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ホーカーセンターでの食器の放置が病気の原因に!?クリーンテーブルキャンペーン開始

シンガポールで庶民の胃袋を支える屋台街「ホーカーセンター」。そのホーカーで、食後の食器やトレーが指定された場所に返却されず、テーブルに置いたままという光景を見たことある方は多いのではないでしょうか?シンガポールが抱える長年の課題とも言うべきこの問題を解決するために政府も本腰を入れています。

散らかったテーブルは食事スペースを確保するのに不便なだけではありません。シンガポールの公衆衛生研究者のマシュー・チュア氏によると、トレーや食べ残した食器をそのままにしておくと、細菌が繁殖し、これらに触れる人にサルモネラ菌、動物媒介ウイルス、さらにコロナウィルスなどの病気を伝染させる可能性があるということです。

Public HygieneCouncilの会長であるエドワード・シルヴァ氏は、残飯からのバクテリアは、シンガポールの温暖な気候の中で蔓延しやすく、有害な微生物の繁殖を加速させる可能性があると述べています。

シンガポール国家環境庁(NEA)は、テーブルを清潔に保つことの重要さは知ってはいるものの実際に行動に移すことの間に「ギャップ」があると述べ、ホーカーセンターでトレーが返却されないという長年の問題を浮き彫りにしました。

2020年末に実施された調査では、回答者の90%が「食事をした後テーブルを片付けるべきだ」と述べているのに対し、ほとんどのホーカーセンターでの平均トレー返却率は、現在約30%にすぎません。

NEAとシンガポール食品庁はこのギャップを埋めるために、使用済みティッシュや使い捨てのカトラリーを片付け、トレーや使用済み食器を返却することで、テーブルを清潔に保つように呼びかけるクリーンテーブルキャンペーンを開始します。

ポスターや音声によるアナウンスは、今月から111のホーカーセンター、コーヒーショップ、フードコートすべてで段階的に展開される予定です。また、今後より多くのトレー返却ラックがホーカーセンターに設置されるということです。

食後のテーブルは清潔にしてから席を立つ、ということがスタンダードになりそうです。うっかりそのままにしてしまわないよう気をつけましょう。


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