シンガポールとジョホールバル間の一般人の往来の再開は後ろ倒しも。二カ国協議は、新型コロナの感染拡大で2週間延期

シンガポールとマレーシア両国は、国境をまたぐ移動の再開について8月10日を目標に再開させるとのアナウンスが先日ありましたが、ここ最近の新型コロナウイルスの感染者拡大を受けて、往来再開に向けた協議は2週間延期となりました。そのため、一般旅行者は8月10日の往来再開も厳しい見通しです。

シンガポールのBalakrishnan外務大臣は、マレーシアとの協議を終えてから「往来再開がすぐに実現するとは思えない」と名言しています。その上で「両国の新型コロナウイルスの感染状況を2週間ほど注視して、再開時期を決めたい」と述べています。

Balakrishnan氏は7月26日の朝、ジョホール・シンガポールコーズウェイの中間地点でマレーシア側の外務大臣Hishammuddin氏と会った後移民局で記者に明らかにしました。

協議では、両国の大臣は、公務またはビジネス上必要な相互出張を認める「相互グリーンレーン」と定期的な往来を認めることでは合意。ということは申請が8月10日に開始されることを意味しています。

Balakrishman氏は、往来可能になるのは会社の経営責任者などの幹部、またはビジネス交渉をする人たちになるだろうと述べています。

また、通勤のために越境する労働者に向けた「定期的な通勤パス」を用意し、長期滞在を保持しているシンガポールとマレーシアの居住者は、仕事で往来することも、3ヶ月勤務した後は短期帰国として自国に戻ることもできるようになる見通しです。

間もなく、往来に関する詳細や医療的なプロセスは公開されるものの、両国を出発する際にも入国する際にもそれぞれPCR検査が必要です。

往来者はPCR検査の結果を待っている間は隔離され、陰性だと判明してから移動を始めることができます。わかった時点で旅行行程に進むことができるそうです。

一般者の旅行はまだまだ先かと思われますが、私たちの身近であるシンガポール・マレーシア間の往来でも新しい兆しが見えてきました。

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SingaLife編集部

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