【東京不動産に聞く!】どうやって選ぶ?シンガポールの住宅選び完全ガイド | エリア情報から契約の流れまで、詳しく解説

シンガポールでの住宅選びは、エリアや契約条件に関して多くのポイントを押さえる必要があります。この記事では、シンガポールの一般的な住居のタイプ、エリア選びのコツ、契約時の注意点まで詳しくガイドし、東京不動産がサポートするスムーズな住まい探しの方法をご紹介します。
 


どのような住居タイプがある?

日本人を含む外国人駐在員の多くはコンドミニアムに居住しています。これらの物件は主に1~3ベッドルームが多く、賃貸契約は基本的に2年契約が主流で、特別な事情がない限り途中解約はできません(詳細は後述)。

滞在期間が1年程度の場合や特に単身者の方などは、サービスアパート(ハウスキーピングや家具・家電つき)を選択される場合もあります。


エリア情報

シンガポールは東京23区程度の小さな国ですが、それぞれエリア毎に特徴があります。ご自身の生活スタイルや、通勤・通学エリアへのアクセスなどを鑑みて決定されると良いでしょう。

シンガポールの主なエリアと特徴

 

日本人学校通学をお考えの場合の注意点

シンガポールの日本人小学校は東のチャンギ校と西のクレメンティ校の2校があり、学区制が敷かれています。居住地によってどちらに通学するかが決まっており、越境は認められていません。また、日本人中学校は西に1校のみとなるため、小学校高学年のお子様は将来を見据えた考慮が必要です。

通学バス利用をご希望の場合は、ピックアップポイントのコンドミニアムをお選びいただくことをおすすめします。詳しくは日本人学校のHPをご確認ください。


希望条件の考え方

家族構成、生活スタイルなどを踏まえ、大事にしたいポイントを箇条書きにして優先順位をつけてみることが必要です。以下は良くある希望条件の一例です。

間取り、面積、築年数(一般的に古い物件ほど面積は広い場合が多いです。)
希望のエリア(前述)
通勤・通学アクセス(MRTの路線、スクールバスストップなど)
生活利便性(駅近、日系スーパーが徒歩圏、中心地までのアクセスなど)
環境面(日本人コミュニティの距離感、外食、周辺の雰囲気)
その他特有条件(ペット可、駐車場つきなど)

 

契約までの流れ

1、ご希望条件のヒアリング
基本的な賃貸条件やご希望をヒアリングの上、条件に合致する物件を仲介業者がリストアップし、内覧のアポインメントを取ります。

2、物件内覧
1日に4-5件程度の物件を内覧します。現居住者の住んでいる状態で内覧する場合も多いのが日本と異なる点です

3、契約手続き、手付金入金
入居意思と希望条件を記載したレターオブインテントを発行し、手付金(賃料1か月分)を入金します。レターオブインテントは同時に複数出せないので物件は1つに絞る必要があります。

4、本契約、ご入居
契約が確定したら、賃貸借契約書(テナンシーアグリーメント)を締結、残りの敷金、1か月分の前家賃、印紙税、仲介手数料をお支払いいただき、契約完了となります。

内覧〜契約までの詳しい流れは、こちらの記事をご覧ください。
シンガポールでの住宅探しに密着!東京不動産で内覧の様子から入居までの実際の流れを紹介

 

おさえておくべき注意事項

シンガポールでの住居賃貸契約には、日本とは異なるいくつかの重要なポイントがあります。契約条件や賃貸契約の詳細、手続きの違いを事前にしっかり確認することが大切です。特に賃貸期間や解約条件などに注意し、慎重に契約を進めるよう心がけましょう。

中途解約条項(ディプロマティッククローズ)

転勤などの個人の意思以外で国外に引っ越しをせざるを得なくなった場合に限り、中途解約が可能です。

ただし、最低12か月以上貸借した後、2か月前に事前解約予告を文書にて家主に通知することが一般的に義務付けられているため、事実上最低14か月は賃料の支払いが発生します。

また、この条項を行使して中途解約をする場合、ペナルティとして貸主が支払った仲介手数料のうち、残存期間相当分の支払い義務も発生します。

小規模修繕条項(マイナーリペア)

日本の感覚では修繕費用は家主負担が一般的ですが、シンガポールの場合、契約開始後2か月目以降に発生した不具合については、1箇所1回の修繕につき、賃貸借契約書で定められている一定の金額までは借主負担となります。

ただし、借主の過失による修繕費用は全額借主負担となります。

エアコンメンテナンスの実施

シンガポールは日本と比較してエアコンの使用頻度が多く、最も故障の頻発する設備のため、通常数ヵ月に1回のエアコンの定期点検(フィルターの交換、清掃、その他の部品の清掃など)が義務付けられています。

賃貸契約上、エアコンの定期点検が借主の義務として規定されている場合、定期点検を怠った結果として発生した故障は貸主が修繕費負担を拒否する場合もあります。

退去時のトラブルを避けるためにも、点検の際の記録用紙は必ず捨てずに大切に保管してください。


シンガポールでの住まい探しは、東京不動産にお任せを!

シンガポールの賃貸市場は、日本とは慣習や契約内容が大きく異なります。

東京不動産はシンガポール設立40年、日系取引実績No.1の仲介業者として、多くの日本人の皆様にご愛顧いただいております。特に日本人とローカルスタッフが2人1組となり、物件探しから入居後のアフターフォローまで、丁寧にしっかりとサポートさせていただきます。

日本や他国にお住まいの方、シンガポール内でのお引っ越しをご検討中の方など、メールや電話、オンラインでのご相談も可能です。まずはお気軽にご相談ください。


東京不動産(Tokio Property Services Pte Ltd)
住所:20 Kramat Lane #03-12, United House, S228773
電話番号: 6737 5187
E-mail:tps@tokio.com.sg

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●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。




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この記事を書いた人

SingaLife編集部

シンガポール在住の日本人をはじめ、シンガポールに興味がある日本在住の方々に向けて、シンガポールのニュースやビジネス情報をはじめとする現地の最新情報をお届けします!

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