マリーナベイ・サンズ、スイートからミュージアムまで徹底紹介!
今やシンガポールのアイコンと言えるマリーナベイ・サンズ。今から数年後には、約1,000室のスイートルームとプール付きのスカイルーフを備えたホテルタワー、コンベンション・会議施設、約15,000席のライブ エンターテイメント アリーナが含まれる、タワー4も登場します。現在のホテルタワー1〜3も大改装中で、3分の2ほどは既に完成しています。
今回は改装後、名称も「The Sands Collection、The Paiza Suite」と新しくなった美しいスイート。そしてホテルルーム。また多くのすばらしい展覧会を随時開催中のアートサイエンス・ミュージアム、360度の絶景が楽しめるスカイパークの魅力を担当者が直々に案内してくださいました。
彼らだから知る秘密や見どころなども交えて、SingaLifeの読者の皆様へ新しくなったマリーナベイ・サンズをご紹介します!
マリーナベイ・サンズの魅力
マリーナベイに泰然と佇む3つのホテルタワー、そしてその頭上には天空のインフィニティプール、スカイパーク。その姿はマーライオンと同じく、シンガポールの旅で必ず訪れるべき場所、シンガポールのアイコンであり、多くの観光客を引きつける魅力でもあります。ここだけで全てが揃い楽しめるワンダーランド、それがマリーナ・ベイサンズです。
今回は新しくなったスイートルームを中心にマリーナベイ・サンズの魅力を余すところなくお伝えします!
スイートルームはバトラー付き!
まずは新しくなったスイートルームをご紹介します。今回ご紹介するのは、その名もThe Paiza Signature Suite。こちらは2023年5月に完成したばかりのスイートルームです。まさに秘密のベールに包まれたお部屋です。どうぞそのスイートの全貌をご覧ください。
出典:Marina Bay Sands 特別ブレンドの茶葉
スイートルーム宿泊内容
・空港送迎
空港の到着ゲートを出ると、感じのいいドライバーさんがお出迎えしてくれます。ネームボードを持っているので、安心です。そのまま駐車場階であるB2へ向かいます。
座り心地の良い車(本日はアルファードでした!)に乗り込むと流れるように出発。高速道路沿いの美しい緑を眺めながら、約20分のドライブです。エントランスでは、本日の担当のシニア・バトラーLim Wei Hanさんがお出迎えしてくださいました。
温かい歓迎を受けた後、そのままお部屋に向かいます。スイート専用エレベーターで宿泊階へ。スイートルームはお部屋でリラックスしながらチェックインできます。
本日のお部屋は高層階なので、エレベーターが開くとパッと明るく視界が開け、すばらしい景色が待っていました!
眼下に広がるマリーナベイエリアが一望。遠くにはマーライオンも見えます。まるで今から始まるすばらしい一日を祝福しているかのようです。
キーをかざしてドアを開けると、ドアが開いたのを感知し、同時にカーテンが自動オープン。本日のお部屋からはガーデンズバイザベイが見えます。夜に行われるライトショーも高みから眺められますね。
チェックインは、オリジナルのウェルカムドリンクを飲みながらお部屋でチェックインでき、大型ホテルにつきものの列に並ぶ必要なしです。
大改装後の注目ポイント
シニアバトラーのLimさんに今回の改装で一番変わった点を伺うと、最新技術の導入と明るくモダンになったインテリア、とのこと。
スイートルーム内に設置されているタブレットやテレビで、レストランやショップの紹介など知りたい事が全てわかります。情報の確認のみならず、リビング横にあるタブレットを使えば、エアコンからカーテンの開閉まで全てオート。カーテンもシアーカーテンから遮光カーテンまで選べます。
ベッドルームの床にはセンサーがついており、夜中にトイレに起きたとき床に足をつければ足元ライトがつきます。これなら同室で休む人の邪魔にはなりません。
そしてベッドサイドには便利な携帯チャージスポットがあります。携帯を置けば即充電開始です。便利ですね!その他USB対応もケーブルも各種あるので、こちらでも充電可能。もう自分のケーブルを持っていく必要もありません。
インテリアもナチュラルカラーを使い、以前のクラシックで重厚なイメージを一新。より居心地の良い雰囲気になりました。
エンターテインメントルームには、95インチテレビ、10万曲以上収録の完全一体型カラオケシステムが装備。
テッケル「ミヌート」フーズボールテーブルもあり、飽きることがありません。横にはアイランドカウンター付きソーシャル・バー(スナック、ドリンク、アルコール類有料)もあります。その他大型冷蔵庫には、おつまみになりそうなものを購入し、冷やしておくこともできます。
そしてこちらの部屋にはお客様をご招待できます。例えば仲間たちとお誕生日パーティー、というのも可能だとか。簡単なキッチンもあるので、オードブルなど作るのもGood。最高の思い出になりそうです!
※宿泊者以外の方は、宿泊できません。
改装後のバスルームにも注目です!
大型大理石製ジェットバス付き浴槽にはタブレット台もあり、自身のタブレットを目の前のテレビにつないでNetflix鑑賞も可能。もちろんバスピローにもたれて、ゆっくりと浴槽にひたるのもいいですね。バスアメニティはブルガリ。さすがです。
ちなみにドレッサーは2つ並んでおり、向かって右は女性用、左は男性用アメニティが納められています。サステナビリティに力を入れるマリーナベイ・サンズゆえ、歯ブラシなどは木製を使用。リサイクル可能な製品です。
着替えたら最後の仕上げはこちらのドレッサーで。
スイートエクスペリエンスに含まれるもの
The Paiza Signature Suite宿泊にはザ・クラブ・アット・RENKU、イタリアンレストラン&ルーフトップバーLAVO、バー&ラウンジSPAGO、またはレストランRISEでの朝食、ザ・クラブ・アット・RENKUでのアフタヌーンティー、イブニングドリンクが含まれます。
アフタヌーンティーもブッフェ形式です。
その他、ランドリー、ドライクリーニング、またはアイロン(1日2着まで無料)、ターンダウンサービス、ウェルカムフルーツアメニティなど盛りだくさん。
今回SingaLifeスタッフはRISEで朝食を頂きました。
ずらりと並んだ、和洋中、インドにマレーとありとあらゆる料理があります。圧倒的な量です!品揃えも日によって入れ替わりがあるので、連泊しても大丈夫ですね。
ジュースやパンだけをとっても選べないくらいあり、中でも特製ラクサや朝食では珍しいインド料理に目が行きます。
スイートなら悩む必要なし!
夕食、昼食以外はほとんど宿泊費に含まれるので、悩む必要もありません。また病気になっても、お買い物の相談も全てヘルプしてくれるバトラーサービスは心強い限り。Limさんのように仕事に誇りを持ち、お客様への一歩踏み込んだサービスを心がけるスタッフが24時間対応してくれます。
送迎サービスもどちらか片方のみというホテルもあるのに、マリーナベイ・サンズは往復。最初と最後もきっちりと締めてくれます。
現在、The Paiza Collection は一般の宿泊は開始していませんが、待ちきれないお客様が今か今かと心待ちにしているようです。
Sands Premier Room
Sands Premier Roomは、Sands Premier Suite、Sands Premier Studioと並び、美しく改装されたThe Sands Collectionに含まれるお部屋です。スタイリッシュなインテリアが印象的。ここで当日SingaLifeが宿泊したSands Premier Roomもご紹介します。
こちらも新しく完成したお部屋で、明るくさわやかなインテリアです。もちろん最新の75インチのテレビとスマート・テクノロジーを備えています。
無料のコーヒー、紅茶以外に、スナック、豊富なセレクションのワイン、ビールなどのドリンクやアルコール類、人気のプレミックスのカクテルトローリーもあります(有料)。
バスルームには、ゆったりとしたバスタブ、2台の洗面台があります。
バスアメニティはサルヴァトーレ・フェラガモと豪華。居心地のいいお部屋です。
The Sands Collectionのご予約はこちらから。
インテグレートリゾート、マリーナベイ・サンズはホテル以外も充実!
マリーナベイ・サンズの魅力はホテルだけではありません。エンターテイメントの全てが揃うのがマリーナベイサンズです。今回はアートサイエンス・ミュージアムとスカイパーク展望デッキに注目!
ユニークなイベント満載!アートサイエンス・ミュージアム
アートサイエンス・ミュージアム では、ディレクター(展示、パブリックプログラム、ミュージアムサービス) Adrian Georgeさんにご案内いただきます。
・Sensory Odyssey: Into the Heart of Our Living World
アートサイエンス・ミュージアムにはteamLabによる常設展Future Worldほか、数か月ごとに変わるエキシビジョンがあります。今回は期間限定で開催中のセンサリー・オデッセイをご案内してくれました。
「2023年5月27日から10月29日まで開催しているこのエキシビションは、没入型の展示会です。来場者は、音や映像だけでなく、場所により異なる気温、そして香りによる体感ができます。センサリー・オデッセイは、パリを拠点とするセンサリー・ODチームによって最初に作られました。フランス自然史博物館と協力し、パリで初めて発表されたものです。それを拡大しアフリカのサバンナから北極圏まで7つの異なる生態系を網羅した展示にしました」とAdrianさん。
早速ご案内していただくと最初に体験するのは、アフリカのサバンナ。動物園で感じるような動物の匂いに包まれます。暗闇に響く轟音から水の音まで、本展で展示される音は、パンデミック発生前後の2年間に録音されたものです。
なお、その他の場所でも映像も音響も1箇所を除き、全て自然の中で撮影、録音しています。だからとてもリアルで、実際にそこを訪れたような気分になります。
映像は8Kから12Kで撮影したので、虫の繊細な色合いや体毛、鱗粉までクリア。正直筆者は虫は苦手なのですが、その美しさには圧倒されました。またAdrianさんによるとミツバチの受粉がなければ、地球上の3分の1の食物がなくなるとか。
人間にとっても大切な仲間であるミツバチの受粉の様子も見えます。虫だけでなく、花々や植物の細かい形状など興味深いものばかり。
その他にもコウモリの洞窟での、超音波が反響する様子の映像や北極圏の氷山の溶けていく音などもあります。またビニールが口に引っかかったまま泳ぐクジラの姿など、環境破壊の現状も余す所なく、真摯に撮影しています。心痛いものですが、あえて映像に残してメッセージとして警鐘を鳴らしています。
展示の最後には、各展示に深い造詣をもつ、シンガポールの科学者や識者たちによるコーナーもあります。そこでビデオを見た後、興味があればイーストコーストパークへ行ったり、ジュロンレイクガーデンへ行き自然の中の都市である、シンガポールで今回の展示を感じることへとつなぐこともできます。お子さんたちにとっても自然や地球の未来について考えるいい機会となりますね。
来館者は葉の形をした紙にメッセージを書いて、ギャラリーにある大きなマングローブの木に葉を貼り付けます。これによりアートサイエンス・ミュージアムとWWFシンガポールがマレーシアに本物のマングローブの木を植樹する活動を支援します。最終的には2万本の植樹ができるそうです。自分の気持ちが地球の未来へとつながる。アクションの大切さを知る機会にもなる、すばらしい試みですね。
予想を超える好評ぶりで、何度も訪れる方もいるとか。確かにそれも納得のエキシビションです。シンガポールでの展示が終わったら世界で順次公開していきます。日本へ行く日も近いのでは。これからも続々と興味深いエキシビジョンを行っていくアートサイエンス・ミュージアム。目が離せません。
Sensory Odyssey: Into the Heart of Our Living World 開催期間:2023年10月29日まで 時間:10:00-19:00(最終入場 18:00) 料金:在住者 大人 S$21、子ども S$17、観光客 S$24、子ども S$19 チケットはこちら |
3つの国を臨む、スカイパーク展望デッキ
マリーナベイ・サンズにある5つのアトラクション
・スカイパーク展望デッキ ・アートサイエンス・ミュージアム ・デジタルライトキャンバス ・サンパンボートライド ・スペクトラ光と水のシンフォニー |
などのアトラクション担当ディレクター Jason Teoさんに、スカイパーク展望デッキをご案内いただきます。
「長さ66.5mの展望デッキは、片持ち梁構造としては世界最長。ユニークなのは、1度に3つの国が見えるところ。シンガポールはもちろん、約25km離れたマレーシアのジョホールバル、30km離れたインドネシアのバタムが見えます。もちろんマリーナベイに広がるすばらしい景色も眼下に広がります。
ご存知のようにシンガポールは小さな国ですが、より多くの土地が必要で、埋め立てを行い国土を広げてきました。マリーナベイ・サンズが立っている場所も埋め立て地です。またシンガポールの西の方、北、東も見渡せます。
スカイパーク展望デッキは11:00から17:00まではいつでも体験できます。
Jasonさんがおすすめする最高の時間帯は、沈む太陽が眺められる19時過ぎだそうです。天気が良ければシンガポールのスカイラインに沈む黄金の太陽が眺められると言います。その体験をアップグレードするならSunset in the Sky。
新しく始まったイベントで、スカイパーク展望デッキへの優先入場、専用席、Wolfgang Puckのチョコレートとシャンパン、またはモクテル。プレミアムフォトブック付きでS$88。18:00からゆっくりとシャンパンを味わいながら日が沈むのを待つ、すばらしい思い出になりそうです。席に限りがありますので、ご予約はお早めに!
Sunset in the Sky 開催日時:毎週木〜日 18:00-21:00(最終入場19:30) チケットはこちら |
サイレントディスコ
出典:Palago’s Silent Disco Full Moon Party
そしてユニークな月1回土曜日に開催されるイベントがサイレントディスコ。ヘッドフォンを装着して3人のDJから選び、音楽を聴きながらダンスムーブに身を委ねる。Pelago’s Silent Disco Full Moon Partyのユニークなところは、違う音楽を聴きながら一緒に踊るところ。そして大音量の音楽が鳴り響かないところでしょうか。
屋外ということもあり、開放感は最高。もちろんアルコールやドリンク、軽食類もCe La Vie提供のカウンターもあります。
限定イベントが好評で、現在は月1の定期イベントになりました。次回のイベントは9月30日です。22:00から2:00まで思いっきり発散しましょう!
Pelago’s Silent Disco Full Moon Party 開催日時:毎月最終土曜日 22:00-2:00 チケットはこちら |
その他にも21:00の一般公開終了後のイベントが続々登場予定です。その中の1つは12月31日のカウントダウン。まだ詳細は発表されていませんが、時々WEBサイトをチェックすると見逃すことはないかも。マリーナベイで上がる花火を見下ろす体験は貴重です。
もちろんF1レースの際にはNight Race In The Skyという特別なイベントがありますので、ぜひチェックしてください!56階から俯瞰で見るナイトレース。スカイパーク展望デッキからしか味わえない風景です。もちろん宿泊すればお部屋から眺められます!
その他にもお楽しみは満載!
出典:Marina Bay Sands ※タワー4はこんな感じに。
この他にも世界中のハイエンドから人気のブランドまで揃ったザ・ショップス、世界の味を味わえるレストラン、すばらしいショーを楽しめるサンズシアター、イベントプラザで毎晩15分間、水上で行われる無料の屋外イベント、「A Light & Water Show Spectrum」など、今回ご紹介できていない場所もあります。そして進化し続けるマリーナベイ・サンズには続々と見どころが増えていきます。
そんなマリーナベイ・サンズは行くたびに何か新鮮な驚きがあるはず。SingaLifeでは随時ご紹介していきますので、どうぞお楽しみに!
Marina Bay Sands Hotel 住所:10 Bayfront Avenue, S018956 最寄り駅:Bayfront駅 営業時間:お店により異なります 休日:無 電話:6688 8888 WEBサイト |
●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。
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この記事を書いた人
林じゅん子
長崎県出身。バブル期の東京で浮かれて過ごし、そのままシンガポールへ。気がつけば20数年!香港映画がきっかけでアジア芸能にはまり、シンガポール初日本人芸能記者(自称)に。ラジオ、雑誌ともに芸能一筋、出会った芸能人は数知れず。 現在はエンタメ以外の3大好物、イケメン、おいしいもの、アニマルネタ目を光らせる。期間限定&新製品にも目がない、ローカルどっぷりジャパニーズ