SCDFのレスポンスタイムが最大20分に
「緊急性の低い」995番通報対応で7月31日に新方針導入
シンガポール民間防衛隊(SCDF)は7月31日より、995番通報の通報内容が“低度の緊急性と判定される”場合、救急車の待ち時間が最長20分程度になると発表した。
SCDFは「低度の緊急性」が不急とみなされるケースだとし、その事例として、軽度/浅達性の熱傷や患者の意識障害を伴わない低血糖などを挙げている。
SCDFによると、現在、不要不急の通報数は1日あたり12件程度で、通報1件に付き、救急車の出動から患者の病院搬送を完了するまで平均75分かかっているという。緊急性の低い通報に関する新方針に伴い、この時間が95分まで増える見込みだ。
SCDFは不急の通報対応時のレスポンスタイム延長が救急医療サービスのリソースと救急車の柔軟な優先順位付けを可能にするとしている。また、不急の救急通報であっても、患者の容体悪化に関する2度目の通報を受信した際には速やかに救急車を出動させるとのことだ。
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この記事を書いた人
SingaLife編集部
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