シンガポールにチップ文化はある?レストランやホテルなどシーン別に解説!

観光地としても人気を集めるシンガポールですが、海外では当たり前の文化である「チップ」ですが、あらかじめ用意しておくべきか気になりますよね?

本記事では、シンガポールのチップ事情について解説します。ホテルやタクシーでのチップ事情や、シチュエーション別に紹介します。


シンガポールにチップ文化はある?

海外では、多くの国でチップを渡す文化がありますよね。シンガポールでもチップ文化が浸透していると思っている方もいると思いますが、実はシンガポールにチップを渡す文化はありません

日本にもチップ文化はありませんが、ホテルなどで良質なサービスを受けた場合、気持ちとしてチップを渡す方もいます。シンガポールも同様に、本人の気持ち次第のため、多くの方が習慣的に行うわけではありません。


シンガポールでチップが必要ない理由

シンガポールでチップが必要ない理由は、料金内にサービス料が加算されているためです。シンガポールのホテルやレストランでは、10%のサービス料を含んだ金額が請求されます。加えて、消費税を意味する「GST」が8%も必要です。ちなみにこのGSTですが、2024年からは9%に引き上げされることが決まっているそうです。

このように、レストランのメニューなどで表示されている金額には、現状すでにサービス料+消費税(GST)の18%が加算されているため、チップが必要ありません。


ホテルやレストラン、タクシーでの習慣

前述のとおり、シンガポールでは一般的にチップは不要ですが、時と場合によっては支払った方が良いケースもあります。そこでチップが不要なケース、必要なケースについて、シーン別に詳しく解説します。

ホテル

ホテルでのチップ事情は、日本のホテル利用時と同様、「良質なサービスを受けて感謝を伝える手段」程度に考えておきましょう。

ベルボーイやポーターに荷物を運搬してもらった際や、ベッドメイキングをしてもらった際などに、気持ちとして支払うと、お互い充実した気分になれるでしょう。チップの金額は、「S$2」程度がおすすめです。


レストラン

シンガポールのレストランでは、メニュー表の料金横に、「S$40++」などの記載があります。この+はそれぞれ、「税率10%のサービス料・税率8%のGST(消費税)」を意味します。この場合、サービス料が加算されているため、チップは不要と考えて良いでしょう。

なお、チップを渡すのは絶対にダメというわけではなく、感謝を伝えるためにチップを渡しても良いですし、何か要望があればチップを支払うことで要望も通りやすくなるかもしれません。


タクシー

シンガポールでタクシーを利用する際も、チップは不要です。初乗り運賃は、平均で「S$3〜S$5程度」に設定されているため、格安で利用できます。また、加算システムもメーター制を採用しているため、詐欺のような請求をされる心配も少ないでしょう。加算されるメーター料金も、「S$0.25~S$0.35」なので、非常に良心的です。

チップはホテルやレストラン利用時と同様、無理を聞いてもらった際の恩返し程度に考えておきましょう。


チップの受け渡しが禁止されている場所もある?

シンガポールでは、「チャンギ国際空港」でのチップ受け渡しが禁止されています。チャンギ国際空港は、東南アジアの主要なハブ空港の一つですが、チップの受け渡しが不適切とされています。チップの受け取りを拒否された場合は、無理に押し付ける行為を控えるのがおすすめです。


シンガポールのチップ文化を知って観光を楽しもう

シンガポールでのチップ事情について解説しました。海外の多くの国ではチップの習慣があるため、シンガポールではチップ受け渡し文化がないことに驚いた方も多いのではないでしょうか。

シンガポールではチップ文化が浸透していない代わりに、料金内にサービス料が加算されています。シーンによって、感謝を伝えたいと感じたら、チップを支払う程度に考えておきましょう。また、チップ禁止とされている場所もあるため、事前に把握して臨機応変に対応してください。

※記事内容は執筆時点の情報に基づきます。


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この記事を書いた人

SingaLife編集部

シンガポール在住の日本人をはじめ、シンガポールに興味がある日本在住の方々に向けて、シンガポールのニュースやビジネス情報をはじめとする現地の最新情報をお届けします!

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