シンガポール公益事業庁、世界最大級の海水脱炭素化プラント建設

シンガポールは海水から二酸化炭素(CO2)を除去する世界最大級のプラント『Equatic-1』を建設する。(CO2を回収することで)海水が大気中から吸収できるCO2量が増すという。

米スタートアップ企業エクアティックにより設計されたCO2除去技術は海水淡水化プラントから海水を引き上げ、電気分解によってCO2を除去するというもの。当地の水事業を担う公益事業庁(PUB)は、工費2000万米ドル(S$2700万)の本施設が2025年のフル稼働後には年間3650トン余りのCO2を回収することが可能だとしている。

島内北部トウアスとロサンゼルスにて昨年4月から試験プラントが運用されていたが、その成功を受け、本格的なプラント建設計画が決まった。

『Equatic-1』は今年最終四半期に1日のCO2回収量1トンで稼働を開始し、2025年第2四半期までに回収能力を10トンへ引き上げる計画だ。


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SingaLife編集部

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