JCI City Singapore 75代理事長に安田哲さんが就任!
青年会議所(Junior Chamber International、以下JCI)といえば、18歳から40歳までの、若手リーダーを育成することを目標とした団体です。シンガポールでは1949年に設立、現在City、Orchid、Marina、Mandarinの四つの支部(LOM)があります。
2024年2月17日には、JCIシティの新年式典と理事長交代式及び役職者の就任式が開催されました。国会議員(Member of parliament)のXie Yao Quan氏などVIP以外に、多くの姉妹LOM及び海外から150名が参加。華やかな式となりました。
セレモニーの模様
会場で談笑する安田理事長
今年の理事の皆さんはシンガポールらしく日本人、ミャンマー人、マレーシア人など多国籍なチーム
晴れ舞台に駆けつけた安田理事長のご両親も含めご家族でお祝い
東京、神戸を含む世界各地域からゲストが参加!
前年の理事長から安田哲さんへとバトンが渡されました
第75代理事長 安田哲(やすだ あきら)さん
出典:JCIシティ青年会議所
就任式では、「青年会議所では、毎月の活動を通じ、自分や組織、そしてコミュニティを変える力を身につけ、社会により良い変化を起こす方法が学べます。
また、普段の仕事や生活の中で身に付く能力と得られる人脈には限界があり、より早く成長するためには、普段とは異なる活動を行い別の属性の人たちと会い、コンフォートゾーンを超えていくことが必要です。青年会議所には、このような原体験ができる教育プログラムが多数あります。
「無茶振りは人を成長させる」とはよく言ったものですが、やったことをないことをすることで、新たな能力が得られるのです。そして、一人では実現不可能なことも、皆で手を取り協力すれば、多くのことを成し遂げられます。どんな困難が訪れようとも、仲間が入ればNothing is Impossibleということを、私は青年会議所の活動を通じ学びました。そして、シンガポールはもとより世界中に友人ができ、その結果仕事も順調に進むようになりました。
ぜひ一緒に、シンガポールから世界をよくしていきましょう!」といった内容を英語でスピーチされました。
シンガポールに日本ファンを増やす
安田さんがシンガポールに移住したのは、2014年。日系企業の海外進出支援企業、Vintage Management Pte Ltdを創業。これまで500社以上の海外展開を支援、現在はシンガポールを拠点に、東南アジア市場のマーケティング戦略などを行っています。
3人目日本人理事長
安田さんによると、JCIシティでは、1994年、2000年に続き、安田さんが3人目の日本人理事長です。現在世界に約14万人の現役青年会議所メンバーがいますが、日本人で海外の青年会議所の理事長を務めているのは安田さんのみ。シンガポールJCIは、シンガポールらしいグローバルな団体といえます。
JCIとは
自由な社会と経済発展を実現し、新しい社会をリードするにふさわしい人材育成を目的として、1915年にアメリカ・ミズーリ州セントルイスに生まれた小さな青年活動グループから始まったJC。その活動が認められ、アメリカの社会的活動を担う主要な青年団体へと発展しました。1944年には「積極的な変革を創り出すのに必要な指導者としての力量、社会的責任を培う機会を若い人々に提供することにより、地球社会の進歩発展に資すること」を使命に、アメリカ、コスタリカなどの8カ国によって国際青年会議所(JCI)が発足。
JCIメンバーは、18歳から40歳までの年齢制限があり、また各JCIの理事長をはじめ、すべての任期は1年です。会員は1年ごとにさまざまな役職を経験することで、豊富な実践経験を積むことができます。JICメンバーはOB含め、各界で社会に貢献しているそうです。知事、市長、地方議員など、世界のリーダーとして活躍しています。
JCI シティの活動内容
青年会議所ではIndividual、 Business、 CommunityそしてInternationalという4つの活動の軸があります。活動内容は、青少年の育成、ボランティアなど多岐にわたり、各地区でさまざまな取組(講演会やチャリティイベントの企画など)を主催しています。地域住民や企業、政府と手を携え、リーダーシップスキルを磨きます。2024年のJCIシティの活動では、「地球環境保護」などをテーマに、月に1回以上のイベントを主催しています。パブリックスピーキングや会議運営、プレゼンテーションなどのリーダーとしてのスキルも学べます。
多忙な日々
安田理事長就任から2か月少々経ちましたが、多くの業務をこなしています。2月28日”Secret of Success”を学ぶセミナーの主催、3月1日フィリピンにある姉妹LOMの新年式典及び現地女性刑務所自立支援プロジェクトへの参加、3月10日シンガポールで現在企画中の能登半島震災チャリティイベントの打ち合わせ。3月15日には、コタキナバルの経済的に恵まれていない子ども達を支援するプロジェクトの打ち合わせなど、多忙な日々です。
ここで安田さんよりメッセージをご紹介します。
「シンガポール在住の40歳以下のみなさん、せっかくシンガポールに住んでいるのですから、もっと現地コミュニティに貢献しながら現地の人脈を広げ、新たな経験を一緒に積みませんか。まずはお気軽にお問い合わせください」 |
と歓迎のメッセージをいただきました。
ビジネスチャンスをつかむ
SingaLifeが会場で感じたのは、参加者が皆さん若くパワーにあふれていること。あちらこちらで談笑しつつ、助け合い一緒に未来を切り開くそんな仲間に出会えるのでは、と思わせます。若い時代の貴重な出会いは、ビジネスチャンスにもつながります。シンガポールで働くみなさん、せっかくのチャンスです。40歳のタイムリミット前に未来まで繋がる強いネットワーク構築のためにJCIシンガポールに参加されてみてはいかがでしょう?
JCI City Singapore 住所:#04-01, Midland house, 112 Middle Road S188970 |
●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。
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この記事を書いた人
林じゅん子
長崎県出身。バブル期の東京で浮かれて過ごし、そのままシンガポールへ。気がつけば20数年!香港映画がきっかけでアジア芸能にはまり、シンガポール初日本人芸能記者(自称)に。ラジオ、雑誌ともに芸能一筋、出会った芸能人は数知れず。 現在はエンタメ以外の3大好物、イケメン、おいしいもの、アニマルネタ目を光らせる。期間限定&新製品にも目がない、ローカルどっぷりジャパニーズ