Lan

こちらのカイランは、なんと一皿作るのに3束のカイランから、新鮮できれいなものだけを選んで作ります。そうして作られるカイランの炒め物は、見た目のきれいさはもちろん、歯ごたえもジャストナイス。カイランは固くていまいち好きじゃない、という方もここのカイランは別格、という声も。


3皿目 魚のスライス入りスープ Fish Slice Soup (Snake Head Fish)

日本語では雷魚と呼ばれる魚、Snake Headを使っていますが、チャイナタウンでしか売っていない、生の新鮮な雷魚を使用スープベースは豚骨を使い、白菜などの野菜と一緒に骨髄が溶け出すくらい、じっくりと4時間以上煮込んでいます。

魚も全くくさみがなく、身は弾力があり、ほっとする味わいです。

この3品は、数あるメニューの中でもロジャーさんおすすめの品。ぜひ試していただきたいメニューです。

もっとたっぷりカニを食べたいなら、CFJ Classic For Coupleがいいですね。注文が入ってから活きガニを調理するスペシャルチャーハンは、たっぷり750gのカニの身の他に、ホタテも入った豪華版。満足度100%の味わいです。

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ショップハウスの2階、ただいま改装中

陳福記レストランには、2階があります。そしてこの2階部分が現在改装中で、完成は来月の予定!特別な空間になる予定です。完成したらじっくりとご紹介しますので、お楽しみに!


おいしさの秘密は手抜きをしないことでした

ロジャーさん(右)とマネージャーさん

今回の取材で見えてきたのは、陳福記のおいしさには理由があること。手抜きをしないでじっくりと作った品々はおいしいのが当たり前、と言うことです。歴史を感じる本格派の料理。納得の味をぜひお試しください!

Chen Fu Ji (陳福記)
住所:279 Jalan Besar, S208943
最寄り駅:Jalan Besar駅
営業時間:11:00-21:00
定休日:水
電話:6908 4293 / 8282 8203
他店舗:無
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この記事を書いた人

SingaLife編集部

シンガポール在住の日本人をはじめ、シンガポールに興味がある日本在住の方々に向けて、シンガポールのニュースやビジネス情報をはじめとする現地の最新情報をお届けします!

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